- 「年齢高めだから、会計事務所で税理士の実務経験が積めない…」
- 「長期間ニートやフリーターをやっていたので、採用されないかも…」
↑こんなふうに感じて、あきらめてしまうケースはとても多いようです。
せっかく税理士になる!という目標を見つけられた人が、こんなふうにあきらめてしまうのはとてももったいないですね。
会計事務所に入社するのって、実際はそんなに難しくないです。
基本的にいつも人手不足の職場なので、
年齢高めの未経験者でも意外なほど簡単に採用されますよ。

もちろん、とりあえず会計事務所ならどこでもいい…!みたいに思ってブラック事務所に入社してしまったら最悪ですが、会計事務所に未経験で採用されること自体はそれほど難しいことではありませんよ。
このブログ記事では、「会計事務所という職場で、実際にどんな人たちが働いているのか」や、「どういう事務所を自分の職場として選ぶべきか」を解説します。
これから税理士を目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
「年齢高めだから税理士の実務経験が積めない…」は誤解です
↓会計事務所が、なんらかの理由で現時点でのキャリアに自信がない人も挑戦しやすい環境であるのには、以下のような理由があります。
①会計事務所は「キャリアやり直し中」の人たちが多く働いている
会計事務所では、人生の途中で新しい道を選んだ人が本当に多いです。
前職が営業、製造、接客などまったく違う業界でも、数字が好き・勉強が好きという理由で転職してくる人がたくさんいます。
むしろ「今から頑張りたい」という姿勢を評価してくれる所長も多いんですよ。
年齢よりも人柄や学ぶ意欲が重視される世界です。
②税理士業界はそもそも平均年齢が高い
税理士業界は、ほかの業種に比べても平均年齢が高めです。
所長税理士が60代という事務所も珍しくありません。
ですから40代や50代の未経験者が入っても浮くことはないんですよ。
実際、税理士試験に挑戦している人の中にも、社会人経験を積んだあとに再スタートを切る人がたくさんいます。
年齢を気にしすぎる必要はまったくありません。
③求人票の年齢制限は「事務所側のタテマエ」にすぎない
求人票に「35歳まで」などと書かれていても、実際にはその限りではありません。
事務所は常に人手不足で、意欲のある人なら年齢問わず採用するケースが多いです。
採用担当者も「本当にやる気がある人」を見抜く目を持っています。
応募時にしっかりと熱意を伝えられれば、年齢制限の文字はあまり関係ないんですよ。
④営業マン出身者はとても歓迎される
営業経験のある人は、会計事務所では意外と重宝されます。
税理士の仕事は数字だけでなく、顧客対応や提案力も大切だからです。
数字の裏にある人間関係を理解できる営業出身者は、クライアントとの信頼関係を築くのが得意です。
経理知識は後から身につきますが、コミュニケーション力はすぐには身に付きません。
その意味でも、営業経験者は非常に歓迎される存在なんです。
実際、会計事務所ではどんな未経験者が働いているのか?
会計事務所には、想像以上にいろいろな経歴の人が集まっています。
未経験からでも採用されるケースは多く、「特別な経歴がないと無理」ということはありません。
①新卒入社した会社を短期離職してしまった人たち
「社会人として失敗した」と感じている人も、会計事務所では多く働いています。
事務所によっては、社会人経験よりも誠実さや継続力を重視するところが多いです。
仕事は覚えれば誰でもできるものなので、未経験でもやる気が伝わればチャンスがあります。
短期離職の過去を気にしすぎず、前を向いて動くことが大切ですね。
②社会人経験ゼロ(職歴なし)でニート・フリーター脱出を目指す人たち
長く社会に出ていなかった人も、実は会計事務所では少なくありません。
数字の世界は実力主義のため、経歴よりも今の頑張りを見てくれます。
最初はコピー取りやデータ入力からでも、仕事を覚える姿勢があれば評価されます。
職歴に自信がなくても、地道に取り組む姿勢を見せれば採用される可能性は十分あります。
③年齢高めの税理士試験受験生
30代後半や40代で受験を始めた人も珍しくありません。
試験勉強をしながら働く姿勢はむしろ評価されることもあります。
事務所としても、受験経験がある人は基礎知識を理解していると考えるからです。
年齢を理由に諦める必要はありません。
むしろ「勉強を継続できる根気強さ」が信頼につながります。
④異業種からの挑戦組
元営業、アパレル、接客業など、異業種出身者も多いのが会計事務所の特徴です。
数字や会計に関する知識は後から学べるため、コミュニケーションが得意な人は特に重宝されます。
お客様との関係づくりがうまい人は、入所後すぐに信頼を得て担当を持つこともあります。
異業種からでも、思い切って飛び込む価値は十分あります。
⑤50代以上の年齢から再スタートした人
50代で税理士を目指す人も、実際に会計事務所で働いています。
