「会計事務所で税理士補助として働きたいけど、税理士を目指さないのってあり?」
↑結論から言うと「全然あり」です。
むしろ、税理士を目指さない職員は所長税理士からは好まれる傾向があります。
(必然的に採用されやすいし、出世もしやすい)
この記事では、税理士を目指さないけど税理士補助の仕事に興味がある人向けに、会計事務所でのキャリアの築き方を解説します。
税理士という資格にこだわらず「会計職」としてキャリアアップしていきたい方は、参考にしてみてください。
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この記事の目次
「税理士を目指さない税理士補助」が所長税理士から好まれる理由
税理士を目指さない税理士補助が、所長税理士から好まれるのには理由があります。
↓具体的には以下の3つ。
- 独立される恐れがない(安心して教育できる)
- 試験勉強でなく実務の勉強に集中してもらえる
- 組織の中核として活躍してもらえる
それぞれの内容について詳しく説明していきます。
1. 独立される恐れがない(安心して教育できる)
「税理士補助として採用した職員をいっしょうけんめいに教育して一人前に育てたのに、
税理士試験に合格した途端、独立してしまって今までの教育コストが無駄になる。
さらに、担当させていたクライアントを引き抜いて独立してしまい、事務所の売上が減ってしまう…」
↑会計事務所の経営者である所長税理士にとって、一番避けたい事態というのがこれです。
会計事務所で働く人の多くは税理士として独立することを目指していますから、
教育すればするほど独立されてしまうリスクが高まるというジレンマが常にあるんですね。
この点、税理士補助として働きながら税理士資格を目指さない人は、将来的にも独立される心配がないため、事務所は安心して教育やスキルの提供に投資できます。
長期的に中核スタッフとして事務所に貢献してくれる可能性が高いですから、安定した人材として重宝されるでしょう。
2. 試験勉強でなく実務の勉強に集中してもらえる
所長税理士の立場からすると、職員スタッフ(税理士補助)には試験勉強よりも実務の勉強をしっかりしてほしいというのが本音です。
科目合格を増やすための試験勉強をする時間があるなら、法人税の申告書を書けるようになってほしいし、会計ソフトの使い方を覚えてほしいのです。
この点、税理士を目指さない税理士補助は、試験勉強ではなく実務の勉強に集中してくれるという期待があります。
実務に直接関連するスキルを磨くことに集中してもらえますから、短期間で即戦力となってくれるんですね。
税理士を目指さない税理士補助は、税理士試験の負担がない分ストレスも軽減され、心身ともに健康的な働き方をしてくれるという期待ができるのです。
3. 組織の中核として活躍してもらえる
上で、所長税理士が一番嫌がるのは「職員を一人前まで育てた後に、独立されてしまうこと」だと説明しました。
この点で、税理士資格を目指さない税理士補助は、組織の中核として活躍してもらえるという期待があります。
複数の職員スタッフをまとめる管理職としての役割を期待されることもあるでしょう。
税理士を目指さない税理士補助は、所長税理士の右腕として、充実したキャリアを築ける可能性があります。
>>【ガチ搾取の実態…】ブラックな会計事務所の労働環境が地獄すぎる(具体例)
会計事務所で「税理士を目指さない税理士補助」として働くメリットデメリット
税理士を目指さない税理士補助として会計事務所で働くことには、メリットとデメリットの両方があります。
↓ここでは、以下のようなことを説明します。
- デメリットは「独立できないこと」ぐらい
- 未経験でも正社員として採用してもらいやすい
- 税理士を目指している職員よりもたくさん仕事ができる
- 資格がなくても社長からは「先生」と呼ばれて大事にされる
