社会人が税理士試験に働きながら挑戦するのって無理ゲー?
↑結論から言うと、決して無理な目標設定ではないと思います。
実際、会計事務所で働きながら勉強し、3〜5年ぐらいかけて5科目合格を果たす人はたくさんいますからね。
その一方で、10年以上も税理士試験を受け続けているのに受からない…という人がいるのも事実です。
そして、受からない人には共通する特徴のようなものがあったりするんですよね。

このブログ記事では、社会人として働きながら税理士を目指す人向けに、短期合格を達成する人と、そうでない人の違いを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
働きながら税理士試験は無理?リアルな勉強時間と体感談
参考までにですが、私自身の経験談を書きます。
私は受験を始めた当時、簿記論と財務諸表論を同時に学習していました。
「2年で2科目合格」を目標に、会計事務所で新人として働きながら勉強していたんですね。
↓税理士試験の勉強時間の目安は次のとおりです。

| 科目 | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| 簿記論 | 450〜500時間 |
| 財務諸表論 | 450〜500時間 |
| 所得税法 | 600〜700時間 |
| 法人税法 | 600〜700時間 |
| 相続税法 | 450〜500時間 |
| 消費税法 | 300時間 |
| 酒税法 | 150〜200時間 |
| 国税徴収法 | 150時間 |
| 住民税 | 200時間 |
| 事業税 | 200〜250時間 |
| 固定資産税 | 250時間 |
私の場合、簿記論+債務書評論=合計900〜1,000時間。
これを2年以内に終わらせるには、1年間で約500時間。
1日あたりに直すと1時間半ほどの勉強が必要です。
「毎日1時間半なら普通にできそう」と感じる人も多いでしょう。ただ、これが相当きついんです。
私の平日は、朝9時から夜8時ごろまでが勤務時間。
繁忙期は21時を過ぎることもありました。
そこから帰宅して食事と風呂を済ませ、時計を見るともう22時前。
それでも机に向かい、夜中の0時まで勉強する日々。
当然、翌朝は眠気と疲労で頭が働かず、仕事中に集中力が切れることもしょっちゅうでした。
土日祝日は朝から専門学校の自習室にこもってひたすら勉強です。プライベートなんてありません。
友人から遊びの誘いが来ても断り、ひたすら問題演習を繰り返しました。
外は快晴なのに、自分だけ暗い教室にこもっているあの孤独感──今でもはっきり覚えています。
仕事でミスをすれば落ち込み、試験で結果が出なければ自信を失う。
「自分には無理なんじゃないか」と何度も思いました。
でも、それでもやめなかった理由は、実際に働きながら合格している人が身近にいたからです。
会計事務所には、私のように働きながら受験している人が多くいます。
そして、そういう人たちの中には、実際に合格をつかんでいる人もたくさんいたんですね。
働きながら税理士試験に受かるのは「客観的に無理なこと(物理的に実現不可能なこと)」ではありません。
忙しく働きながらでも、ちゃんと受かっている人はいるわけですからね。
そういう成功者たちを見て「自分もやれる」と思うか、「自分にはとても無理」と考えるかです。
次の章では、働きながら10年経っても受からない人に共通する失敗パターンについて、詳しく見ていきましょう。
働きながら10年受けても受からない人の特徴
私は10年以上、税理士業界(会計事務所)で働いてきたので、合格する人もできない人もたくさん見てきました。
↓そんな中で、働きながら10年経っても合格できない人に共通する特徴としては以下のようなことがあります。
ひとことでいうと、短期合格する人ほど「勉強しやすい環境を整えること」に注力していた印象です。
人間は環境に流されやすい生物です。逆に言えば、良い環境に入れば成功する可能性はグッと高くなるんですね。
以下、くわしく見ていきましょう。
① 勉強との両立が難しい職場で働いている
働きながら税理士試験を受ける人の多くは、会計事務所か企業の経理部で働いています。