仕事を通じて新しいスキルを学ぶ姿勢があれば、年齢は問題になりません。
採用側も経験や人生観を尊重する傾向があります。
落ち着いた対応ができる年上のスタッフは、顧客対応においても信頼されやすいです。
焦らず、長く続ける覚悟を見せることが大切ですね。
会計事務所で働くなら、必ず正社員で働くべき理由
税理士の実務経験を積むなら、絶対に正社員として働くことをおすすめします。
なぜなら、働き方の違いがそのまま将来のキャリアの差につながるからです。
①パート・非常勤では重要な仕事を任せてもらえず、実務経験が浅くなる
パートや非常勤だと、どうしても雑務中心になりやすいです。
記帳や書類整理だけで終わってしまうこともあります。
表面的な経験しか積めず、税理士として必要な判断力や提案力が身につきにくいんです。
実務経験を積むという目的なら、責任ある仕事に関われる正社員が圧倒的に有利です。
②職歴書での価値が低くなる
職歴書を見る採用担当者は、「正社員でどの業務を担当したか」を重視します。
パート勤務では「軽作業」「補助的」と見なされるため、キャリアの証明としては弱くなります。
将来の転職や独立を考えるなら、早い段階で正社員として腰を据えて働くほうが確実にプラスになりますね。
③きちんとお給料を稼ぐことは大切(プロとしての自覚)
税理士を目指すなら、仕事に対する責任感も大切です。
正社員として給与を得ることは、プロとして評価される第一歩なんです。
お金をもらう立場になると、自然と仕事への意識も変わります。
自分の成長を報酬で感じられることが、長く続けるモチベーションにもつながります。
④顧客や同僚との人間関係構築も重要
実務の中で最も大切なのは、人とのつながりです。
正社員として長く勤務することで、顧客対応やチームワークを通じて信頼関係を築けます。
これが後々、転職や独立のときに大きな強みになります。
短期の非常勤では得られない「人間的な成長」が、正社員にはあります。
⑤正社員としてフルタイム勤務でも勉強との両立は可能
フルタイムで働きながら合格している人は本当に多いです。
大事なのは、ブラックな事務所を避けること。
残業が少なく、勉強時間を確保できる職場を選べば、無理なく両立できます。
自分の働き方を大切にしてくれる職場を選ぶことで、正社員としての経験と合格の両方を手に入れることができます。
未経験でも採用される事務所の特徴3つ
未経験だからといって、会計事務所に入れないわけではありません。
実際には、採用されやすい事務所には共通する特徴があります。
そのポイントを知っておくと、転職の成功率がぐっと上がります。
①小規模・個人経営で人手不足の事務所
未経験者の登竜門といえるのが、個人事務所レベルの小さな会計事務所です。
人手不足のところが多く、やる気があれば採用されやすい傾向にあります。
仕事内容は幅広く、記帳代行から申告書作成の補助まで一通り経験できます。
小規模だからこそ、一人ひとりの成長を近くで見てもらえるのも魅力ですね。
②教育に理解がある税理士が経営している事務所
教えることを面倒がらない所長がいる事務所は、未経験者にとって最高の環境です。
最初は分からなくても丁寧に指導してもらえるため、成長スピードが違います。
採用面接で「どんな教育をされていますか?」と質問してみるのもおすすめです。
教育に力を入れている事務所ほど、スタッフの定着率も高いですよ。
③受験生を応援する“勉強両立型”の職場
税理士試験を目指す人が多く働いている事務所では、勉強との両立を応援してもらえます。
残業が少なく、試験前に休みを取りやすい職場が多いのも特徴です。
所長自身が元受験生だったというケースもあり、理解が深いんです。
働きながら試験に挑むなら、こうした“両立に優しい環境”を最優先に選びましょう。
まとめ
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|---|---|
| 年齢が高くても未経験採用は普通にある | 会計事務所はキャリアやり直し中の人が多い |
| 会計事務所には異業種・無職経験者も多い | 社会人経験ゼロでも採用される |
| 実務経験を積むなら正社員が圧倒的に有利 | 正社員で働くべき理由 |
| 採用されやすいのは教育体制のある小規模事務所 | 採用されやすい事務所の特徴 |
税理士を目指すうえで「実務経験が積めない」と感じるのは、多くの場合、誤解です。
会計事務所では、若い人だけでなく、40代・50代から挑戦する人も少なくありません。
むしろ、異業種から転職したり、ブランクがあったりする人が普通に活躍している業界なんです。
ただし、どんな環境の会計事務所で働くか?はとても大切。
ブラックな事務所に間違えて入社してしまうと、勉強との両立どころではなくなってしまうので注意しましょう。
未経験者の新人教育に熱心で、勉強と両立しやすい事務所を選ぶのが大切です。
【実体験談】ブラック事務所の労働環境が地獄すぎた件…