- 会計事務所から一般企業の経理に転職することも可能
- ひとつの事務所で経験を積めば、別の会計事務所への即戦力転職も可能
- 会計事務所からコンサル業界などに転職していく人も多い
デメリットは独立できないことぐらい
「税理士資格を目指さない税理士補助」というキャリアを選択する唯一にして最大のデメリットがこれです。
当たり前ですが、税理士資格がないと税理士として独立することはできません。
しかし、全ての人が独立を望んでいるわけではありませんよね。
というか、ほとんどの人はサラリーマンとして地道に生きていくことを選択するものでしょう。
税理士として独立するとは言っても、独立したら自分で顧客を開拓して顧問契約を勝ち取らない限り収入はゼロ円です。
税理士資格はなくとも税理士補助として所長税理士に認められ、ベテラン職員として高い年収を得ている人はたくさんいます。
さらに、税理士補助としての経験を活かし、企業の経理部門や他の職種への転職も選択肢として考えられます。
未経験でも正社員として採用してもらいやすい
そもそも会計事務所では、未経験資格なしの人でも正社員として採用されやすいです。
これに加えて、税理士を目指さない税理士補助は「所長税理士に好まれやすい属性」ですから、さらに採用されやすいと言えるでしょう。
転職活動を有利に進めることが可能ですから、より好条件のホワイト事務所を選択肢に入れることが可能となります。
税理士を目指している職員よりもたくさん仕事ができる
税理士資格を目指さない税理士補助は、税理士を目指している職員に比べて、より多くのクライアントを担当してたくさんの仕事をこなすことができます。
いうまでもなく資格取得のための勉強時間が不要なので、その分を実務に充てることができるからです。
実務経験を豊富に積むことができ、職場での信頼を高めることも可能になるでしょう。
税理士を目指さない選択肢は、実務を通じて自分の強みを伸ばし、キャリアの幅を広げるための賢明な道でもあるのです。
資格がなくても社長からは「先生」と呼ばれて大事にされる
税理士補助は税理士資格を持っていなくても、お客さんから見れば「先生」です。
お客さんである中小企業の経営者は、資格に対して顧問料を払っているのではなく、節税してくれる実務経験や専門知識に対してお金を払っているからです。
特に中小企業の経営者にとって、税務や会計に関する知識は大変貴重であり、信頼できるアドバイザーとして重宝されます。
会計事務所から一般企業の経理に転職することも可能
会計事務所での税理士補助の経験を活かし、一般企業の経理部門への転職を考えるのは非常に現実的な選択です。
会計事務所で培った知識やスキルは、企業の経理業務においても大いに役立ちます。
特に、決算業務や税務申告の経験は、企業の財務管理に直結するため、即戦力として評価されることが多いです。
ひとつの事務所で経験を積めば、別の会計事務所への即戦力転職も可能
会計事務所で働く税理士補助は、どこの事務所でも基本的に同じような仕事をしています。
そのため、将来的にもし今の事務所の人間関係が嫌になった場合にも、別の事務所に即戦力として転職することが可能です。
無資格の税理士補助であっても、実務経験が豊富であれば、新しい職場でも即戦力として評価されます。
会計事務所からコンサル業界などに転職していく人も多い
税理士補助としての経験を活かし、コンサル業界に転職する人も多いです。
会計事務所で培った財務や税務の知識は、会計分野のコンサルタントとしてクライアントの経営改善に役立てることができます。
最近では、後継者のいない中小零細企業の事業承継を支援する「M&Aコンサルタント」などは高年収で魅力的ですね。
これらの職業は税理士資格がなくてもコンサルファームに職員として雇用されれば着くことができますから、税理士試験を目指さない税理士補助にとって魅力的な選択肢といえます。
