- 税理士補助だけど、あえて税理士を目指さないってキャリアプランとしてどう?
- 所長税理士や、同僚スタッフからはどういう評価をされる?
会計事務所で働く人の多くは、将来的に税理士を目指す社会人受験生です。
ただ、すべての人が税理士を目指しているわけではありません。
会計事務所のスタッフ職員として力を発揮し、やりがいをもって働いている人はたくさんいますよ。
特に、スタッフ20名以上の中堅〜大規模な会計事務所では、
スタッフの半分以上が「税理士を目指していない」というケースもあります。
特に女性職員やパート職員の方などは、あえて税理士資格は目指さず、
プライベートとの両立を重視しながら働く人が多いですね。

税理士補助という仕事は、クライアントである中小企業経営者を支える重要な仕事です。
税理士資格を持っていなくても「この人が担当なら安心」と言われるスタッフはたくさんいますね。
逆に言えば、税理士有資格者でも「別の担当者に替えて」とクライアントから出禁を食らってしまうケースは普通にあります。
クライアントにとって、税理士資格の有無とかなんて、わりとどうでもいい情報だったりしますからね。
ただし、会計事務所という職場で「あえて税理士を目指さない」という選択することにはメリットとデメリットの両方があるのも事実です。
このブログ記事では、会計事務所でのキャリア構築方法についてリアルな現実を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
税理士補助が「あえて税理士を目指さない」ことで得られるメリット
↓会計事務所で働く税理士補助が、あえて税理士試験合格を目指さないことで得られるメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
それぞれの内容について、順番に見ていきましょう。
① 会計税務の現場スキルを身につけることに集中できる
税理士を目指さないことで得られる大きなメリットは、純粋に「実務に集中できる」という点です。
税理士試験の勉強はとてもハードで、1科目あたり1,000時間以上の勉強時間が必要といわれています。
仕事が終わってから夜に勉強、休日も図書館や予備校にこもる……そんな生活を何年も続けるのは、正直かなり大変ですよね。
一方で、試験勉強に時間を割かない分、現場の仕事を深く理解できるようになります。
お客様の会計データにじっくり向き合い、実務経験から学べることも多いです。
実際、現場を長く経験している人ほど、「資格よりも実務の積み重ねが一番大事」と話します。
会計ソフトの操作や税務書類の作成、クライアント対応など、現場で鍛えられるスキルは一生モノです。
勉強よりも、仕事そのものにやりがいを感じるタイプの人には、この働き方が合っています。
② 所長税理士から見ると「税理士を目指さない人=独立される恐れがない人」
税理士事務所の所長から見たとき、実は「税理士を目指さない人」は歓迎されることも多いです。
なぜかというと、所長側の本音として「優秀な人材が資格を取って独立してしまう」リスクを常に抱えているからです。
つまり、税理士を目指していない人は「長く勤めてくれる人」として見られやすいというわけですね。
私の知っている税理士事務所でも、「資格を取る気がないスタッフのほうが安心して仕事を任せられる」と話す所長がいました。
もちろん、税理士を目指す人もモチベーションが高くて素晴らしいですが、勉強との両立で急に退職するケースもあります。
その点、税理士を目指さない人は腰を据えて働いてくれる傾向があるため、事務所の安定運営に貢献してくれるんです。
要するに、「資格がない=マイナス」ではなく、「独立しない=プラス」と見なされることもあるということです。
特に中小の会計事務所では、こうした「定着してくれる人」を求める傾向が強くなっています。
だからこそ、税理士を目指さない人でも安心して働ける場所は、今の時代けっこう多いんですよ。
会計業界全体で人材不足が深刻化している中、「資格がなくても現場を支えてくれる人」は本当に貴重な存在なんです。
③ プライベートに余裕を持てる
税理士試験の勉強をしている人にとって、時間のやりくりは大きな課題です。
働きながら毎日数時間の勉強を続けるのは、想像以上に大変なんですよ。
その点、税理士を目指さない働き方を選べば、仕事後や休日を自分のために使えます。
家庭を大切にしたい人、趣味の時間を持ちたい人、別の資格やスキルを学びたい人など、自由な時間を確保できるのは大きなメリットです。
特に、会計事務所の中には「税理士受験生のために残業を減らしている」という職場もあります。
つまり、勉強していない人は業務を多く任されるケースもあるということ。
とはいえ、それは信頼されている証でもあります。
仕事に集中しつつ、プライベートも充実させたい人にはぴったりの働き方ですね。
④ 即戦力の税理士補助として転職市場で高く評価される
実務経験を積んだ税理士補助は、転職市場でも需要が高いです。
特に、複数のクライアントを担当した経験や、申告書作成までできるスキルがあれば、即戦力として重宝されます。
資格を持っていなくても、経験年数とスキルで評価されるケースが多いのです。
実際、会計事務所や企業の経理・コンサル部門では「資格よりも実務力」を重視する傾向が強くなっています。
また、税理士事務所の中でも、採用基準が「簿記2級以上・実務経験あり」であることが増えています。
こうした背景もあり、税理士を目指さずにキャリアを築いている人の市場価値は、決して低くありません。
「実務で勝負する」という考え方が、今の時代には合っているのかもしれませんね。
⑤ クライアント先社長との人間関係構築に時間をさける
税理士試験の勉強に追われていると、どうしてもお客様対応の時間が限られます。
その点、税理士を目指していない人は、目の前の顧客対応にしっかり時間を割けます。
これが意外と大きな強みなんです。
税理士補助は、社長や経理担当者と直接やり取りをする機会が多い仕事です。
数字だけでなく、人との信頼関係が非常に重要になります。
「この担当さんじゃないと困る」と言われるようになると、仕事のやりがいも大きくなります。
また、人間関係を築く力は、転職後やキャリアアップの場面でも役立ちます。
勉強に時間を取られないからこそ、現場での信頼関係づくりに全力を注げるのも、税理士を目指さない働き方の大きな魅力です。
税理士を目指さない税理士補助が知っておくべきデメリットや注意点
どんなキャリア選択にも、メリットとデメリットの両方があります。
税理士補助だけど、あえて税理士を目指さないという選択をする場合にも、いくつか注意しておきたい点があります。
↓具体的には、以下のようなことがデメリットになりますね。