(労働環境が過酷な「ブラック事務所」の実態とは…)
これから働く人も、すでに働いている人も、
会計事務所で働くなら「ブラック事務所」にまちがえて入社しないように注意してください。
会計事務所(税理士業界)って、所長税理士含めて5名〜10名ぐらいの「小さな組織」がほとんどです。
基本的に所長税理士のワンマン経営なので、
その所長税理士の考えがブラックだと、そこで働く職員スタッフは「超絶ブラックな労働環境」で働くことになってしまうんです。
ブラック事務所の労働環境は本当に悲惨です。
↓例えば、私が実際に働いていたブラック事務所の労働実態はこんな感じでした。

- 月給手取り16万円で生活費カツカツ。資格スクール代すら払えない。
- 職員1人あたりの担当顧客数が多すぎて、仕事が激務すぎる。
- 客層が悪すぎて、ヤ◯ザみたいな顧問先社長から脱税の片棒かつぎをさせられる…。
- 新人は「雑用係」でろくに仕事を教えてもらえない。
- 顧客のほとんどが個人事業主で、確定申告時期の業務量が地獄…。
- 所長税理士やベテラン職員のえげつないパワハラが横行。
- 税理士試験の勉強と両立なんてほぼ不可能。3年間で科目合格ゼロ…。
(↑いま思い出しても胃がキリキリしてきます…。)
特にきつかったのが、所長税理士とベテラン職員によるパワハラ/モラハラですね。
ブラックな会計事務所って、所長税理士と職員スタッフが「師匠と弟子」みたいな徒弟制度の雰囲気なところが少なくないんですよ。
ささいなミスで怒号が飛ぶとかは日常茶飯事でしたし、
人格を否定するような罵声をくらいすぎて精神的に病みまくってました。
ブラック事務所に「税理士としてのキャリア」をつぶされる人多数…
あと、ブラック事務所って新人を教育するという文化がほぼないんです。
基本的に職場に放置されて「先輩のやりかたを見ながら覚えて」みたいな感じ。
で、積極的に質問してかないと「お前やる気あんの?」と怒られる。
まだ教わっていないこと、知らない処理でミスしたら「なんでできないの?」と怒鳴られる。
あと、ブラック事務所勤務で、
仕事と税理士試験の両立とかはほぼ不可能ですからね。
優秀だとかそうでないとかの問題じゃなくて、現実問題として勉強する時間がとれないんです。
実際、「何年も働きながら勉強してるのに科目合格ゼロ…」
みたいな人って、ブラック事務所にはいっぱいいますからね…。
こんなふうに、ブラック事務所にまちがえて入社してしまうと、
長い目で見ると、税理士としてのキャリアをつぶされてしまう可能性大です。
本当にしんどい状態になってしまうので、くれぐれも注意してください。
【天国と地獄…】ホワイトな会計事務所も探せばちゃんとある
もちろん、会計事務所のすべてがこういう「ブラック事務所」というわけではありません。
中には職員スタッフの雇用環境を改善して定着率を高め、
どんどん事務所を大きくしていっているホワイトな会計事務所もありますよ。
実際、私も1社目のブラック事務所の業務が限界を超えた時に、
別の会計事務所に転職したのですが、
「ここは天国か…?」みたいなホワイト環境でした。
(というか、転職前が地獄すぎただけなのですが)