コンサル業界では、問題解決能力やコミュニケーションスキルが重視されますが、これらは会計事務所での実務経験を通じて自然と身につくスキルです。
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税理士を目指さない税理士補助の給料事情
↓税理士を目指さない税理士補助の給料は、以下の金額が目安となるでしょう。
- 未経験入社の場合は年収300万円〜350万円が相場
- 固定給以外に歩合給がある事務所が多い
- 経験3〜5年で年収500万円程度
- ベテラン職員として年収1000万円を稼ぐ人もいる
こちらも順番に見ていきましょう。
未経験入社の場合は年収300万円〜350万円が相場
税理士補助として未経験で入社する場合、年収は300万円から350万円が一般的な相場です。
この範囲は、地域や事務所の規模、個々のスキルによっても異なることがあります。
例えば、東京や大阪などの都市部では生活費が高いため、給与がやや高めに設定されることも少なくありません。
また、未経験者でも簿記の資格を持っていると、初任給が若干上がる可能性があります。
税理士を目指さない場合、給与の上昇は経験年数やスキルの向上に依存するため、どのように自分のスキルを磨くかが重要です。
例えば、企業経理や財務の知識を深めることで、事務所内での昇進や転職の際に有利になるでしょう。
さらに、税理士事務所での経験を活かして、他の会計関連の職種にキャリアチェンジすることも視野に入れると良いです。
税理士試験の勉強をしない分、自由な時間を活用して、業界の最新情報を学んだり、ネットワークを広げたりすることが、将来的なキャリアアップにつながるでしょう。
給与だけでなく、自己成長やワークライフバランスも考慮しながら、自分に合ったキャリアを築いていくことが大切です。
固定給以外に歩合給がある事務所が多い
税理士補助として働く際、固定給に加えて歩合給制度を設けている事務所が多いです。
新規顧問先の開拓や節税提案による手数料収入がその主な要因です。
これにより、自身の努力や成果が直接給与に反映されるため、やりがいを感じやすい環境が整っています。
特に、顧客との信頼関係を築き上げるスキルや、節税に関する知識を活かすことで、収入を増やすことが可能です。
歩合給のある事務所では、固定給だけでは得られない達成感も得られます。
さらに、営業力や交渉力を高めることができ、これらのスキルは他の職種や業界でも役立ちます。
ただし、歩合給制度は事務所によって異なるため、転職時には条件をしっかり確認することが重要です。
自分のキャリアやライフスタイルに合った働き方を見つけるための一つの選択肢として、歩合給制度を活用することを検討してみてはいかがでしょうか。
経験3〜5年で年収500万円程度
税理士補助として3〜5年の経験を積むと、年収500万円程度を目指すことが可能です。
この段階では、会計や税務の実務経験が豊富になり、職場内での信頼も高まります。
税理士資格を目指さない場合でも、経験を活かして経理や財務部門への転職を視野に入れることで、キャリアの幅を広げることができます。
特に中小企業やベンチャー企業では、税理士補助の経験を持つ人材が重宝されることが多く、転職市場での評価も高まります。
また、税務に関する知識を活かし、企業内でのコンサルティング業務に携わることも可能です。
こうしたキャリアパスを選ぶことで、税理士試験のプレッシャーから解放されながらも、安定した収入とキャリアアップを実現できます。
さらに、簿記やファイナンスに関する資格を取得することで、さらなるスキルアップを図ることが可能です。
これにより、将来的な収入の増加や職場でのポジションアップも期待できます。
ベテラン職員として年収1000万円を稼ぐ人もいる
