- 税理士を目指したいけど、年齢高めなので不安…。
- 30代後半(35歳以上)からでも税理士を目指せる?
- 勉強しながら、税理士としての実務経験も効率よく積むには?
↑こうした不安をお持ちの社会人受験生の方はきっと多いでしょう。
このブログ記事では、年齢30代以上の人向けに、最短で税理士資格を得る現実的な受験プランを紹介します。
年齢40代に入る5年以内をめどに「5科目合格+実務経験5年以上」を達成し、その後の転職や独立を狙えるプランですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の目次
35歳からでも税理士になれる!30代向けの現実的なキャリアプラン
ここでは、社会人としてのキャリアを維持しながら、5年以内に税理士としての基礎を固める現実的なプランを紹介します。
最初の3年間についてはプランA、プランBともに共通です。
会計事務所に未経験者として入社し、税理士としての実務経験を積みながら3科目合格(会計2科目+ミニ税法1科目)を目指してください。
その後、③4年目以降については、プランAとプランBに分かれます。
税理士試験というのは向き不向きのある試験(暗記項目が以上に多いなど)なので、受験向きでない人はいます。
向いていない人が、社会人として働きながらボリュームの大きい税法(法人税法または所得税法)+税法1科目を突破するのは非常に困難といわざるを得ません。
そこで、プランBとして「大学院修了による税法2科目免除」も選択肢に入れましょう。
以下、詳しくみていきましょう。
①まずは会計事務所に入社する
税理士を目指すなら、最初のステップは会計事務所に入ることです。
企業の経理職に転職する人もいますが、最短で税理士資格を取りたいなら会計事務所一択です。
なぜなら、会計事務所は仕事の内容そのものが試験勉強と直結しているからです。
簿記論や財務諸表論の内容を、毎日の実務の中で自然と学ぶことができます。
また、税理士登録に必要な実務経験も同時に積めるため、資格取得後のキャリア移行がスムーズです。
転職活動では、「職員の税理士試験受験を応援します」と明記している求人を選びましょう。
この条件を満たす事務所を見つけるためには、会計事務所専門の転職エージェントを活用するのがおすすめです。
非公開求人の中に、受験生に理解のある優良事務所が多く含まれています。
まずは、仕事と勉強を両立できる環境を選ぶことが、スタートラインとして何よりも大切なんです。
②3年以内に会計2科目+ミニ税法1科目の合格を目指す
最初の3年間は、まさに税理士試験の基礎を固める時期です。
この期間にどこまで進めるかが、その後の合格スピードを大きく左右します。
1年目と2年目は、簿記論と財務諸表論の2科目を同時に学ぶのがおすすめです。
この2科目は会計事務所の実務と直結しているため、勉強すればするほど仕事の理解も深まります。
理想的には2年目までにこの2科目を合格できるのがベストです。
3年目は、消費税法などのボリュームが比較的軽い税法科目に挑戦します。
消費税はどの会計事務所でも扱う機会が多いため、実務にも直結します。
この3年で「簿記論+財務諸表論+消費税法」の3科目を合格できれば、かなり順調です。
逆にこの3年間をダラダラ過ごしてしまうと、試験が長期化してしまい、モチベーションを保つのが難しくなります。
働きながらでも、3年で3科目――ここが最初の大きな目標です。
③4年目以降(プランA):法人税法+税法1科目の同時受験で5科目合格を目指す
3年目までに3科目を取得できた人は、そのまま試験合格ルートを継続してOKです。
4年目以降は、法人税法ともう1つの税法(たとえば相続税法など)を同時受験するプランがおすすめです。
法人税法か所得税法はどちらか1つを必須科目として選ぶ必要がありますが、税理士としての実務を考えるなら法人税法一択でしょう。
「法人税法+税法1科目」で同時学習をすすめていき、4年目でできれば1科目、5年目までに両方の科目合格を目指してください。
(これで5科目合格達成となります)
このプランで行けば、40代に入るころには「税理士資格+実務経験5年」の状態を作ることが可能になります。
これは転職市場でも強力なアドバンテージになります。
勤務税理士として、よりレベルの高い会計事務所(BIG4税理士法人を含む大手事務所など)に転職してもいいですし、企業の経理管理職やコンサルティング会社への転職も選択肢にできます。
バイタリティと営業力に自信のある人なら、独立開業も視野に入れて問題ありません。