しかし、どちらも職場の環境によっては勉強時間の確保がほぼ不可能です。
特に、会計事務所は「ブラック」と呼ばれるほど忙しい職場も多く、繁忙期には深夜まで残業が続きます。
これでは、帰宅してから勉強する気力など残りません。
「仕事が終わってから2時間だけ勉強しよう」と思っても、現実には寝落ちして終わり。
この生活を続けていれば、10年経っても科目は増えません。
一方、合格者が多い事務所ほど、受験生への理解があります。
試験前に有給を取りやすかったり、残業を減らしてくれたりする職場は本当に貴重です。
そういう環境を探すことが、実は最初の合格戦略なんです。
② 実務と試験勉強を関連づけて学んでいない
税理士試験に合格している人の多くは、「仕事と勉強をリンクさせる」ことが上手です。
たとえば、法人税法を勉強している人が、実際に法人税申告書を作成していれば、理論が現場感覚と結びつきます。
数字の動きが理解できるので、暗記ではなく「納得して覚える」勉強になるんです。
逆に、実務と勉強が切り離されている人は、どうしても学習効率が落ちてしまう。
単なる暗記になってしまうんですよね。
この差が、1年、2年と経つうちに圧倒的な差になります。
特に、未経験で会計事務所に入る場合は、勉強中の科目と関連する仕事を担当させてもらえるかどうかも重要です。
業務内容と科目選択を合わせるだけでも、理解スピードが全く違います。
③ 将来めざす税理士像から科目選択をしていない
税理士試験は5科目に合格する必要がありますが、「どの科目を取るか」で将来のキャリアが変わります。
たとえば、資産税に強い税理士を目指すなら相続税法。
法人中心でいくなら法人税法と消費税法。
逆に、個人事業主をメインにするなら所得税法が欠かせません。
こうした戦略的な科目選択をしていないと、「なんとなく受けやすい科目」を選んでしまい、モチベーションも続かなくなります。
勉強は長期戦だからこそ、「この科目を取る意味」を明確にしておく必要があるんです。
④ 同じ目標を持った「同志」がいない
勉強を続けるには、モチベーションを保つ仲間の存在が欠かせません。
会計事務所には受験生が多いので、互いに刺激を受けながら頑張れる環境もあります。
ただ、問題なのは「悪い仲間」に囲まれてしまうケース。
たとえば、何年も受からず惰性で勉強している人が多い職場にいると、自分も同じペースに染まってしまいます。
「今年もダメだったけど仕方ないよね」という空気に慣れてしまうんです。
合格者が毎年出ているような前向きな環境にいるかどうか──これが、合格スピードを左右します。
⑤ 家族や恋人の理解を得られていない
働きながら税理士試験を受けるというのは、プライベートをほぼ捨てるような生活です。
平日は仕事と勉強、休日も朝から夜まで問題演習。
当然、家族や恋人と過ごす時間は減ります。
そのことを理解してもらえないと、「また勉強なの?」といった言葉が刺さります。
これが続くと、精神的に追い詰められてしまう。
逆に、「応援してるよ」「来年は絶対合格しようね」と支えてもらえるだけで、どれほど救われるか。
周囲の理解は、モチベーションの燃料なんです。
こうして見ていくと、働きながら10年受けても受からない人は、単に努力が足りないのではありません。
環境の選び方を間違えているだけなんです。
そして、この環境選びを意識して変えることができれば、誰でも“働きながら合格する側”に回ることができます。
税理士試験と両立できる職場を選ぶコツ
働きながら税理士試験を目指すうえで、最も重要なのが職場選びです。
↓具体的には、以下のような点をヒントに事務所求人を探してみると良いでしょう。
① 転職サイトで税理士受験生を歓迎している事務所を探す
まず注目すべきは、求人票に記載されている内容です。
税理士受験生を歓迎している事務所は、受験に理解のある文化を持っていることが多く、勉強との両立がしやすい傾向にあります。
「資格取得支援あり」「受験生多数在籍」といった文言がある求人は特にチェックしておくと良いでしょう。
面接時に、現在何人の職員が勉強中かを尋ねるのもおすすめです。
具体的な人数を答えてもらえるなら、受験に理解のある職場である可能性が高いです。