↓ホワイト事務所の職場環境は例えばこんな感じ。
- 未経験資格なしの新人でも年収400万円(月給25万円〜)スタート。
- 顧客の「数より質」で高い顧問料を実現していて好業績。
- 法人顧客がメインなので確定申告時期も残業ゼロ。
- ワークライフバランス型の勤務で税理士試験との両立も余裕あり。
- しっかりとした新人研修があり無理なく業務に適応できる
- 売上数十億円規模の大手クライアントもあり貴重な経験を積める
すでに会計事務所で働いている人の中には「そんなホワイトな事務所ほんとにあんのかよ?」って思う人もいるかもしれませんので、
↓実際に募集されているリアルな求人例も見てみましょう。
お給料の相場感からして全然違いますよね。
ブラック事務所の環境に慣れていると、
「会計事務所なんてどこもこんなもんだろう…」って思ってしまいがちなんですが、実際にはそうではありません。
ひとくちに会計事務所といっても、
所長税理士の考え方によって職場環境や社風はまったく違うんですよね。
…
…
と、このように書くと、
「自分の学歴や職歴だと、ホワイト事務所に入るのはきびしいかも?」
「科目合格もまだないし、簿記2級すら持ってないからホワイト事務所に転職は無理?
と感じる方も多いかもしれません。
特に、税理士試験って、社会人になってから勉強を始める人も多い試験なので、
未経験資格なし(科目合格ゼロ)で転職活動せざるをえないケースは非常に多いんですね。
ただ、結論から言うとこれは大丈夫です。
ホワイトな会計事務所の求人って、
探し方さえまちがえなければちゃんと見つかりますし、
意外にハードルは低くて、現時点での職歴に自信がない方でも普通に入社できますよ。
(※ ホワイト求人の探し方は、この次の項目ですぐお教えします)
業界経験2年以上〜などの実務経験者はもちろん、
未経験資格なしの人でも、ホワイトな会計事務所に採用されるケースは普通にあるんです。
以下では、現時点での職歴や資格スキルに自信がない人が、
ホワイト事務所の求人を見つける方法を解説します。

年収高めで働きやすい「ホワイト事務所の求人」を見つける方法
会計職専門の転職サイトとは、会計事務所や経理といった「会計職の求人」だけを掲載している転職サイトのことです。
ひたすら「求人数ナンバーワン!」で勝負してくるリクナビ等と違って、
「この業種・業界の求人ならどこにも負けない!」というかたちで、
求人の質の高さ(年収などの雇用条件)で勝負しているのが特徴です。
逆にいうと、会計職専門サイトは「質の高さ」で勝負しないと、
「求人数ナンバーワン」が売りのリクナビには勝てないんです。

会計職専門サイトでは、ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されていますので、
変な事務所にまちがえて応募してしまうリスクを避けられますよ。
ホワイト事務所の求人は、こういうところで探せば見つかる!
↓会計職専門の無料転職サイトで有名どころでは、ヒュープロがあります。
↓例えば、以下のようなホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
(無料登録で、リアルな求人条件や事務所名、年収も見られます)

- 未経験資格なしでも年収450万円〜の求人
- 実務経験3年以上で年収600万円〜の求人
- BIG4税理士法人を含む大手税理士事務所の求人
- 資産税の実務経験を積める専門事務所の求人
- 会計事務所から経理への転職歓迎の一般企業求人
経理職の求人も豊富にあるので、
会計事務所から経理への転職を目指す人も使えますよ。
ヒュープロは会計職を志す人にとっては「鉄板中の鉄板サイト」です。
求人リサーチにフル活用しましょう。
会計職専門サイトを使えば、ブラック事務所の求人を排除できる理由
会計職専門の転職サイトは、求人の質を確保するために、
求人を出す企業側(会計事務所側)の審査を厳しく行っているのが特徴です。
具体的にいうと、担当のエージェントが実際に事務所に出向いて所長税理士と面談し、
スタッフに対してブラックなことをやってないか?をチェックするしくみがあります。
大手転職サイトのリクナビとかハロワだと、
求人数が膨大すぎてこういうきめ細やかなチェックはむずかしいのが実情ですね。
(広告料というかたちでお金を払えば、
ブラックだろうが何だろうが求人を掲載できてしまう)