こうしたデメリットについて理解しておけば、リスクを最小限にしながら、安定的にキャリアを築いていくことができますよ。
① 事務所によっては無資格者差別がある場合も
すべての会計事務所がそうではありませんが、なかには「税理士資格を持つ人」を中心に評価する風土の職場もあります。
たとえば、資格を持つ人が昇給や昇進で優遇されることは、業界では珍しくありません。
そのため、税理士を目指さない人にとっては、キャリアの上限が決まっているように感じる瞬間もあるかもしれません。
ただ、最近では「資格よりも実務経験を重視する」会計事務所が増えています。
人材不足の影響もあり、実務を回せる人材こそ重宝される傾向が強まっています。
もしあなたが働いている事務所が「資格偏重」なら、別の職場に移るという選択肢も十分にアリです。
大切なのは、自分の努力や経験を正当に評価してくれる職場を選ぶことですね。
② 専門性を広げないとキャリアの幅が狭まる
税理士を目指さない場合、専門性をどのように広げていくかが重要なポイントになります。
なぜなら、税理士資格を持たない限り、できる仕事の範囲には限りがあるからです。
特に、税務相談や署名業務などは法律上、税理士しかできません。
そのため、専門分野を少しずつ広げておくと安心です。
たとえば、相続税・資産税・経営支援・補助金申請などの知識を身につけておくと、事務所内でも重宝されます。
また、Excelスキルや会計ソフトの操作に強くなるだけでも、業務効率がぐっと上がります。
資格がなくても、スキルを磨くことで自分の市場価値を高められるんです。
税理士を目指さないからこそ、「専門性×実務力」の両方を育てる意識が大事になりますね。
③ 会計事務所は小さな組織であることを理解しておく
多くの会計事務所は、10人以下の小さな組織です。
そのため、ひとつの事務所でのキャリアアップだけを考えていると、限界が来る可能性もあります。
所長税理士の引退や高齢化、体調不良などによって、事務所が突然閉鎖されることもあります。
実際、そうした理由で転職を余儀なくされた人も少なくありません。
だからこそ、どんな環境でも通用するスキルを身につける意識が大切です。
会計や税務の知識を実務ベースで磨いておけば、別の事務所や一般企業でも即戦力になれます。
「どこでも働ける力を持つ」ことが、無資格でもキャリアを守る最大の武器になります。
ひとつの職場に固執するより、「自分のスキルで生きる」という視点を持っておくと安心ですよ。
④ 勤務先によって業務負担や働き方が大きく違う
会計事務所といっても、働き方や雰囲気は本当にさまざまです。
繁忙期に残業が多いところもあれば、残業ゼロを徹底しているところもあります。
また、担当件数や仕事内容の分担ルールも事務所によってまったく違います。
求人票や面接だけでは分からない部分も多いので、実際に働いている人の口コミをチェックするのがおすすめです。
税理士を目指さない人は、勉強時間よりも「働く環境の質」を重視する傾向があります。
そのため、入社前に職場の雰囲気を見極めることが大切なんです。
「自分のライフスタイルと合っているか?」という視点を持って職場を選ぶと、長く続けやすくなります。
⑤ クライアントから税理士資格の有無を聞かれる場面もある
税理士補助として働いていると、顧問先の社長や経理担当者から「税理士資格はお持ちですか?」と聞かれることがあります。
悪気がある質問ではないのですが、少しプレッシャーを感じる場面ですよね。
そのときは「最終的には代表である所長税理士がチェックを行い、申告書に代表印を押します」「私自身も、担当として責任を持って対応します」と伝えるのがポイントです。
実務経験が豊富であれば、クライアントも安心して任せてくれます。
結局のところ、信頼を築くのは資格ではなく日々の対応力なんです。
丁寧なコミュニケーションを心がけていれば、資格の話題も自然と気にならなくなっていきますよ。