② 有資格者や科目合格者の多い事務所を選ぶ
税理士試験の合格者や科目合格者が多く在籍している事務所は、それだけで“働きながら受かる環境”が整っている証拠です。
過去に合格者を輩出しているということは、職員が勉強時間を確保できる体制があるということ。
逆に、受験生が少ない事務所では、勉強への理解が得られにくい場合があります。
事務所のホームページや求人票に「有資格者◯名」「科目合格者◯名」と書かれている場合は、必ず確認しましょう。
数字はその事務所の実績を示す信頼できる指標になります。
③ 所長税理士が職員の勉強に理解を示しているかを見極める
職場の雰囲気は、所長税理士の考え方で決まるといっても過言ではありません。
中には、「仕事を優先してほしい」と考える所長もおり、受験生への理解が薄い事務所も存在します。
一方で、職員の資格取得を積極的に応援する所長のもとでは、試験前の休暇や残業軽減など、柔軟な対応をしてもらえることが多いです。
面接の際には、これまでに合格した職員がいるかを尋ねてみると、その事務所がどれだけ受験に理解があるかが見えてきます。
実際に合格者がいる環境では、自然と受験生を支える文化が根付いているものです。
④ 試験前に休暇を取りやすい仕組みがあるか確認する
試験直前期は、勉強量を一気に増やす大切な時期です。
この期間に休暇を取りやすい事務所であれば、集中して追い込みをかけられます。
最近では、試験休暇や短時間勤務制度を導入する会計事務所も増えています。
求人票でそうした制度を見つけたら、優先的に検討して良いでしょう。
制度がない場合でも、受験生が多い事務所では職員同士で調整し合う文化があることもあります。
柔軟に対応してくれる環境かどうかを、面接のやりとりから見極めましょう。
⑤ 顧客層のバランスに注意し、繁忙期が極端に偏る事務所は避ける
意外と見落としやすいのが、担当する顧客層の違いです。
個人事業主の顧客が多い事務所では、2〜3月の確定申告シーズンに仕事が集中します。
この時期は深夜残業や休日出勤が増え、勉強時間の確保が難しくなります。
一方で、法人顧客中心の事務所では、決算期が分散しているため、年間を通して比較的安定しています。
その分、平日の夜や休日に勉強する時間を確保しやすいのが特徴です。
面接の際には、担当件数だけを聞くのではなく、個人事業主と法人顧客の割合を尋ねてみましょう。
この質問をすれば、繁忙期の業務量をより具体的にイメージできますし、
採用担当者には、業務内容を理解したうえで準備を進めているという前向きな姿勢も伝わります。
また、繁忙期の残業時間や、試験前にスケジュールを調整できるかも確認しておくと、働き方の実態をつかみやすいです。
こうした質問は、職場選びの判断材料になるだけでなく、面接での印象を良くする効果もあります。
働きながら合格を目指すなら、頑張り方よりも、働く環境をどう整えるかがカギです。
自分に合った職場を選ぶことが、最短で合格に近づくための第一歩になります。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 受験生歓迎の事務所を選ぶ | 求人票に「税理士受験生歓迎」や「資格支援制度あり」と記載のある事務所は、勉強との両立を理解してくれる環境が整っている。 |
| 合格者の多い事務所を選ぶ | 科目合格者や有資格者が多い事務所は、受かるノウハウや環境がすでに構築されている証拠。 |
| 勉強に理解のある所長のもとで働く | 受験を応援してくれる所長のもとでは、試験前の休暇や柔軟な働き方が可能。 |
| 試験休暇などの制度を確認する | 受験直前に休みを取れる環境があると、集中してラストスパートをかけられる。 |
| 繁忙期が偏らない職場を選ぶ | 法人顧客中心の事務所は繁忙期が分散し、勉強時間を安定的に確保しやすい。 |
働きながら税理士試験を受けるのは、たしかに簡単ではありません。
仕事の疲れや時間の制約に悩むこともあるでしょう。
ですが、勉強との両立がしやすい職場を選び、信念を持って学び続ければ、結果は必ずついてきます。
ぜひ頑張ってみてくださいね。
【実体験談】ブラック事務所の労働環境が地獄すぎた件…