ある程度求人数がしぼられている「業種業界の専門サイト」だからこそ実現できるチェック機能というわけです。
あと、転職サイトで求人を見たときに、
「この求人を出している事務所はホワイトか?ブラックか?」なんて、
ぶっちゃけよくわからないですよね。
(実際に事務所に出向いてみないと判断のしようがない)
この事務所良さげ!って転職サイトを見て思って面接に行ってみたら、
みんなしんどそうな顔して働いてて応募する気が失せた…なんて経験がある人も多いでしょう。
(これ、めっちゃ時間の無駄ですよね…)
特に、働きながら転職活動をする場合、時間や労力をいかに効率化するかは大切。
だからこそ、会計事務所の求人は、あらかじめブラックを排除してくれている会計職専門サイトで探すべきなんです。
ブラック事務所の求人はあらかじめサイト側が排除してくれていますから、
ホワイト事務所の求人だけにしぼりこんで、転職活動を進めていくことができます。
>>ホワイト事務所の求人多数あり!会計職専門の転職サイトで求人を見てみる
「今すぐは転職活動を始められない人」もやっておくべきこと

(今すぐ転職できない人も「転職サイトへの無料登録」だけは早めにやっておきましょう)
- いまの職場で定年までずっと働くことはありえないけど、今すぐは転職活動を始められない。
- 仕事が忙しすぎて転職活動に時間と労力をさけない…。
- なんとなく仕事に不満やモヤモヤはあるけど、転職するかどうかはまだ決めていない。
↑このブログを読んでくださっている人の中には、こういう状態の方も多いでしょう。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
新しい職場環境に移るのって、いろんなストレスがともなうものです。
なぜかというと、転職って、ぶっちゃけ運で決まってしまう部分も大きいから。
どんなに優秀でやる気のある人でも、たまたま市場環境が悪くて、
ホワイト事務所が求人を出していない時期に転職活動することになると、
やむを得ずブラックな事務所に転職せざるを得ない…。みたいな事態に見舞われることはあり得ます。
実際、私もブラック事務所勤務時代に、
「この先輩、めっちゃ優秀で性格も素晴らしいのに、
なんでうちみたいなブラック事務所で安い給料でこき使われてるんだろう…?」
って人はもううんざりするほどたくさん見かけました。

転職活動ってそのときどきの景気状況に左右される部分がものすごく大きいんです。
どんなに優秀な人でも、ホワイト事務所側が求人を出してくれないことには転職成功なんてありえないですよね。
だからこそ、早め早めに準備を始めて、多くの求人情報に日常的に触れておくことが大切なんです。
転職サイトに無料登録すると、希望勤務地や譲れない条件(年収など)の希望条件を入力することができます。
これを細かめに入力しておくのが、情報リサーチの質を高めるコツです。
↑さらっと書きましたが、この入力作業がめちゃくちゃ重要です。

最低限、これさえやっておけば、ホワイト事務所の求人が転職サイトに登録されるたびに、
最新の求人情報が定期的にメール配信されてきます。
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存しておきましょう。
ホワイト事務所の求人情報をコツコツストックしておくことで、
いざ転職となった時にロケットスタートでライバルに差をつけることができます。
日常的に求人情報を見慣れておくことで、「相場感」を養うことも重要。
業界内での年収や雇用条件の相場などもなんとなく把握できるので、
条件面で損するリスクを下げられます。
(実際にはもっと良い条件で攻めても良いのに、相場感がないために低めの条件で我慢してしまう…みたいなケースはすごく多いです)
ホワイト事務所の求人は人気なので、ライバルもある程度います。
ライバルの中から頭ひとつ抜け出すためにも、日頃から多くの求人情報に触れておくようにしましょう。
会計職専門の転職サイトは、誰でも無料で使うことができる貴重な情報リソースです。
無料登録で事務所名やリアルな年収を見ることができますので、活用するようにしましょう。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切
日常のストレスや疲労が限界に近づいてくると、どんな簡単な作業でもめんどくさくなるのが普通です。
仕事終わった後や通勤電車の中で、転職サイトをスマホでチェックするのすら苦痛に感じてしまうんですよね。
そうなる前に、転職サイトに無料登録して希望条件の入力だけはきっちりやっておいてください。
これだけやっておいて、気になる情報が自動的に配信されてくるのをチェックしておくだけでも、
「今の状況がどうしてもしんどくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでどうしようもなくなる前に、転職という対策を打てるようにしとくことが大切なんですね。
転職サイトはだれでも無料で使えます。
今すぐは転職活動できない人も、無料登録しておきましょう。
将来は「どうせ税理士として独立するから、職員時代の給料は安くてもいい」という方へ
「将来的に独立を目指してるから、職員時代の給料は安くてもいい」
「有能な税理士になるためには、激務ぐらいの環境で実務を鍛えてもらうべきでは?」
↑こういうスパルタで自分に厳しい人もひょっとしたらいるかもしれません。
ただ、結論から言うと、こういう発想で勤務先の事務所を選ぶのはやめといた方が良いです。
私は過去10年間に3つの会計事務所で実務やってきましたが、
激務ブラックな事務所で働きながら、
税理士試験を突破できた人に一度も出会ったことがありません。
(過去に100人以上の税理士志望者と一緒に仕事してきてますが、ゼロです)