税理士を目指さない税理士補助が目指せるキャリアプラン
税理士を目指さない税理士補助が目指せるキャリアプランについて解説します。
税理士を目指さない働き方でも、キャリアの選択肢は意外と多くあります。
資格を取らなくても、実務経験を積めば「この人がいないと困る」と言われるレベルまで成長できるんです。
ここでは、現実的かつやりがいを感じられる3つのキャリアパスを紹介します。
① ひとつの会計事務所内で「所長税理士の右腕」的な存在を目指す
最も王道なのが、今の会計事務所で経験を積みながら、所長税理士の右腕として信頼を得ていくルートです。
長年同じ事務所で働くことで、顧問先や所長との信頼関係が深まります。
税理士資格がなくても、ベテラン補助職員としてリーダー的な立場に立つことは十分可能です。
実際、20年以上同じ事務所で勤務し、年収600万円以上を得ている方もいます。
こうした方々は、まさに事務所運営を支える縁の下の力持ちです。
税理士を目指さない分、業務を安定的にこなし、周囲からの信頼を積み重ねていけるのが強みですね。
また、経験を重ねることでクライアント対応や後輩指導など、より多彩な業務を任されるようになります。
地に足をつけて長く働きたい人にとっては、理想的なキャリアパスです。
② 複数の会計事務所を渡り歩き「自分のウデ一本」で食う職人を目指す
もう一つの選択肢は、さまざまな会計事務所を経験してスキルを広げる“職人気質”のキャリアです。
ひとつの事務所にとどまらず、数年ごとに環境を変えることで、幅広い業務に触れることができます。
会計ソフトの違いや顧問先の業種ごとの特徴を理解できるため、応用力がどんどん高まります。
このようなキャリアを積んだ人は、転職市場でも即戦力として高く評価されます。
「どこの事務所でも通用する実務力」を持っていれば、引く手あまたです。
また、フリーランスや業務委託という形で働く人も増えています。
会計事務所をいくつか掛け持ちしながら、自分のペースで働くというスタイルですね。
特に、会計入力・決算補助・確定申告サポートなどの単発案件を請け負う人も多くなっています。
「安定より自由を選びたい」という方には、この働き方が合っているかもしれません。
③ 会計事務所から経理職への転職(顧問先からの引き抜きも)
税理士補助として働くなかで、経理職に転職するケースも増えています。
会計事務所で会計税務の実務スキルを身に付け、その後に一般企業経理として管理職ポジションに就く人は少なくありません。
会計事務所の経験があれば、企業の経理業務にスムーズに馴染めるからです。
また、実際に担当していた顧問先企業から「うちに来ませんか?」と引き抜かれるケースもあります。
信頼関係が築けていれば、そうしたチャンスが訪れることも珍しくありません。
経理職に転職すれば、福利厚生や働き方が安定しやすいというメリットもあります。
まとめ
| 記事内で紹介したポイント |
|---|
| 税理士を目指さない人も多い |
| 現場スキルに集中できる |
| 資格よりも実務力が評価される |
| 所長の右腕として信頼を築ける |
| 経理職などへの転職ルートもある |
税理士補助という仕事は、中小企業の経営を支える大切な存在です。
あえて税理士を目指さないという選択は、決してネガティブなものではありません。
むしろ、自分のライフスタイルや価値観を大切にしながら働く、前向きな生き方といえるでしょう。
所長やクライアントから見ても、「長く続けてくれる」「実務に強い」「人間関係が築ける」という点で、頼もしい人材として評価されるのは間違いありません。
会計・税務の知識を磨きながらキャリアを広げていくことは十分に可能ですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
【実体験談】ブラック事務所の労働環境が地獄すぎた件…