(労働環境が過酷な「ブラック事務所」の実態とは…)
これから働く人も、すでに働いている人も、
会計事務所で働くなら「ブラック事務所」にまちがえて入社しないように注意してください。
会計事務所(税理士業界)って、所長税理士含めて5名〜10名ぐらいの「小さな組織」がほとんどです。
基本的に所長税理士のワンマン経営なので、
その所長税理士の考えがブラックだと、そこで働く職員スタッフは「超絶ブラックな労働環境」で働くことになってしまうんです。
ブラック事務所の労働環境は本当に悲惨です。
↓例えば、私が実際に働いていたブラック事務所の労働実態はこんな感じでした。

- 月給手取り16万円で生活費カツカツ。資格スクール代すら払えない。
- 職員1人あたりの担当顧客数が多すぎて、仕事が激務すぎる。
- 客層が悪すぎて、ヤ◯ザみたいな顧問先社長から脱税の片棒かつぎをさせられる…。
- 新人は「雑用係」でろくに仕事を教えてもらえない。
- 顧客のほとんどが個人事業主で、確定申告時期の業務量が地獄…。
- 所長税理士やベテラン職員のえげつないパワハラが横行。
- 税理士試験の勉強と両立なんてほぼ不可能。3年間で科目合格ゼロ…。
(↑いま思い出しても胃がキリキリしてきます…。)
特にきつかったのが、所長税理士とベテラン職員によるパワハラ/モラハラですね。
ブラックな会計事務所って、所長税理士と職員スタッフが「師匠と弟子」みたいな徒弟制度の雰囲気なところが少なくないんですよ。
ささいなミスで怒号が飛ぶとかは日常茶飯事でしたし、
人格を否定するような罵声をくらいすぎて精神的に病みまくってました。
ブラック事務所に「税理士としてのキャリア」をつぶされる人多数…
あと、ブラック事務所って新人を教育するという文化がほぼないんです。
基本的に職場に放置されて「先輩のやりかたを見ながら覚えて」みたいな感じ。
で、積極的に質問してかないと「お前やる気あんの?」と怒られる。
まだ教わっていないこと、知らない処理でミスしたら「なんでできないの?」と怒鳴られる。
あと、ブラック事務所勤務で、
仕事と税理士試験の両立とかはほぼ不可能ですからね。
優秀だとかそうでないとかの問題じゃなくて、現実問題として勉強する時間がとれないんです。
実際、「何年も働きながら勉強してるのに科目合格ゼロ…」
みたいな人って、ブラック事務所にはいっぱいいますからね…。
こんなふうに、ブラック事務所にまちがえて入社してしまうと、
長い目で見ると、税理士としてのキャリアをつぶされてしまう可能性大です。
本当にしんどい状態になってしまうので、くれぐれも注意してください。
【天国と地獄…】ホワイトな会計事務所も探せばちゃんとある
もちろん、会計事務所のすべてがこういう「ブラック事務所」というわけではありません。
中には職員スタッフの雇用環境を改善して定着率を高め、
どんどん事務所を大きくしていっているホワイトな会計事務所もありますよ。
実際、私も1社目のブラック事務所の業務が限界を超えた時に、
別の会計事務所に転職したのですが、
「ここは天国か…?」みたいなホワイト環境でした。
(というか、転職前が地獄すぎただけなのですが)