③4年目以降(プランB):働きながら大学院に進学し、税法2科目の免除を目指す
ここまで勉強を進めてきて、「自分は税理士試験向きではないかも」という自覚のある方は、大学院での税法2科目免除を活用するのも賢い選択です。
社会人向けの夜間大学院や通信制大学院も増えているため、働きながらでも十分に通えます。
年間100万円ほどの学費はかかりますが、このプランだと「ほぼ確実に5科目合格を達成できる」のは大きなメリットです。
3科目まで合格できても、法人税法を含む残り2科目にどうしても受からなくて挫折してしまう人はたくさんいますからね。

また、大学院での研究経験は、実務での専門性を高めるうえでも役立ちます。
研究テーマを通じて税法の理解が深まり、クライアントへの提案力が上がる人も多いですね。
プランAでいくか、プランBでいくかについては、最初の3年間で適性を見極めてみてください。
いわゆる「35歳転職限界説」は税理士業界にはあてはまらない
税理士業界では「35歳転職現解説」は税理士業界には当てはまりません。
↓その理由として、以下を挙げることができます。
①30代後半〜40代以上で未経験入社してくる人が珍しくない
会計事務所では、40代で新しく入社してくる人は決して珍しくありません。
異業種から転職してくる人も多く、前職が営業職やエンジニア、事務職などさまざまです。
それでもしっかりと実務を身につけ、税理士試験に挑戦していく人がたくさんいます。
税理士試験は1年に1科目ずつ受験できる科目合格制度があり、働きながらでも長期的に挑戦できるのが特徴です。
だからこそ、社会人からの挑戦が非常に多いんです。
35歳からのスタートは遅く感じるかもしれませんが、実際にはこの業界ではごく自然なことなんですよ。
②税理士業界は平均年齢が高い(税理士試験が社会人向け)
↑こちらの日本税理士会連合会のデータをご覧ください。
登録税理士の平均年齢はおよそ55〜60歳です(図の中の①)
20代の税理士はわずか0.6%、30代でも10%程度しかいません。年齢40代以上の人がが全体の7割を占めているのです。
ですから、30代から挑戦するのはむしろ平均的なスタートといえるでしょう。
また、税理士試験合格者の4割以上が「会計事務所の職員」であることにも注目しましょう(図の中の②)
特に、年齢高めの人は「最短で実務経験のある税理士になる」ことを目指す必要がありますから、職場として選ぶべきは会計事務所一択といえます。
③社会人経験が会計事務所では歓迎される(営業職経験など)
会計事務所の仕事は、ただ数字を扱うだけではありません。
実際には、お客様である中小企業の経営者と直接やり取りする機会が多いんです。
税務や会計の相談はもちろん、経営や資金繰りといった話題になることも多いです。
そのため、営業職やマネジメント経験など、社会人としてのビジネススキルを持つ人は非常に重宝されます。
経営者とのコミュニケーションでは、単なる知識よりも人間的な信頼関係が大切になります。
数字を超えた“人のつながり”を築ける人ほど、会計事務所では評価されるんですよ。
社会人経験を積んできた人ほど、税理士として成功しやすい理由はここにあります。
④税理士の約4割は会計事務所職員として働きながら資格を取得している(会計事務所一択の理由)
税理士になる前の職業データを見てみると、約43%の人が会計事務所勤務の経験者です。
つまり、税理士の約半数が働きながら資格を取っているんです。
会計事務所での仕事は、日々の業務そのものが試験勉強の実践になります。
仕訳や決算の処理を通じて、簿記論や財務諸表論の理解が深まりますし、実際のクライアントの事例が勉強内容と直結するんです。
また、会計事務所で働くことで税理士登録に必要な実務要件も同時に満たせます。
勉強と実務を並行できることは、税理士を目指すうえで非常に大きなメリットです。
もちろん、事務所によっては試験勉強をサポートしてくれる環境もあります。
試験前に有給を取りやすくしたり、残業を減らしてくれたりと、受験生に理解のある職場も多いです。
こうした点からも、税理士を目指すなら会計事務所に入るのが最短ルートです。
35歳からの挑戦でもまったく遅くありません。むしろ今までの経験を活かして、新しいステージに進む絶好のタイミングなんですよ。
30代から税理士を目指す人が失敗しないために知っておくべきこと
35歳からでも税理士を目指すことは十分に現実的ですが、知っておくべき注意点がいくつかあります。
↓具体的には以下のようなことです。これらは30代以上から挑戦する人がつまずかないために、必ず押さえておくべき4つのポイントです。