(労働環境が過酷な「ブラック事務所」の実態とは…)
これから働く人も、すでに働いている人も、
会計事務所で働くなら「ブラック事務所」にまちがえて入社しないように注意してください。
会計事務所(税理士業界)って、所長税理士含めて5名〜10名ぐらいの「小さな組織」がほとんどです。
基本的に所長税理士のワンマン経営なので、
その所長税理士の考えがブラックだと、そこで働く職員スタッフは「超絶ブラックな労働環境」で働くことになってしまうんです。
ブラック事務所の労働環境は本当に悲惨です。
↓例えば、私が実際に働いていたブラック事務所の労働実態はこんな感じでした。

- 月給手取り16万円で生活費カツカツ。資格スクール代すら払えない。
- 職員1人あたりの担当顧客数が多すぎて、仕事が激務すぎる。
- 客層が悪すぎて、ヤ◯ザみたいな顧問先社長から脱税の片棒かつぎをさせられる…。
- 新人は「雑用係」でろくに仕事を教えてもらえない。
- 顧客のほとんどが個人事業主で、確定申告時期の業務量が地獄…。
- 所長税理士やベテラン職員のえげつないパワハラが横行。
- 税理士試験の勉強と両立なんてほぼ不可能。3年間で科目合格ゼロ…。
(↑いま思い出しても胃がキリキリしてきます…。)
特にきつかったのが、所長税理士とベテラン職員によるパワハラ/モラハラですね。
ブラックな会計事務所って、所長税理士と職員スタッフが「師匠と弟子」みたいな徒弟制度の雰囲気なところが少なくないんですよ。
ささいなミスで怒号が飛ぶとかは日常茶飯事でしたし、
人格を否定するような罵声をくらいすぎて精神的に病みまくってました。
ブラック事務所に「税理士としてのキャリア」をつぶされる人多数…
あと、ブラック事務所って新人を教育するという文化がほぼないんです。
基本的に職場に放置されて「先輩のやりかたを見ながら覚えて」みたいな感じ。
で、積極的に質問してかないと「お前やる気あんの?」と怒られる。
まだ教わっていないこと、知らない処理でミスしたら「なんでできないの?」と怒鳴られる。
あと、ブラック事務所勤務で、
仕事と税理士試験の両立とかはほぼ不可能ですからね。
優秀だとかそうでないとかの問題じゃなくて、現実問題として勉強する時間がとれないんです。
実際、「何年も働きながら勉強してるのに科目合格ゼロ…」
みたいな人って、ブラック事務所にはいっぱいいますからね…。
こんなふうに、ブラック事務所にまちがえて入社してしまうと、
長い目で見ると、税理士としてのキャリアをつぶされてしまう可能性大です。
本当にしんどい状態になってしまうので、くれぐれも注意してください。
【天国と地獄…】ホワイトな会計事務所も探せばちゃんとある
もちろん、会計事務所のすべてがこういう「ブラック事務所」というわけではありません。
中には職員スタッフの雇用環境を改善して定着率を高め、
どんどん事務所を大きくしていっているホワイトな会計事務所もありますよ。
実際、私も1社目のブラック事務所の業務が限界を超えた時に、
別の会計事務所に転職したのですが、
「ここは天国か…?」みたいなホワイト環境でした。
(というか、転職前が地獄すぎただけなのですが)