↓ホワイト事務所の職場環境は例えばこんな感じ。
- 未経験資格なしの新人でも年収400万円(月給25万円〜)スタート。
- 顧客の「数より質」で高い顧問料を実現していて好業績。
- 法人顧客がメインなので確定申告時期も残業ゼロ。
- ワークライフバランス型の勤務で税理士試験との両立も余裕あり。
- しっかりとした新人研修があり無理なく業務に適応できる
- 売上数十億円規模の大手クライアントもあり貴重な経験を積める
すでに会計事務所で働いている人の中には「そんなホワイトな事務所ほんとにあんのかよ?」って思う人もいるかもしれませんので、
↓実際に募集されているリアルな求人例も見てみましょう。
お給料の相場感からして全然違いますよね。
ブラック事務所の環境に慣れていると、
「会計事務所なんてどこもこんなもんだろう…」って思ってしまいがちなんですが、実際にはそうではありません。
ひとくちに会計事務所といっても、
所長税理士の考え方によって職場環境や社風はまったく違うんですよね。
…
…
と、このように書くと、
「自分の学歴や職歴だと、ホワイト事務所に入るのはきびしいかも?」
「科目合格もまだないし、簿記2級すら持ってないからホワイト事務所に転職は無理?
と感じる方も多いかもしれません。
特に、税理士試験って、社会人になってから勉強を始める人も多い試験なので、
未経験資格なし(科目合格ゼロ)で転職活動せざるをえないケースは非常に多いんですね。
ただ、結論から言うとこれは大丈夫です。
ホワイトな会計事務所の求人って、
探し方さえまちがえなければちゃんと見つかりますし、
意外にハードルは低くて、現時点での職歴に自信がない方でも普通に入社できますよ。
(※ ホワイト求人の探し方は、この次の項目ですぐお教えします)
業界経験2年以上〜などの実務経験者はもちろん、
未経験資格なしの人でも、ホワイトな会計事務所に採用されるケースは普通にあるんです。
以下では、現時点での職歴や資格スキルに自信がない人が、
ホワイト事務所の求人を見つける方法を解説します。

年収高めで働きやすい「ホワイト事務所の求人」を見つける方法
会計職専門の転職サイトとは、会計事務所や経理といった「会計職の求人」だけを掲載している転職サイトのことです。
ひたすら「求人数ナンバーワン!」で勝負してくるリクナビ等と違って、
「この業種・業界の求人ならどこにも負けない!」というかたちで、
求人の質の高さ(年収などの雇用条件)で勝負しているのが特徴です。
逆にいうと、会計職専門サイトは「質の高さ」で勝負しないと、
「求人数ナンバーワン」が売りのリクナビには勝てないんです。

会計職専門サイトでは、ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されていますので、
変な事務所にまちがえて応募してしまうリスクを避けられますよ。
ホワイト事務所の求人は、こういうところで探せば見つかる!
↓会計職専門の無料転職サイトで有名どころでは、ヒュープロがあります。
↓例えば、以下のようなホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
(無料登録で、リアルな求人条件や事務所名、年収も見られます)

- 未経験資格なしでも年収450万円〜の求人
- 実務経験3年以上で年収600万円〜の求人
- BIG4税理士法人を含む大手税理士事務所の求人
- 資産税の実務経験を積める専門事務所の求人
- 会計事務所から経理への転職歓迎の一般企業求人
経理職の求人も豊富にあるので、
会計事務所から経理への転職を目指す人も使えますよ。
ヒュープロは会計職を志す人にとっては「鉄板中の鉄板サイト」です。
求人リサーチにフル活用しましょう。
会計職専門サイトを使えば、ブラック事務所の求人を排除できる理由
会計職専門の転職サイトは、求人の質を確保するために、
求人を出す企業側(会計事務所側)の審査を厳しく行っているのが特徴です。
具体的にいうと、担当のエージェントが実際に事務所に出向いて所長税理士と面談し、
スタッフに対してブラックなことをやってないか?をチェックするしくみがあります。
大手転職サイトのリクナビとかハロワだと、
求人数が膨大すぎてこういうきめ細やかなチェックはむずかしいのが実情ですね。
(広告料というかたちでお金を払えば、
ブラックだろうが何だろうが求人を掲載できてしまう)