①資格スクールには必ず通うこと(独学は非現実的)
税理士試験は、独学で合格できるような試験ではありません。
特に社会人として働きながら勉強する場合、時間の制約があるため、効率的な学習が求められます。
資格スクールに通うことで、体系的に知識を身につけられ、勉強時間のムダを大幅に減らすことができます。
また、プロの講師による添削や質問対応があることで、自分の理解度を客観的に確認できるのも大きなメリットです。
多くの合格者がTACや大原などの大手スクールを利用しているのは、やはりそれだけの理由があるからなんですね。
講義や教材が充実しているだけでなく、同じ目標を持つ仲間がいることでモチベーションを保ちやすいのもポイントです。
社会人受験生にとって、勉強時間をどう効率化するかが勝負になります。だからこそ、最初からプロのサポートを受けるのが最短ルートなんです。
②勉強に専念するために無職になるのは避ける
30代以上の人がやってはいけないのが、「仕事を辞めて試験に専念する」という選択です。
20代前半ならまだリスクを取れますが、社会人として一定のキャリアを築いてきた人が無職になるのは非常に危険です。
もし試験に挫折してしまったとき、再就職の難易度が格段に上がってしまうからです。
税理士試験は1〜2年で終わるような短期決戦ではありません。多くの人が5年以上かけて合格します。
その長い期間、無職で収入を絶つのは現実的ではありませんし、精神的なプレッシャーも非常に大きくなります。
働きながら合格を目指すのが、最も堅実で安全な方法です。
そして、働く環境を「会計事務所」にすることで、実務と勉強を両立しながらキャリアを築けます。
働きながら挑戦するほうが、結果的に税理士としてのスタートも早くなるんです。
③会計事務所選びは税理士試験との両立が可能かで判断する
会計事務所といっても、すべてが勉強に理解があるとは限りません。
中には、残業が多くて試験勉強どころではない事務所もあります。
転職時には、「税理士試験の受験を応援しているか」「試験休暇が取れるか」といった点を必ず確認しましょう。
事務所の求人情報や口コミ、実際に面接での雰囲気からも見えてくる部分があります。
特に、職員の多くが税理士試験に挑戦している事務所は、学習との両立を理解してくれる傾向があります。
一方で、忙しい事務所を選んでしまうと、勉強時間が確保できずにモチベーションが下がってしまうこともあります。
最初の職場選びを間違えると、数年間を無駄にしてしまうこともあるので、ここは慎重に選ぶべきポイントです。
税理士を目指す社会人にとって、働く環境そのものが「試験勉強の一部」と言っても過言ではありません。
④5年以内に5科目合格のめどが立たないなら覚悟を決める
税理士試験は長期戦とはいえ、ダラダラと続けるのはおすすめしません。
明確な区切りを持たずに何年も受験を続けると、モチベーションが下がり、生活も不安定になりがちです。
目安として、5年以内に3科目以上合格できていない場合は、試験戦略を見直すべきです。
特に、税法科目に進めていない場合や勉強のペースが掴めていない場合は、大学院ルートの検討も現実的です。
一方で、3科目以上合格している人は、そのまま最後まで戦い抜く価値があります。
つまり、5年という期間は、自分が税理士試験に本気で取り組めるかどうかを見極めるタイミングでもあるんです。
税理士試験に挑戦するなら、それ相応の覚悟が必要です。
ただし、その覚悟を持って正しい戦略を取れば、35歳からでも十分に夢は叶います。
税理士を目指す30代の挑戦は、遅いどころか、人生の“再構築”として最も価値のある投資なんです。
まとめ
| 30代以上の人向けの税理士試験受験プラン |
|---|
| ①会計事務所に入社して実務と勉強を両立 |
| ②3年以内に「会計2科目+ミニ税法1科目」合格を目指す |
| ③プランA:「法人税法+税法1科目」で全5科目を試験で取得する |
| ③プランB:「3科目合格+大学院免除」で資格を得る |
35歳から税理士を目指すなら、最初の3年間が本当の勝負どころです。
この期間にどこまで積み上げられるかで、40代でのキャリアの形が決まります。
最初の3年で3科目を合格できれば、資格取得までの道筋が一気に現実的になります。
もし合格が思うように進まなくても、大学院による科目免除という選択肢もあります。
大事なのは、途中であきらめないことと、現実的な戦略を持つことです。
税理士試験は長期戦ですが、社会人経験を積んできた人ほど安定して走り抜ける力を持っています。