税理士補助として働き続けることで、キャリアの幅を広げることが可能です。
特に、経験を積んでベテラン職員となれば、年収1000万円を超えることも夢ではありません。
税理士資格を取得しなくても、専門的な知識やスキルを高め、事務所内での信頼を築くことで高収入を得る道が開けます。
経理や財務の知識を深めることで、企業の経理部門や財務部門への転職も視野に入ります。
実際、税理士事務所での経験を活かし、企業内で要職に就くケースも少なくありません。
さらに、税理士事務所内での昇進や、他の事務所への転職を通じてキャリアアップを図ることも可能です。
このようなキャリアパスを選ぶことで、税理士試験のプレッシャーから解放され、より自由な時間を持つことができるのも大きなメリットです。
自分のペースでスキルを磨き、長期的なキャリア形成を考えることが重要です。
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「なぜ、税理士を目指さないのですか?」と聞かれた時の答え方(志望動機の例文)
会計事務所の税理士補助の求人に応募する人の多くは、将来的に税理士を目指している受験生です。
そうした人の中で「税理士を目指さない」という人は少数派といえます。
会計事務所の面接では「なぜ、税理士を目指さないのか」という理由(志望動機)を質問される可能性が高いですから、回答をしっかり準備しておきましょう。
↓志望動機の回答の例文としては、以下のようなものが考えられます。
- 税理士資格そのものより、中小企業経営者のサポートに興味がある
- 税理士試験の勉強より、資金繰りや経営戦略などを広く勉強したい
- 独立は将来的にもおそらく検討することがない(組織の一員として働きたい)
税理士資格そのものより、中小企業経営者のサポートに興味がある
「私は、税理士資格の取得そのものには強い関心がなく、それよりも中小企業の経営者の方々をサポートする実務にやりがいを感じています。
企業の現状や課題を数字を通して把握し、それを解決するための提案を行う仕事に大きな魅力を感じています。
特に、税務や会計の知識を活かして経営者の方の意思決定をサポートし、企業の成長に貢献できる存在になりたいと考えています。
そのため、実務を通じて幅広い経験を積みながら力をつけていきたいと思っています。」
税理士試験の勉強より、資金繰りや経営戦略などを広く勉強したい
「私は、税理士の資格を取得することよりも、資金繰りや経営戦略、事業計画の策定といった幅広い分野を学びたいと考えています。
税務の知識にとどまらず、経営者の方々が抱えるさまざまな課題を総合的にサポートできるスキルを身につけたいです。
特に、会計事務所での実務経験を通じて現場の声を直接感じることで、自分自身を成長させながら企業の成長に寄与したいと強く思っています。」
独立は将来的にもおそらく検討することがない(組織の一員として働きたい)
「私は、独立志向ではなく、組織の一員としてチームで働くことにやりがいを感じるタイプの人間です。
会計事務所で働くことで、企業や経営者をサポートしながら、自分も組織の中で長く経験を積んでいきたいと考えています。
特に、複数の視点を持つ仲間と協力して、さまざまな課題に取り組むことでより良い成果を生み出せると信じています。
組織の中で自分の役割を全うし、企業の成長を支える一助となることに全力を尽くしたいです。
まとめ
今回は「税理士を目指さない税理士補助」というキャリアの選択肢について解説しました。
税理士を目指さない選択肢は、会計事務所の経営者である所長税理士からは歓迎される可能性が高いです。
組織内でキャリアアップしていきたいタイプの人にとって、有力な選択肢といえますから、ぜひ検討してみてください。
【ガチ搾取の実態】税理士業界で働くなら「ブラック事務所」に気をつけろ…!