ある程度求人数がしぼられている「業種業界の専門サイト」だからこそ実現できるチェック機能というわけです。
あと、転職サイトで求人を見たときに、
「この求人を出している事務所はホワイトか?ブラックか?」なんて、
ぶっちゃけよくわからないですよね。
(実際に事務所に出向いてみないと判断のしようがない)
この事務所良さげ!って転職サイトを見て思って面接に行ってみたら、
みんなしんどそうな顔して働いてて応募する気が失せた…なんて経験がある人も多いでしょう。
(これ、めっちゃ時間の無駄ですよね…)
特に、働きながら転職活動をする場合、時間や労力をいかに効率化するかは大切。
だからこそ、会計事務所の求人は、あらかじめブラックを排除してくれている会計職専門サイトで探すべきなんです。
ブラック事務所の求人はあらかじめサイト側が排除してくれていますから、
ホワイト事務所の求人だけにしぼりこんで、転職活動を進めていくことができます。
>>ホワイト事務所の求人多数あり!会計職専門の転職サイトで求人を見てみる
「今すぐは転職活動を始められない人」もやっておくべきこと

(今すぐ転職できない人も「転職サイトへの無料登録」だけは早めにやっておきましょう)
- いまの職場で定年までずっと働くことはありえないけど、今すぐは転職活動を始められない。
- 仕事が忙しすぎて転職活動に時間と労力をさけない…。
- なんとなく仕事に不満やモヤモヤはあるけど、転職するかどうかはまだ決めていない。
↑このブログを読んでくださっている人の中には、こういう状態の方も多いでしょう。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
新しい職場環境に移るのって、いろんなストレスがともなうものです。
なぜかというと、転職って、ぶっちゃけ運で決まってしまう部分も大きいから。
どんなに優秀でやる気のある人でも、たまたま市場環境が悪くて、
ホワイト事務所が求人を出していない時期に転職活動することになると、
やむを得ずブラックな事務所に転職せざるを得ない…。みたいな事態に見舞われることはあり得ます。
実際、私もブラック事務所勤務時代に、
「この先輩、めっちゃ優秀で性格も素晴らしいのに、
なんでうちみたいなブラック事務所で安い給料でこき使われてるんだろう…?」
って人はもううんざりするほどたくさん見かけました。

転職活動ってそのときどきの景気状況に左右される部分がものすごく大きいんです。
どんなに優秀な人でも、ホワイト事務所側が求人を出してくれないことには転職成功なんてありえないですよね。
だからこそ、早め早めに準備を始めて、多くの求人情報に日常的に触れておくことが大切なんです。
転職サイトに無料登録すると、希望勤務地や譲れない条件(年収など)の希望条件を入力することができます。
これを細かめに入力しておくのが、情報リサーチの質を高めるコツです。
↑さらっと書きましたが、この入力作業がめちゃくちゃ重要です。

最低限、これさえやっておけば、ホワイト事務所の求人が転職サイトに登録されるたびに、
最新の求人情報が定期的にメール配信されてきます。
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存しておきましょう。
ホワイト事務所の求人情報をコツコツストックしておくことで、
いざ転職となった時にロケットスタートでライバルに差をつけることができます。
日常的に求人情報を見慣れておくことで、「相場感」を養うことも重要。
業界内での年収や雇用条件の相場などもなんとなく把握できるので、
条件面で損するリスクを下げられます。
(実際にはもっと良い条件で攻めても良いのに、相場感がないために低めの条件で我慢してしまう…みたいなケースはすごく多いです)
ホワイト事務所の求人は人気なので、ライバルもある程度います。
ライバルの中から頭ひとつ抜け出すためにも、日頃から多くの求人情報に触れておくようにしましょう。
会計職専門の転職サイトは、誰でも無料で使うことができる貴重な情報リソースです。
無料登録で事務所名やリアルな年収を見ることができますので、活用するようにしましょう。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切
日常のストレスや疲労が限界に近づいてくると、どんな簡単な作業でもめんどくさくなるのが普通です。
仕事終わった後や通勤電車の中で、転職サイトをスマホでチェックするのすら苦痛に感じてしまうんですよね。
そうなる前に、転職サイトに無料登録して希望条件の入力だけはきっちりやっておいてください。
これだけやっておいて、気になる情報が自動的に配信されてくるのをチェックしておくだけでも、
「今の状況がどうしてもしんどくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでどうしようもなくなる前に、転職という対策を打てるようにしとくことが大切なんですね。
転職サイトはだれでも無料で使えます。
今すぐは転職活動できない人も、無料登録しておきましょう。
将来は「どうせ税理士として独立するから、職員時代の給料は安くてもいい」という方へ
「将来的に独立を目指してるから、職員時代の給料は安くてもいい」
「有能な税理士になるためには、激務ぐらいの環境で実務を鍛えてもらうべきでは?」
↑こういうスパルタで自分に厳しい人もひょっとしたらいるかもしれません。
ただ、結論から言うと、こういう発想で勤務先の事務所を選ぶのはやめといた方が良いです。
私は過去10年間に3つの会計事務所で実務やってきましたが、
激務ブラックな事務所で働きながら、
税理士試験を突破できた人に一度も出会ったことがありません。
(過去に100人以上の税理士志望者と一緒に仕事してきてますが、ゼロです)