↓ホワイト事務所の職場環境は例えばこんな感じ。
- 未経験資格なしの新人でも年収400万円(月給25万円〜)スタート。
- 顧客の「数より質」で高い顧問料を実現していて好業績。
- 法人顧客がメインなので確定申告時期も残業ゼロ。
- ワークライフバランス型の勤務で税理士試験との両立も余裕あり。
- しっかりとした新人研修があり無理なく業務に適応できる
- 売上数十億円規模の大手クライアントもあり貴重な経験を積める
すでに会計事務所で働いている人の中には「そんなホワイトな事務所ほんとにあんのかよ?」って思う人もいるかもしれませんので、
↓実際に募集されているリアルな求人例も見てみましょう。
お給料の相場感からして全然違いますよね。
ブラック事務所の環境に慣れていると、
「会計事務所なんてどこもこんなもんだろう…」って思ってしまいがちなんですが、実際にはそうではありません。
ひとくちに会計事務所といっても、
所長税理士の考え方によって職場環境や社風はまったく違うんですよね。
…
…
と、このように書くと、
「自分の学歴や職歴だと、ホワイト事務所に入るのはきびしいかも?」
「科目合格もまだないし、簿記2級すら持ってないからホワイト事務所に転職は無理?
と感じる方も多いかもしれません。
特に、税理士試験って、社会人になってから勉強を始める人も多い試験なので、
未経験資格なし(科目合格ゼロ)で転職活動せざるをえないケースは非常に多いんですね。
ただ、結論から言うとこれは大丈夫です。
ホワイトな会計事務所の求人って、
探し方さえまちがえなければちゃんと見つかりますし、
意外にハードルは低くて、現時点での職歴に自信がない方でも普通に入社できますよ。
(※ ホワイト求人の探し方は、この次の項目ですぐお教えします)
業界経験2年以上〜などの実務経験者はもちろん、
未経験資格なしの人でも、ホワイトな会計事務所に採用されるケースは普通にあるんです。
以下では、現時点での職歴や資格スキルに自信がない人が、
ホワイト事務所の求人を見つける方法を解説します。

年収高めで働きやすい「ホワイト事務所の求人」を見つける方法
会計職専門の転職サイトとは、会計事務所や経理といった「会計職の求人」だけを掲載している転職サイトのことです。
ひたすら「求人数ナンバーワン!」で勝負してくるリクナビ等と違って、
「この業種・業界の求人ならどこにも負けない!」というかたちで、
求人の質の高さ(年収などの雇用条件)で勝負しているのが特徴です。
逆にいうと、会計職専門サイトは「質の高さ」で勝負しないと、
「求人数ナンバーワン」が売りのリクナビには勝てないんです。

会計職専門サイトでは、ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されていますので、
変な事務所にまちがえて応募してしまうリスクを避けられますよ。
ホワイト事務所の求人は、こういうところで探せば見つかる!
↓会計職専門の無料転職サイトで有名どころでは、ヒュープロがあります。
↓例えば、以下のようなホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
(無料登録で、リアルな求人条件や事務所名、年収も見られます)

- 未経験資格なしでも年収450万円〜の求人
- 実務経験3年以上で年収600万円〜の求人
- BIG4税理士法人を含む大手税理士事務所の求人
- 資産税の実務経験を積める専門事務所の求人
- 会計事務所から経理への転職歓迎の一般企業求人
経理職の求人も豊富にあるので、
会計事務所から経理への転職を目指す人も使えますよ。
ヒュープロは会計職を志す人にとっては「鉄板中の鉄板サイト」です。
求人リサーチにフル活用しましょう。
会計職専門サイトを使えば、ブラック事務所の求人を排除できる理由
会計職専門の転職サイトは、求人の質を確保するために、
求人を出す企業側(会計事務所側)の審査を厳しく行っているのが特徴です。
具体的にいうと、担当のエージェントが実際に事務所に出向いて所長税理士と面談し、
スタッフに対してブラックなことをやってないか?をチェックするしくみがあります。
大手転職サイトのリクナビとかハロワだと、
求人数が膨大すぎてこういうきめ細やかなチェックはむずかしいのが実情ですね。
(広告料というかたちでお金を払えば、
ブラックだろうが何だろうが求人を掲載できてしまう)