(労働環境が過酷な「ブラック事務所」の実態とは…)
これから働く人も、すでに働いている人も、
会計事務所で働くなら「ブラック事務所」にまちがえて入社しないように注意してください。
会計事務所(税理士業界)って、所長税理士含めて5名〜10名ぐらいの「小さな組織」がほとんどです。
基本的に所長税理士のワンマン経営なので、
その所長税理士の考えがブラックだと、そこで働く職員スタッフは「超絶ブラックな労働環境」で働くことになってしまうんです。
ブラック事務所の労働環境は本当に悲惨です。
↓例えば、私が実際に働いていたブラック事務所の労働実態はこんな感じでした。

- 月給手取り16万円で生活費カツカツ。資格スクール代すら払えない。
- 職員1人あたりの担当顧客数が多すぎて、仕事が激務すぎる。
- 客層が悪すぎて、ヤ◯ザみたいな顧問先社長から脱税の片棒かつぎをさせられる…。
- 新人は「雑用係」でろくに仕事を教えてもらえない。
- 顧客のほとんどが個人事業主で、確定申告時期の業務量が地獄…。
- 所長税理士やベテラン職員のえげつないパワハラが横行。
- 税理士試験の勉強と両立なんてほぼ不可能。3年間で科目合格ゼロ…。
(↑いま思い出しても胃がキリキリしてきます…。)
特にきつかったのが、所長税理士とベテラン職員によるパワハラ/モラハラですね。
ブラックな会計事務所って、所長税理士と職員スタッフが「師匠と弟子」みたいな徒弟制度の雰囲気なところが少なくないんですよ。
ささいなミスで怒号が飛ぶとかは日常茶飯事でしたし、
人格を否定するような罵声をくらいすぎて精神的に病みまくってました。
ブラック事務所に「税理士としてのキャリア」をつぶされる人多数…
あと、ブラック事務所って新人を教育するという文化がほぼないんです。
基本的に職場に放置されて「先輩のやりかたを見ながら覚えて」みたいな感じ。
で、積極的に質問してかないと「お前やる気あんの?」と怒られる。
まだ教わっていないこと、知らない処理でミスしたら「なんでできないの?」と怒鳴られる。
あと、ブラック事務所勤務で、
仕事と税理士試験の両立とかはほぼ不可能ですからね。
優秀だとかそうでないとかの問題じゃなくて、現実問題として勉強する時間がとれないんです。
実際、「何年も働きながら勉強してるのに科目合格ゼロ…」
みたいな人って、ブラック事務所にはいっぱいいますからね…。
こんなふうに、ブラック事務所にまちがえて入社してしまうと、
長い目で見ると、税理士としてのキャリアをつぶされてしまう可能性大です。
本当にしんどい状態になってしまうので、くれぐれも注意してください。
【天国と地獄…】ホワイトな会計事務所も探せばちゃんとある
もちろん、会計事務所のすべてがこういう「ブラック事務所」というわけではありません。
中には職員スタッフの雇用環境を改善して定着率を高め、
どんどん事務所を大きくしていっているホワイトな会計事務所もありますよ。
実際、私も1社目のブラック事務所の業務が限界を超えた時に、
別の会計事務所に転職したのですが、
「ここは天国か…?」みたいなホワイト環境でした。
(というか、転職前が地獄すぎただけなのですが)

↓ホワイト事務所の職場環境は例えばこんな感じ。
- 未経験資格なしの新人でも年収400万円(月給25万円〜)スタート。
- 顧客の「数より質」で高い顧問料を実現していて好業績。
- 法人顧客がメインなので確定申告時期も残業ゼロ。
- ワークライフバランス型の勤務で税理士試験との両立も余裕あり。
- しっかりとした新人研修があり無理なく業務に適応できる
- 売上数十億円規模の大手クライアントもあり貴重な経験を積める
すでに会計事務所で働いている人の中には「そんなホワイトな事務所ほんとにあんのかよ?」って思う人もいるかもしれませんので、
↓実際に募集されているリアルな求人例も見てみましょう。
お給料の相場感からして全然違いますよね。
ブラック事務所の環境に慣れていると、
「会計事務所なんてどこもこんなもんだろう…」って思ってしまいがちなんですが、実際にはそうではありません。
ひとくちに会計事務所といっても、
所長税理士の考え方によって職場環境や社風はまったく違うんですよね。
…
…
と、このように書くと、
「自分の学歴や職歴だと、ホワイト事務所に入るのはきびしいかも?」
「科目合格もまだないし、簿記2級すら持ってないからホワイト事務所に転職は無理?