35歳からでも遅くありません。むしろ今までの経験が強みになる資格です。
最初の3年を大切に、一歩ずつ積み上げていきましょう。
【実体験談】ブラック事務所の労働環境が地獄すぎた件…

(労働環境が過酷な「ブラック事務所」の実態とは…)
これから働く人も、すでに働いている人も、
会計事務所で働くなら「ブラック事務所」にまちがえて入社しないように注意してください。
会計事務所(税理士業界)って、所長税理士含めて5名〜10名ぐらいの「小さな組織」がほとんどです。
基本的に所長税理士のワンマン経営なので、
その所長税理士の考えがブラックだと、そこで働く職員スタッフは「超絶ブラックな労働環境」で働くことになってしまうんです。
ブラック事務所の労働環境は本当に悲惨です。
↓例えば、私が実際に働いていたブラック事務所の労働実態はこんな感じでした。

- 月給手取り16万円で生活費カツカツ。資格スクール代すら払えない。
- 職員1人あたりの担当顧客数が多すぎて、仕事が激務すぎる。
- 客層が悪すぎて、ヤ◯ザみたいな顧問先社長から脱税の片棒かつぎをさせられる…。
- 新人は「雑用係」でろくに仕事を教えてもらえない。
- 顧客のほとんどが個人事業主で、確定申告時期の業務量が地獄…。
- 所長税理士やベテラン職員のえげつないパワハラが横行。
- 税理士試験の勉強と両立なんてほぼ不可能。3年間で科目合格ゼロ…。
(↑いま思い出しても胃がキリキリしてきます…。)
特にきつかったのが、所長税理士とベテラン職員によるパワハラ/モラハラですね。
ブラックな会計事務所って、所長税理士と職員スタッフが「師匠と弟子」みたいな徒弟制度の雰囲気なところが少なくないんですよ。
ささいなミスで怒号が飛ぶとかは日常茶飯事でしたし、
人格を否定するような罵声をくらいすぎて精神的に病みまくってました。
ブラック事務所に「税理士としてのキャリア」をつぶされる人多数…
あと、ブラック事務所って新人を教育するという文化がほぼないんです。
基本的に職場に放置されて「先輩のやりかたを見ながら覚えて」みたいな感じ。
で、積極的に質問してかないと「お前やる気あんの?」と怒られる。
まだ教わっていないこと、知らない処理でミスしたら「なんでできないの?」と怒鳴られる。
あと、ブラック事務所勤務で、
仕事と税理士試験の両立とかはほぼ不可能ですからね。
優秀だとかそうでないとかの問題じゃなくて、現実問題として勉強する時間がとれないんです。
実際、「何年も働きながら勉強してるのに科目合格ゼロ…」
みたいな人って、ブラック事務所にはいっぱいいますからね…。
こんなふうに、ブラック事務所にまちがえて入社してしまうと、
長い目で見ると、税理士としてのキャリアをつぶされてしまう可能性大です。
本当にしんどい状態になってしまうので、くれぐれも注意してください。
【天国と地獄…】ホワイトな会計事務所も探せばちゃんとある
もちろん、会計事務所のすべてがこういう「ブラック事務所」というわけではありません。
中には職員スタッフの雇用環境を改善して定着率を高め、
どんどん事務所を大きくしていっているホワイトな会計事務所もありますよ。
実際、私も1社目のブラック事務所の業務が限界を超えた時に、
別の会計事務所に転職したのですが、
「ここは天国か…?」みたいなホワイト環境でした。
(というか、転職前が地獄すぎただけなのですが)

↓ホワイト事務所の職場環境は例えばこんな感じ。
- 未経験資格なしの新人でも年収400万円(月給25万円〜)スタート。
- 顧客の「数より質」で高い顧問料を実現していて好業績。
- 法人顧客がメインなので確定申告時期も残業ゼロ。
- ワークライフバランス型の勤務で税理士試験との両立も余裕あり。
- しっかりとした新人研修があり無理なく業務に適応できる
- 売上数十億円規模の大手クライアントもあり貴重な経験を積める
すでに会計事務所で働いている人の中には「そんなホワイトな事務所ほんとにあんのかよ?」って思う人もいるかもしれませんので、
↓実際に募集されているリアルな求人例も見てみましょう。
お給料の相場感からして全然違いますよね。
ブラック事務所の環境に慣れていると、
「会計事務所なんてどこもこんなもんだろう…」って思ってしまいがちなんですが、実際にはそうではありません。
ひとくちに会計事務所といっても、
所長税理士の考え方によって職場環境や社風はまったく違うんですよね。
…
…
と、このように書くと、
「自分の学歴や職歴だと、ホワイト事務所に入るのはきびしいかも?」
「科目合格もまだないし、簿記2級すら持ってないからホワイト事務所に転職は無理?