ある程度求人数がしぼられている「業種業界の専門サイト」だからこそ実現できるチェック機能というわけです。
あと、転職サイトで求人を見たときに、
「この求人を出している事務所はホワイトか?ブラックか?」なんて、
ぶっちゃけよくわからないですよね。
(実際に事務所に出向いてみないと判断のしようがない)
この事務所良さげ!って転職サイトを見て思って面接に行ってみたら、
みんなしんどそうな顔して働いてて応募する気が失せた…なんて経験がある人も多いでしょう。
(これ、めっちゃ時間の無駄ですよね…)
特に、働きながら転職活動をする場合、時間や労力をいかに効率化するかは大切。
だからこそ、会計事務所の求人は、あらかじめブラックを排除してくれている会計職専門サイトで探すべきなんです。
ブラック事務所の求人はあらかじめサイト側が排除してくれていますから、
ホワイト事務所の求人だけにしぼりこんで、転職活動を進めていくことができます。
>>ホワイト事務所の求人多数あり!会計職専門の転職サイトで求人を見てみる
「今すぐは転職活動を始められない人」もやっておくべきこと

(今すぐ転職できない人も「転職サイトへの無料登録」だけは早めにやっておきましょう)
- いまの職場で定年までずっと働くことはありえないけど、今すぐは転職活動を始められない。
- 仕事が忙しすぎて転職活動に時間と労力をさけない…。
- なんとなく仕事に不満やモヤモヤはあるけど、転職するかどうかはまだ決めていない。
↑このブログを読んでくださっている人の中には、こういう状態の方も多いでしょう。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
新しい職場環境に移るのって、いろんなストレスがともなうものです。
なぜかというと、転職って、ぶっちゃけ運で決まってしまう部分も大きいから。
どんなに優秀でやる気のある人でも、たまたま市場環境が悪くて、
ホワイト事務所が求人を出していない時期に転職活動することになると、
やむを得ずブラックな事務所に転職せざるを得ない…。みたいな事態に見舞われることはあり得ます。
実際、私もブラック事務所勤務時代に、
「この先輩、めっちゃ優秀で性格も素晴らしいのに、
なんでうちみたいなブラック事務所で安い給料でこき使われてるんだろう…?」
って人はもううんざりするほどたくさん見かけました。

転職活動ってそのときどきの景気状況に左右される部分がものすごく大きいんです。
どんなに優秀な人でも、ホワイト事務所側が求人を出してくれないことには転職成功なんてありえないですよね。
だからこそ、早め早めに準備を始めて、多くの求人情報に日常的に触れておくことが大切なんです。
転職サイトに無料登録すると、希望勤務地や譲れない条件(年収など)の希望条件を入力することができます。
これを細かめに入力しておくのが、情報リサーチの質を高めるコツです。
↑さらっと書きましたが、この入力作業がめちゃくちゃ重要です。

最低限、これさえやっておけば、ホワイト事務所の求人が転職サイトに登録されるたびに、
最新の求人情報が定期的にメール配信されてきます。
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存しておきましょう。
ホワイト事務所の求人情報をコツコツストックしておくことで、
いざ転職となった時にロケットスタートでライバルに差をつけることができます。
日常的に求人情報を見慣れておくことで、「相場感」を養うことも重要。
業界内での年収や雇用条件の相場などもなんとなく把握できるので、
条件面で損するリスクを下げられます。
(実際にはもっと良い条件で攻めても良いのに、相場感がないために低めの条件で我慢してしまう…みたいなケースはすごく多いです)
ホワイト事務所の求人は人気なので、ライバルもある程度います。
ライバルの中から頭ひとつ抜け出すためにも、日頃から多くの求人情報に触れておくようにしましょう。
会計職専門の転職サイトは、誰でも無料で使うことができる貴重な情報リソースです。
無料登録で事務所名やリアルな年収を見ることができますので、活用するようにしましょう。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切
日常のストレスや疲労が限界に近づいてくると、どんな簡単な作業でもめんどくさくなるのが普通です。
仕事終わった後や通勤電車の中で、転職サイトをスマホでチェックするのすら苦痛に感じてしまうんですよね。
そうなる前に、転職サイトに無料登録して希望条件の入力だけはきっちりやっておいてください。
これだけやっておいて、気になる情報が自動的に配信されてくるのをチェックしておくだけでも、
「今の状況がどうしてもしんどくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでどうしようもなくなる前に、転職という対策を打てるようにしとくことが大切なんですね。
転職サイトはだれでも無料で使えます。
今すぐは転職活動できない人も、無料登録しておきましょう。
将来は「どうせ税理士として独立するから、職員時代の給料は安くてもいい」という方へ
「将来的に独立を目指してるから、職員時代の給料は安くてもいい」
「有能な税理士になるためには、激務ぐらいの環境で実務を鍛えてもらうべきでは?」
↑こういうスパルタで自分に厳しい人もひょっとしたらいるかもしれません。
ただ、結論から言うと、こういう発想で勤務先の事務所を選ぶのはやめといた方が良いです。
私は過去10年間に3つの会計事務所で実務やってきましたが、
激務ブラックな事務所で働きながら、
税理士試験を突破できた人に一度も出会ったことがありません。
(過去に100人以上の税理士志望者と一緒に仕事してきてますが、ゼロです)

