- 社労士事務所の志望動機はどう書く?
- 未経験者/実務経験者別に志望動機例文を知りたい!
このブログ記事では、社労士事務所への転職を目指す人向けに志望動機作成のポイントについて紹介します。
アレンジして使っていただける志望動機の例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
【社労士事務所の志望動機】評価される書き方のポイント
社労士事務所の採用で評価される志望動機を書くためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。
- 社労士事務所で「求められる人材像」をイメージする
- 社会保険労務士になりたい理由を具体的なエピソードで語る
- なぜ御社を志望するのか?(なぜ第一志望なのか?)を明確にする
それぞれのポイントについて、順番に見ていきましょう。
1. 社労士事務所で「求められる人材像」をイメージする
まずは社労士事務所で求められる人材像とはどんな人なのか?を理解しましょう。
↓社労士事務所で求められる人材の特徴としては、 以下の3つが考えられます。
- 意欲的に学ぶ姿勢
社労士の主な仕事となるのが、労働社会保険手続きの代行業務です。
幅広い法律知識を駆使した業務となるため、専門的な知識はもちろんのこと、生涯学び続ける姿勢が必要となります。 - 正確かつスピーディーに仕事をこなせること
給与計算業務も、社労士が請け負う業務のひとつです。
給与計算は1つも間違いがない状態にするのが大前提の業務ですから、正確に仕事をこなすことが第一に求められます。
また、短納期の業務になりがちなので、スピーディーに業務を進めることや、効率化に対する耐性や努力が必要となります。 - 提案力やコミュニケーション力があること
労務コンサルタントでは、お客様の経営課題や人事労務課題に対しての指導相談業務を行います。
課題解決のための提案力やコミュニケーション力も、社労士に求められるスキルです。
2. 社会保険労務士になりたい理由を具体的なエピソードで語る
あなたがなぜ、社会保険労務士になりたいのか?どのような社労士になりたいのか?を伝えましょう。
社労士を目指す理由を効果的に伝えるためには、きっかけとなった具体的なエピソードを交えることが大切です。
社労士としてどのような価値を提供したいのか?社労士として資格を活かし、どのように成長し、どんなキャリアを築きたいのか?が伝わるエピソードを考えましょう。
例えば、以下のようなエピソードが考えられます。
「以前の職場で、社員の長時間労働や過重労働が問題になっているのを見て、労働環境を改善したいという強い思いが芽生えました。特に、労働時間の管理が不十分で、過労やストレスで体調を崩す社員が増えていたことがきっかけです。このような状況を見て、何らかの形で改善に関わりたいと思い、社労士を目指すことを決意しました」
3. なぜ御社を志望するのか?(なぜ第一志望なのか?)を明確にする
社労士事務所の中でも、なぜその事務所なのかという唯一性や差別化をしなければなりません。
ただし、社労士事務所は民間企業に比べてネットに上がっている情報も少なく、
自身のリサーチだけで差別化までもっていくのはむずかしいのが現実です。
しかし、転職活動においては情報収集が鍵になることは言うまでもありません。
複数のエージェントに登録し多くの求人情報と出会うのも一つの手段ではありますが、
士業専門のエージェントへの登録であったり、士業に強いカウンセラーの方と実際に面談し、
自身の目指すキャリアと照らし合わせながら社労士事務所を絞っていくのもお勧めです。
- 顧問契約を重要視しているのか、助成金などスポット業務を生業としているのか
- 抱える顧客は大手が多いのか、中小ベンチャーが多いのか
- 最新のSaasを積極的に取り入れるのか、地域に根差してお客様に寄り添う姿勢なのか
- 業務の割り振りは満遍なく担当できるのか、完全な縦割りなのか
上記のような観点を一例として絞っていくと、自分に合った社労士事務所が見つかるはずです。
社労士事務所の志望動機例文
上記の志望動機の書き方のポイントを踏まえて、社労士事務所への転職を目指す志望動機の例文を紹介します。
ご自身のオリジナルの内容を加えてアレンジしてみてください。
1. 学び続ける姿勢をアピールする例文(人事から社労士事務所に転職)
私は現職で人事業務に携わり、主に労務管理や従業員対応を担当しています。
日々の業務においては、労働環境を整えるために尽力し、従業員の満足度向上を目指して取り組んでいます。
しかし、それだけでは足りないと感じる場面も多く、特に法改正や労働関連の最新情報を取り入れ、より効果的なアプローチができるようになりたいという強い思いを抱くようになりました。
今後は社労士の資格を取得し、より専門的な知識とスキルを身につけることで、法的な視点から企業や従業員をより支援できる存在になりたいと考えています。
これまで、業務に取り組む中で学び続ける重要性を痛感しており、今後も自己成長を促すために新たな知識を積極的に学び、実務に生かしていく所存です。
社会保険労務士事務所での業務においては、こうした学び続ける姿勢をさらに強化し、法的知識を活用しながら、企業と従業員のより良い関係を築くために貢献したいと考えています。
2. 正確さをアピールする例文(経理から社労士事務所に転職)
私は現在、経理部門で月次決算から年度決算まで幅広い業務を担当しています。
経理業務は会社の財務状況を正確に把握し、1円の誤差も許されない非常に重要な仕事であるため、業務の中で見落としや漏れが発生しないよう、常に確認作業を徹底しています。
また、ミスが発生しないように業務の効率化や仕組み作りにも積極的に携わっており、精度の高い作業を心掛けています。
この経験を通じて、正確さとミスの防止がいかに重要であるかを実感しました。
社会保険労務士事務所では、法律に基づく手続きや労務管理が中心となるため、正確さが求められる仕事だと理解しています。
私は、経理業務で培った正確性を活かし、社会保険や労働保険の手続き、給与計算などの業務においても、誤りがないよう細心の注意を払って対応することができると自負しています。
さらに、ミスが起こりにくい仕組み作りや業務効率化にも取り組み、事務所の業務をサポートできるよう努めます。
このように、現職での経験を活かし、社労士事務所での業務においても正確で信頼される仕事を提供できると確信しています。
3. 提案力をアピールする例文(営業から社労士事務所に転職)
私は現在、営業職として食品業界のお客様に提案活動を行っています。
お客様の抱える課題を丁寧にヒアリングし、単に自社の商品を勧めるのではなく、その課題の根本を理解し、自社のリソースを最大限に活用して、どのような付加価値を提供できるかを常に考えながら活動しています。
このプロセスでは、提案力と問題解決能力が重要であると実感しており、より良い結果を生み出すために柔軟な思考を心掛けています。
社会保険労務士事務所においても、企業が抱える労務管理や人事に関する課題に対して、単に手続き業務をこなすのではなく、クライアントにとって最適な解決策を提案できる力が求められると理解しています。
私の営業職で培った提案力を活かし、クライアントのニーズを的確に捉え、労務管理や福利厚生の面で付加価値を提供することを目指しています。
社会保険労務士として、クライアントにとって信頼されるアドバイザーとなり、より良い職場環境を作るための提案を行い、業務に貢献できるよう努めていきたいと考えています。
まとめ
今回は、社会保険労務士事務所への志望動機の書き方について解説しました。
未経験者・実務経験者を問わず、志望動機を書く上で重要なのは、具体的なエピソードを交えて自己アピールをすることです。
当ブログ記事の例文を参考に、あなた自身の志望動機を考えてみてくださいね。