と感じる方も多いかもしれません。
特に、税理士試験って、社会人になってから勉強を始める人も多い試験なので、
未経験資格なし(科目合格ゼロ)で転職活動せざるをえないケースは非常に多いんですね。
ただ、結論から言うとこれは大丈夫です。
ホワイトな会計事務所の求人って、
探し方さえまちがえなければちゃんと見つかりますし、
意外にハードルは低くて、現時点での職歴に自信がない方でも普通に入社できますよ。
(※ ホワイト求人の探し方は、この次の項目ですぐお教えします)
業界経験2年以上〜などの実務経験者はもちろん、
未経験資格なしの人でも、ホワイトな会計事務所に採用されるケースは普通にあるんです。
以下では、現時点での職歴や資格スキルに自信がない人が、
ホワイト事務所の求人を見つける方法を解説します。

年収高めで働きやすい「ホワイト事務所の求人」を見つける方法
会計職専門の転職サイトとは、会計事務所や経理といった「会計職の求人」だけを掲載している転職サイトのことです。
ひたすら「求人数ナンバーワン!」で勝負してくるリクナビ等と違って、
「この業種・業界の求人ならどこにも負けない!」というかたちで、
求人の質の高さ(年収などの雇用条件)で勝負しているのが特徴です。
逆にいうと、会計職専門サイトは「質の高さ」で勝負しないと、
「求人数ナンバーワン」が売りのリクナビには勝てないんです。

会計職専門サイトでは、ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されていますので、
変な事務所にまちがえて応募してしまうリスクを避けられますよ。
ホワイト事務所の求人は、こういうところで探せば見つかる!
↓会計職専門の無料転職サイトで有名どころでは、ヒュープロがあります。
↓例えば、以下のようなホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
(無料登録で、リアルな求人条件や事務所名、年収も見られます)

- 未経験資格なしでも年収450万円〜の求人
- 実務経験3年以上で年収600万円〜の求人
- BIG4税理士法人を含む大手税理士事務所の求人
- 資産税の実務経験を積める専門事務所の求人
- 会計事務所から経理への転職歓迎の一般企業求人
経理職の求人も豊富にあるので、
会計事務所から経理への転職を目指す人も使えますよ。
ヒュープロは会計職を志す人にとっては「鉄板中の鉄板サイト」です。
求人リサーチにフル活用しましょう。
会計職専門サイトを使えば、ブラック事務所の求人を排除できる理由
会計職専門の転職サイトは、求人の質を確保するために、
求人を出す企業側(会計事務所側)の審査を厳しく行っているのが特徴です。
具体的にいうと、担当のエージェントが実際に事務所に出向いて所長税理士と面談し、
スタッフに対してブラックなことをやってないか?をチェックするしくみがあります。
大手転職サイトのリクナビとかハロワだと、
求人数が膨大すぎてこういうきめ細やかなチェックはむずかしいのが実情ですね。
(広告料というかたちでお金を払えば、
ブラックだろうが何だろうが求人を掲載できてしまう)

ある程度求人数がしぼられている「業種業界の専門サイト」だからこそ実現できるチェック機能というわけです。
あと、転職サイトで求人を見たときに、
「この求人を出している事務所はホワイトか?ブラックか?」なんて、
ぶっちゃけよくわからないですよね。
(実際に事務所に出向いてみないと判断のしようがない)
この事務所良さげ!って転職サイトを見て思って面接に行ってみたら、
みんなしんどそうな顔して働いてて応募する気が失せた…なんて経験がある人も多いでしょう。
(これ、めっちゃ時間の無駄ですよね…)
特に、働きながら転職活動をする場合、時間や労力をいかに効率化するかは大切。
だからこそ、会計事務所の求人は、あらかじめブラックを排除してくれている会計職専門サイトで探すべきなんです。
ブラック事務所の求人はあらかじめサイト側が排除してくれていますから、