と感じる方も多いかもしれません。
特に、税理士試験って、社会人になってから勉強を始める人も多い試験なので、
未経験資格なし(科目合格ゼロ)で転職活動せざるをえないケースは非常に多いんですね。
ただ、結論から言うとこれは大丈夫です。
ホワイトな会計事務所の求人って、
探し方さえまちがえなければちゃんと見つかりますし、
意外にハードルは低くて、現時点での職歴に自信がない方でも普通に入社できますよ。
(※ ホワイト求人の探し方は、この次の項目ですぐお教えします)
業界経験2年以上〜などの実務経験者はもちろん、
未経験資格なしの人でも、ホワイトな会計事務所に採用されるケースは普通にあるんです。
以下では、現時点での職歴や資格スキルに自信がない人が、
ホワイト事務所の求人を見つける方法を解説します。

年収高めで働きやすい「ホワイト事務所の求人」を見つける方法

(税理士目指して会計事務所で働くなら「ホワイト事務所」を勤務先に選びましょう)
会計職専門の転職サイトとは、会計事務所や経理といった「会計職の求人」だけを掲載している転職サイトのことです。
ひたすら「求人数ナンバーワン!」で勝負してくるリクナビ等と違って、
「この業種・業界の求人ならどこにも負けない!」というかたちで、
求人の質の高さ(年収などの雇用条件)で勝負しているのが特徴です。
逆にいうと、会計職専門サイトは「質の高さ」で勝負しないと、
「求人数ナンバーワン」が売りのリクナビには勝てないんです。

会計職専門サイトでは、ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されていますので、
変な事務所にまちがえて応募してしまうリスクを避けられますよ。
ホワイト事務所の求人は、こういうところで探せば見つかる!
↓会計職専門の無料転職サイトで有名どころでは、ヒュープロがあります。
↓例えば、以下のようなホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
(無料登録で、リアルな求人条件や事務所名、年収も見られます)

- 未経験資格なしでも年収450万円〜の求人
- 実務経験3年以上で年収600万円〜の求人
- BIG4税理士法人を含む大手税理士事務所の求人
- 資産税の実務経験を積める専門事務所の求人
- 会計事務所から経理への転職歓迎の一般企業求人
経理職の求人も豊富にあるので、
会計事務所から経理への転職を目指す人も使えますよ。
ヒュープロは会計職を志す人にとっては「鉄板中の鉄板サイト」です。
求人リサーチにフル活用しましょう。
「科目合格以上」の人なら、マイナビ税理士もおすすめ
↓ヒュープロよりは求人の選択肢がかなり少なめになりますが、マイナビ税理士もおすすめです。
マイナビ税理士の難点としては、科目合格1科目以上の人じゃないと登録できないことですね。
逆に言うと、この「科目合格以上」という条件をクリアできる人なら、条件の良い求人がたくさんありますよ。
(この点、ヒュープロは未経験資格なしOKの求人もたくさんあります)
もちろん、税理士業界で転職活動を進めていくにあたって、
応募する求人の選択肢はたくさんあるにこしたことはありません。
↑いずれも無料で使えるサイトですので、状況に応じて使い分けてみてください。
会計職専門サイトを使えば、ブラック事務所の求人を排除できる理由
会計職専門の転職サイトは、求人の質を確保するために、
求人を出す企業側(会計事務所側)の審査を厳しく行っているのが特徴です。
具体的にいうと、担当のエージェントが実際に事務所に出向いて所長税理士と面談し、
スタッフに対してブラックなことをやってないか?をチェックするしくみがあります。
大手転職サイトのリクナビとかハロワだと、
求人数が膨大すぎてこういうきめ細やかなチェックはむずかしいのが実情ですね。
(広告料というかたちでお金を払えば、
ブラックだろうが何だろうが求人を掲載できてしまう)

ある程度求人数がしぼられている「業種業界の専門サイト」だからこそ実現できるチェック機能というわけです。
あと、転職サイトで求人を見たときに、
「この求人を出している事務所はホワイトか?ブラックか?」なんて、
ぶっちゃけよくわからないですよね。
(実際に事務所に出向いてみないと判断のしようがない)