人間はなんだかんだで環境に左右される生物です。
所長税理士以外は税理士有資格者が1人もいない…みたいな環境で働くより、
毎年当たり前のように科目合格者を積み重ねる人が出て、
5科目達成者もポツポツ出てるような事務所で切磋琢磨(せっさたくま)しあう方が、絶対に短期合格に近づけますよ。
仕事と勉強の両立がマストな社会人受験生にとって、どういう事務所を選ぶか?は超重要な問題です。
勤務先にブラック事務所を選んでしまうと、
あなたの「税理士になる」という夢は確実に遠のいてしまうので、注意してください。
お給料についても、将来の独立資金のことも考えると、ちょっとでも高い方が良いですからね。
会計事務所で働く場合、税理士試験の進捗は、仕事のモチベにも大きく影響します。
業務量の落ち着いているホワイト事務所を勤務先に選ぶようにしましょう。
税理士業界で働くなら「どのぐらいのお給料を稼げるか?」はものすごく大切
お給料の金額ってあらゆる意味で超重要です。
20代まではいいけど、30代以降はマジで痛感すると思います。
「お金にまつわるプロの専門職」を名乗ってるのに、自分自身のお給料は安い…とか、正直悲しすぎますからね…。
ちゃんとしたお給料を稼いでることは「職業会計人としてのプライド」にかかわることなんです。
会計事務所の職員が毎日やりとりするお客さんって、中小企業の社長さん達です。
社長さんたちに会計や税金のアドバイスをするのが仕事内容なわけですが、
社長さんたちってアドバイスを受ける相手を見るにあたって、
「こいつ自身がお金を稼いでるのか?」をものすごく重要視しています。
そして、あなた自身がお給料をバリバリ稼いでないと、
社長さん達ってアドバイスをいまいち信用してくれないんですよ。
(「俺にアドバイスする前に、お前が頑張れよ」的な態度を取られがち。これだと仕事がものすごくやりにくい)
稼げてる、稼げてないってどうしても顔に出ますしね。
中小企業の社長だと、「税理士さんって儲かるの?」って露骨に聞いてくる人もいたりします。
会計事務所の職員は、自分自身もバリバリ稼いでいる人ほど顧問先の社長から信頼され、仕事もやりやすくなるのが現実。
なので、お給料の金額にはしっかりとこだわるようにしましょう。
お金のことって表向きはみんな語りませんけど、これ、ものすごく大事なことです。
最後の最後にお伝えしたいこと
↑いろいろ書いてきましたが、結局大事なのはこれです。
どんなに頭よかろうが仕事ができようが、行動しないことには状況変化はゼロです。
転職活動について言えば、
今どんな状況にいる人でも「転職サイトを使った求人リサーチ」がスタート地点になります。
まずは「ここいいかも!」と思えるような事務所の求人をみつけることから始めてください。
日頃から最新の求人情報をストックしておき、いざ転職となったときに最速で動けるようにしておくのが大切です。
転職サイトへの無料登録は、スマホで1分でできる作業です。
今すぐ情報リサーチを始められますので、今すぐ行動を起こしましょう。