ホワイト事務所の求人だけにしぼりこんで、転職活動を進めていくことができます。
>>ホワイト事務所の求人多数あり!会計職専門の転職サイトで求人を見てみる
「今すぐは転職活動を始められない人」もやっておくべきこと

(今すぐ転職できない人も「転職サイトへの無料登録」だけは早めにやっておきましょう)
- いまの職場で定年までずっと働くことはありえないけど、今すぐは転職活動を始められない。
- 仕事が忙しすぎて転職活動に時間と労力をさけない…。
- なんとなく仕事に不満やモヤモヤはあるけど、転職するかどうかはまだ決めていない。
↑このブログを読んでくださっている人の中には、こういう状態の方も多いでしょう。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
新しい職場環境に移るのって、いろんなストレスがともなうものです。
なぜかというと、転職って、ぶっちゃけ運で決まってしまう部分も大きいから。
どんなに優秀でやる気のある人でも、たまたま市場環境が悪くて、
ホワイト事務所が求人を出していない時期に転職活動することになると、
やむを得ずブラックな事務所に転職せざるを得ない…。みたいな事態に見舞われることはあり得ます。
実際、私もブラック事務所勤務時代に、
「この先輩、めっちゃ優秀で性格も素晴らしいのに、
なんでうちみたいなブラック事務所で安い給料でこき使われてるんだろう…?」
って人はもううんざりするほどたくさん見かけました。

転職活動ってそのときどきの景気状況に左右される部分がものすごく大きいんです。
どんなに優秀な人でも、ホワイト事務所側が求人を出してくれないことには転職成功なんてありえないですよね。
だからこそ、早め早めに準備を始めて、多くの求人情報に日常的に触れておくことが大切なんです。
転職サイトに無料登録すると、希望勤務地や譲れない条件(年収など)の希望条件を入力することができます。
これを細かめに入力しておくのが、情報リサーチの質を高めるコツです。
↑さらっと書きましたが、この入力作業がめちゃくちゃ重要です。

最低限、これさえやっておけば、ホワイト事務所の求人が転職サイトに登録されるたびに、
最新の求人情報が定期的にメール配信されてきます。
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存しておきましょう。
ホワイト事務所の求人情報をコツコツストックしておくことで、
いざ転職となった時にロケットスタートでライバルに差をつけることができます。
日常的に求人情報を見慣れておくことで、「相場感」を養うことも重要。
業界内での年収や雇用条件の相場などもなんとなく把握できるので、
条件面で損するリスクを下げられます。
(実際にはもっと良い条件で攻めても良いのに、相場感がないために低めの条件で我慢してしまう…みたいなケースはすごく多いです)
ホワイト事務所の求人は人気なので、ライバルもある程度います。
ライバルの中から頭ひとつ抜け出すためにも、日頃から多くの求人情報に触れておくようにしましょう。
会計職専門の転職サイトは、誰でも無料で使うことができる貴重な情報リソースです。
無料登録で事務所名やリアルな年収を見ることができますので、活用するようにしましょう。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切
日常のストレスや疲労が限界に近づいてくると、どんな簡単な作業でもめんどくさくなるのが普通です。
仕事終わった後や通勤電車の中で、転職サイトをスマホでチェックするのすら苦痛に感じてしまうんですよね。
そうなる前に、転職サイトに無料登録して希望条件の入力だけはきっちりやっておいてください。
これだけやっておいて、気になる情報が自動的に配信されてくるのをチェックしておくだけでも、