この事務所良さげ!って転職サイトを見て思って面接に行ってみたら、
みんなしんどそうな顔して働いてて応募する気が失せた…なんて経験がある人も多いでしょう。
(これ、めっちゃ時間の無駄ですよね…)
特に、働きながら転職活動をする場合、時間や労力をいかに効率化するかは大切。
だからこそ、会計事務所の求人は、あらかじめブラックを排除してくれている会計職専門サイトで探すべきなんです。
ブラック事務所の求人はあらかじめサイト側が排除してくれていますから、
ホワイト事務所の求人だけにしぼりこんで、転職活動を進めていくことができます。
>>ホワイト事務所の求人多数あり!会計職専門の転職サイトで求人を見てみる
今すぐは転職活動できない人もやっておくべきこと

(今すぐ転職できない人も「転職サイトへの無料登録」だけは早めにやっておきましょう)
- いまの職場で定年までずっと働くことはありえないけど、今すぐは転職活動を始められない。
- 仕事が忙しすぎて転職活動に時間と労力をさけない…。
- なんとなく仕事に不満やモヤモヤはあるけど、転職するかどうかはまだ決めていない。
↑このブログを読んでくださっている人の中には、こういう状態の方も多いでしょう。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
新しい職場環境に移るのって、いろんなストレスがともなうものです。
なぜかというと、転職って、ぶっちゃけ運で決まってしまう部分も大きいから。
どんなに優秀でやる気のある人でも、たまたま市場環境が悪くて、
ホワイト事務所が求人を出していない時期に転職活動することになると、
やむを得ずブラックな事務所に転職せざるを得ない…。みたいな事態に見舞われることはあり得ます。
実際、私もブラック事務所勤務時代に、
「この先輩、めっちゃ優秀で性格も素晴らしいのに、
なんでうちみたいなブラック事務所で安い給料でこき使われてるんだろう…?」
って人はもううんざりするほどたくさん見かけました。

転職活動ってそのときどきの景気状況に左右される部分がものすごく大きいんです。
どんなに優秀な人でも、ホワイト事務所側が求人を出してくれないことには転職成功なんてありえないですよね。
だからこそ、早め早めに準備を始めて、多くの求人情報に日常的に触れておくことが大切なんです。
具体的には、会計職専門の転職サイトに無料登録して情報リサーチを始めましょう。
転職サイトに無料登録すると、希望勤務地や譲れない条件(年収など)の希望条件を入力することができます。
これを細かめに入力しておくのが、情報リサーチの質を高めるコツです。
↑さらっと書きましたが、この入力作業がめちゃくちゃ重要です。

最低限、これさえやっておけば、ホワイト事務所の求人が転職サイトに登録されるたびに、
最新の求人情報が定期的にメール配信されてきます。
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存しておきましょう。
ホワイト事務所の求人情報をコツコツストックしておくことで、
いざ転職となった時にロケットスタートでライバルに差をつけることができます。
日常的に求人情報を見慣れておくことで、「相場感」を養うことも重要。
業界内での年収や雇用条件の相場などもなんとなく把握できるので、
条件面で損するリスクを下げられます。
(実際にはもっと良い条件で攻めても良いのに、相場感がないために低めの条件で我慢してしまう…みたいなケースはすごく多いです)
ホワイト事務所の求人は人気なので、ライバルもある程度います。
ライバルの中から頭ひとつ抜け出すためにも、日頃から多くの求人情報に触れておくようにしましょう。
会計職専門の転職サイトは、誰でも無料で使うことができる貴重な情報リソースです。
無料登録で事務所名やリアルな年収を見ることができますので、活用するようにしましょう。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切
このように、いろいろ理由があって今すぐは転職活動できない人も、
転職サイトへの無料登録だけはやっておいた方が良いです。
日常のストレスや疲労が限界に近づいてくると、この作業すらめんどくさくなるのが普通です。