人間はなんだかんだで環境に左右される生物です。
所長税理士以外は税理士有資格者が1人もいない…みたいな環境で働くより、
毎年当たり前のように科目合格者を積み重ねる人が出て、
5科目達成者もポツポツ出てるような事務所で切磋琢磨(せっさたくま)しあう方が、絶対に短期合格に近づけますよ。
仕事と勉強の両立がマストな社会人受験生にとって、どういう事務所を選ぶか?は超重要な問題です。
勤務先にブラック事務所を選んでしまうと、
あなたの「税理士になる」という夢は確実に遠のいてしまうので、注意してください。
お給料についても、将来の独立資金のことも考えると、ちょっとでも高い方が良いですからね。
会計事務所で働く場合、税理士試験の進捗は、仕事のモチベにも大きく影響します。
業務量の落ち着いているホワイト事務所を勤務先に選ぶようにしましょう。
税理士業界で働くなら「どのぐらいのお給料を稼げるか?」はものすごく大切
お給料の金額ってあらゆる意味で超重要です。
20代まではいいけど、30代以降はマジで痛感すると思います。
「お金にまつわるプロの専門職」を名乗ってるのに、自分自身のお給料は安い…とか、正直悲しすぎますからね…。
ちゃんとしたお給料を稼いでることは「職業会計人としてのプライド」にかかわることなんです。
会計事務所の職員が毎日やりとりするお客さんって、中小企業の社長さん達です。
社長さんたちに会計や税金のアドバイスをするのが仕事内容なわけですが、
社長さんたちってアドバイスを受ける相手を見るにあたって、
「こいつ自身がお金を稼いでるのか?」をものすごく重要視しています。
そして、あなた自身がお給料をバリバリ稼いでないと、
社長さん達ってアドバイスをいまいち信用してくれないんですよ。
(「俺にアドバイスする前に、お前が頑張れよ」的な態度を取られがち。これだと仕事がものすごくやりにくい)
稼げてる、稼げてないってどうしても顔に出ますしね。
中小企業の社長だと、「税理士さんって儲かるの?」って露骨に聞いてくる人もいたりします。
会計事務所の職員は、自分自身もバリバリ稼いでいる人ほど顧問先の社長から信頼され、仕事もやりやすくなるのが現実。
なので、お給料の金額にはしっかりとこだわるようにしましょう。
お金のことって表向きはみんな語りませんけど、これ、ものすごく大事なことです。
最後の最後にお伝えしたいこと
↑いろいろ書いてきましたが、結局大事なのはこれです。
どんなに頭よかろうが仕事ができようが、行動しないことには状況変化はゼロです。
転職活動について言えば、
今どんな状況にいる人でも「転職サイトを使った求人リサーチ」がスタート地点になります。
まずは「ここいいかも!」と思えるような事務所の求人をみつけることから始めてください。
日頃から最新の求人情報をストックしておき、いざ転職となったときに最速で動けるようにしておくのが大切です。
転職サイトへの無料登録は、スマホで1分でできる作業です。
今すぐ情報リサーチを始められますので、今すぐ行動を起こしましょう。