「今の状況がどうしてもしんどくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでどうしようもなくなる前に、転職という対策を打てるようにしとくことが大切なんですね。
転職サイトはだれでも無料で使えます。
今すぐは転職活動できない人も、無料登録しておきましょう。
将来は「どうせ税理士として独立するから、職員時代の給料は安くてもいい」という方へ
「将来的に独立を目指してるから、職員時代の給料は安くてもいい」
「有能な税理士になるためには、激務ぐらいの環境で実務を鍛えてもらうべきでは?」
↑こういうスパルタで自分に厳しい人もひょっとしたらいるかもしれません。
ただ、結論から言うと、こういう発想で勤務先の事務所を選ぶのはやめといた方が良いです。
私は過去10年間に3つの会計事務所で実務やってきましたが、
激務ブラックな事務所で働きながら、
税理士試験を突破できた人に一度も出会ったことがありません。
(過去に100人以上の税理士志望者と一緒に仕事してきてますが、ゼロです)

人間はなんだかんだで環境に左右される生物です。
所長税理士以外は税理士有資格者が1人もいない…みたいな環境で働くより、
毎年当たり前のように科目合格者を積み重ねる人が出て、
5科目達成者もポツポツ出てるような事務所で切磋琢磨(せっさたくま)しあう方が、絶対に短期合格に近づけますよ。
仕事と勉強の両立がマストな社会人受験生にとって、どういう事務所を選ぶか?は超重要な問題です。
勤務先にブラック事務所を選んでしまうと、
あなたの「税理士になる」という夢は確実に遠のいてしまうので、注意してください。
お給料についても、将来の独立資金のことも考えると、ちょっとでも高い方が良いですからね。
会計事務所で働く場合、税理士試験の進捗は、仕事のモチベにも大きく影響します。
業務量の落ち着いているホワイト事務所を勤務先に選ぶようにしましょう。
税理士業界で働くなら「どのぐらいのお給料を稼げるか?」はものすごく大切
お給料の金額ってあらゆる意味で超重要です。
20代まではいいけど、30代以降はマジで痛感すると思います。
「お金にまつわるプロの専門職」を名乗ってるのに、自分自身のお給料は安い…とか、正直悲しすぎますからね…。
ちゃんとしたお給料を稼いでることは「職業会計人としてのプライド」にかかわることなんです。
会計事務所の職員が毎日やりとりするお客さんって、中小企業の社長さん達です。
社長さんたちに会計や税金のアドバイスをするのが仕事内容なわけですが、
社長さんたちってアドバイスを受ける相手を見るにあたって、
「こいつ自身がお金を稼いでるのか?」をものすごく重要視しています。
そして、あなた自身がお給料をバリバリ稼いでないと、
社長さん達ってアドバイスをいまいち信用してくれないんですよ。
(「俺にアドバイスする前に、お前が頑張れよ」的な態度を取られがち。これだと仕事がものすごくやりにくい)
稼げてる、稼げてないってどうしても顔に出ますしね。
中小企業の社長だと、「税理士さんって儲かるの?」って露骨に聞いてくる人もいたりします。
会計事務所の職員は、自分自身もバリバリ稼いでいる人ほど顧問先の社長から信頼され、仕事もやりやすくなるのが現実。
なので、お給料の金額にはしっかりとこだわるようにしましょう。
お金のことって表向きはみんな語りませんけど、これ、ものすごく大事なことです。
最後の最後にお伝えしたいこと
↑いろいろ書いてきましたが、結局大事なのはこれです。
どんなに頭よかろうが仕事ができようが、行動しないことには状況変化はゼロです。
転職活動について言えば、
今どんな状況にいる人でも「転職サイトを使った求人リサーチ」がスタート地点になります。
まずは「ここいいかも!」と思えるような事務所の求人をみつけることから始めてください。
日頃から最新の求人情報をストックしておき、いざ転職となったときに最速で動けるようにしておくのが大切です。
転職サイトへの無料登録は、スマホで1分でできる作業です。
今すぐ情報リサーチを始められますので、今すぐ行動を起こしましょう。