仕事終わった後や通勤電車の中で、転職サイトをスマホでチェックするのすら苦痛に感じてしまうんですよね。
そうなる前に、転職サイトに無料登録して希望条件の入力だけはきっちりやっておいてください。
これだけやっておいて、気になる情報が自動的に配信されてくるのをチェックしておくだけでも、
「今の状況がどうしてもしんどくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでどうしようもなくなる前に、転職という対策を打てるようにしとくことが大切なんですね。
転職サイトはだれでも無料で使えます。
今すぐは転職活動できない人も、無料登録しておきましょう。
将来は「どうせ税理士として独立するから、職員時代の給料は安くてもいい」という方へ
「将来的に独立を目指してるから、職員時代の給料は安くてもいい」
「有能な税理士になるためには、激務ぐらいの環境で実務を鍛えてもらうべきでは?」
↑こういうスパルタで自分に厳しい人もひょっとしたらいるかもしれません。
ただ、結論から言うと、こういう発想で勤務先の事務所を選ぶのはやめといた方が良いです。
私は過去10年間に3つの会計事務所で実務やってきましたが、
激務ブラックな事務所で働きながら、
税理士試験を突破できた人に一度も出会ったことがありません。
(過去に100人以上の税理士志望者と一緒に仕事してきてますが、ゼロです)

人間はなんだかんだで環境に左右される生物です。
所長税理士以外は税理士有資格者が1人もいない…みたいな環境で働くより、
毎年当たり前のように科目合格者を積み重ねる人が出て、
5科目達成者もポツポツ出てるような事務所で切磋琢磨(せっさたくま)しあう方が、絶対に短期合格に近づけますよ。
仕事と勉強の両立がマストな社会人受験生にとって、どういう事務所を選ぶか?は超重要な問題です。
勤務先にブラック事務所を選んでしまうと、
あなたの「税理士になる」という夢は確実に遠のいてしまうので、注意してください。
お給料についても、将来の独立資金のことも考えると、ちょっとでも高い方が良いですからね。
会計事務所で働く場合、税理士試験の進捗は、仕事のモチベにも大きく影響します。
業務量の落ち着いているホワイト事務所を勤務先に選ぶようにしましょう。
税理士業界で働くなら「どのぐらいのお給料を稼げるか?」はものすごく大切
お給料の金額ってあらゆる意味で超重要です。
20代まではいいけど、30代以降はマジで痛感すると思います。
「お金にまつわるプロの専門職」を名乗ってるのに、自分自身のお給料は安い…とか、正直悲しすぎますからね…。
ちゃんとしたお給料を稼いでることは「職業会計人としてのプライド」にかかわることなんです。
会計事務所の職員が毎日やりとりするお客さんって、中小企業の社長さん達です。
社長さんたちに会計や税金のアドバイスをするのが仕事内容なわけですが、
社長さんたちってアドバイスを受ける相手を見るにあたって、
「こいつ自身がお金を稼いでるのか?」をものすごく重要視しています。
そして、あなた自身がお給料をバリバリ稼いでないと、
社長さん達ってアドバイスをいまいち信用してくれないんですよ。
(「俺にアドバイスする前に、お前が頑張れよ」的な態度を取られがち。これだと仕事がものすごくやりにくい)
稼げてる、稼げてないってどうしても顔に出ますしね。
中小企業の社長だと、「税理士さんって儲かるの?」って露骨に聞いてくる人もいたりします。
会計事務所の職員は、自分自身もバリバリ稼いでいる人ほど顧問先の社長から信頼され、仕事もやりやすくなるのが現実。
なので、お給料の金額にはしっかりとこだわるようにしましょう。
お金のことって表向きはみんな語りませんけど、これ、ものすごく大事なことです。
最後の最後にお伝えしたいこと

(今すぐ行動=転職サイトを使った求人リサーチから始めましょう)
↑いろいろ書いてきましたが、結局大事なのはこれです。
どんなに頭よかろうが仕事ができようが、行動しないことには状況変化はゼロです。
転職活動について言えば、
今どんな状況にいる人でも「転職サイトを使った求人リサーチ」がスタート地点になります。
まずは「ここいいかも!」と思えるような事務所の求人をみつけることから始めてみましょう。
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