人間はなんだかんだで環境に左右される生物です。
所長税理士以外は税理士有資格者が1人もいない…みたいな環境で働くより、
毎年当たり前のように科目合格者を積み重ねる人が出て、
5科目達成者もポツポツ出てるような事務所で切磋琢磨(せっさたくま)しあう方が、絶対に短期合格に近づけますよ。
仕事と勉強の両立がマストな社会人受験生にとって、どういう事務所を選ぶか?は超重要な問題です。
勤務先にブラック事務所を選んでしまうと、
あなたの「税理士になる」という夢は確実に遠のいてしまうので、注意してください。
お給料についても、将来の独立資金のことも考えると、ちょっとでも高い方が良いですからね。
会計事務所で働く場合、税理士試験の進捗は、仕事のモチベにも大きく影響します。
業務量の落ち着いているホワイト事務所を勤務先に選ぶようにしましょう。
税理士業界で働くなら「どのぐらいのお給料を稼げるか?」はものすごく大切
お給料の金額ってあらゆる意味で超重要です。
20代まではいいけど、30代以降はマジで痛感すると思います。
「お金にまつわるプロの専門職」を名乗ってるのに、自分自身のお給料は安い…とか、正直悲しすぎますからね…。
ちゃんとしたお給料を稼いでることは「職業会計人としてのプライド」にかかわることなんです。
会計事務所の職員が毎日やりとりするお客さんって、中小企業の社長さん達です。
社長さんたちに会計や税金のアドバイスをするのが仕事内容なわけですが、
社長さんたちってアドバイスを受ける相手を見るにあたって、
「こいつ自身がお金を稼いでるのか?」をものすごく重要視しています。
そして、あなた自身がお給料をバリバリ稼いでないと、
社長さん達ってアドバイスをいまいち信用してくれないんですよ。
(「俺にアドバイスする前に、お前が頑張れよ」的な態度を取られがち。これだと仕事がものすごくやりにくい)
稼げてる、稼げてないってどうしても顔に出ますしね。
中小企業の社長だと、「税理士さんって儲かるの?」って露骨に聞いてくる人もいたりします。
会計事務所の職員は、自分自身もバリバリ稼いでいる人ほど顧問先の社長から信頼され、仕事もやりやすくなるのが現実。
なので、お給料の金額にはしっかりとこだわるようにしましょう。
お金のことって表向きはみんな語りませんけど、これ、ものすごく大事なことです。
最後の最後にお伝えしたいこと
↑いろいろ書いてきましたが、結局大事なのはこれです。
どんなに頭よかろうが仕事ができようが、行動しないことには状況変化はゼロです。
転職活動について言えば、
今どんな状況にいる人でも「転職サイトを使った求人リサーチ」がスタート地点になります。
まずは「ここいいかも!」と思えるような事務所の求人をみつけることから始めてください。
日頃から最新の求人情報をストックしておき、いざ転職となったときに最速で動けるようにしておくのが大切です。
転職サイトへの無料登録は、スマホで1分でできる作業です。
今すぐ情報リサーチを始められますので、今すぐ行動を起こしましょう。







