「男は事務職には受からない」
こういう話はよく聞きますが、結論から言うと正しくありません。
男性の事務職なんてこの世にごまんといますからね。
ただし、就活(転職活動)のやり方を間違えてしまうと、男は事務職になかなか受からないこともあります。
以下では、男性事務職の転職失敗パターンと、成功のコツをお教えします。
参考にしてみてください。
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この記事の目次
男は事務職に受からない?よくある失敗パターン
↓事務職への転職を目指す男性によくある失敗パターンとして以下の点を説明します。
- 細かいところで「がさつな印象」を与えてしまっている
- 志望動機があいまいで弱い
- 表向きは「男女不問」でも実質的に女性限定の求人に応募してしまっている
- 過去の職歴や失敗をうまく自己PRにつなげられていない
- 営業がダメダメだったから仕方なく事務を選んだ…という印象を与えてしまっている
以下では、それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。
1. 細かいところで「がさつな印象」を与えてしまっている
事務職では細かい気配りが重要視されます。
言い方は悪いのですが「がさつな人」ってすごく嫌われるんですね。
必然的に、採用の場ではこういうタイプの人は受かりにくくなってしまうんです。
難しいのは、自分が相手にがさつな印象を与えているかどうか?って、
自分自身ではなかなか気づけない点です。
例えば、字が汚いとかも避けた方が良い。
字そのものは下手でも良いので、一生懸命ていねいに書いているかです。
もちろん、仕事での書類作成なんてほぼ100%がパソコン入力なんですが、
採用の場ではその人の人間性がチェックされているので、字のきれいさは重要です。
また、人事担当者からのメールやメッセージの返信はその日のうちに返しましょう。
返信が遅いと、コミュニケーション能力に疑問を持たれることがあります。
男性でも、これらのポイントを押さえておけば、事務職での成功は十分に可能です。
2. 志望動機があいまいで弱い
男性事務職が志望動機を書く場合、
「営業職でなく、あえて事務職を選ぶポジティブな理由」が必要です。
この点があいまいで弱いと、面接官に「この人は本当にこの職種に興味があるのだろうか」「営業がしんどいから事務職とか甘いことを考えているのでは?』と疑念を抱かせてしまいます。
まず、自分の過去の経験やスキルを振り返り、事務職にどう貢献できるかを具体的に考えましょう。
例えば、過去にプロジェクトを効率的に管理した経験や、チーム内でのコミュニケーションを円滑にした実績があれば、それを志望動機に組み込むことができます。
また、志望する企業の特性や文化を理解し、それに共感する部分を志望動機に反映させることで、面接官に「この人は我が社にフィットする」と感じてもらうことができます。
さらに、事務職の中でも特に興味のある業務内容や、将来的に挑戦したいことを具体的に述べることで、志望動機の説得力を増すことができるでしょう。
3. 表向きは「男女不問」でも実質的に女性限定の求人に応募してしまっている
男性が事務職に応募する際、求人情報に「男女不問」と記載されていても、実際には女性を求めている企業が多かったりします。
これは、事務職が伝統的に女性が多く従事してきた職種であり、企業側もそのイメージを持っていることが原因です。
応募者側としては、求人情報をよく読み、女性が多い職場環境や業務内容を事前に確認することが重要です。
また、企業の文化や求める人物像を理解し、自分がその職場でどのように貢献できるかを具体的に伝えることが大切です。
さらに、男性ならではの強み、例えば論理的思考力や問題解決能力をアピールすることで、企業に対して自分が適任であることを示すことができます。
応募書類や面接での自己PRでは、性別に関係なく自分のスキルや経験をしっかりと伝えることが成功の鍵となります。
企業が求める人物像に合致するよう、自己分析を行い、適切なアプローチを心がけましょう。
4. 過去の職歴や失敗をうまく自己PRにつなげられていない
過去の職歴や失敗をうまく自己PRに活用することは、転職活動で非常に重要なポイントです。
まず、過去の失敗を単なるマイナス経験として捉えるのではなく、そこから得た学びや成長を強調しましょう。
例えば、プロジェクトでの失敗があった場合、その原因を分析し、次にどう活かしたかを具体的に述べることが大切です。
これにより、問題解決能力や学習意欲を示すことができます。
また、過去の職歴については、経験した業務内容だけでなく、そこで身につけたスキルや達成した成果を具体的に伝えることが効果的です。
例えば、事務職での経験を持つ場合、PCスキルやデータ管理能力、コミュニケーション能力などを具体的な例を交えてアピールしましょう。
さらに、過去の職場でのチームワークやリーダーシップの経験があれば、それも自己PRに組み込むことで、組織内での適応力や協調性を示すことができます。
これらのアプローチにより、過去の経験を活かして新たな職場での活躍を期待させる自己PRを作成することが可能です。
5. 営業がダメダメだったから仕方なく事務を選んだ…という印象を与えてしまっている
事務職を選ぶ男性が「営業がダメだったから仕方なく選んだ」と思われるのは避けたいところです。
まず、事務職には営業とは異なるスキルセットが求められることを理解しましょう。
例えば、細かいデータ管理や効率的な業務フローの構築など、事務職ならではの専門性があります。
これを強調することで、意図的に事務職を選んだという印象を与えられます。
また、履歴書や職務経歴書では、事務職における具体的な目標やビジョンを明確にすることが大切です。
さらに、面接では、事務職における自分の強みやどのように貢献できるかを具体的に語ることで、前向きな選択であることを示せます。
そして、事務職でもキャリアアップの可能性があることを示し、長期的な視点を持っていることをアピールするのも効果的です。
これらのポイントを押さえることで、事務職を選んだ理由が明確になり、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。
男性が狙うべき事務職求人の特徴
男性が事務職への転職を成功させるためには、求人選びが非常に重要です。
↓具体的には以下のような特徴がある事務職求人を狙いましょう。
- 将来の管理職候補の求人
- 資格や専門スキルが求められる求人
- 職種&業界未経験OKの求人
- 大企業の「多様性枠」の求人を狙うのも手
入り口(求人の種類)をまちがえると男性は本当に事務職に受かりませんので注意してください。
1. 将来の管理職候補の求人
男性が事務職を選ぶ理由は多様ですが、キャリアアップを考えるなら管理職を目指すのも一つの戦略です。
企業は将来の管理職候補として、事務職の男性を歓迎することがあります。
なぜなら、事務職での経験は組織運営やチーム管理に役立つためです。
また、男性が持つ視点やスキルは、職場の多様性を高め、組織の活性化につながると評価されることも少なくありません。
管理職を目指す際には、リーダーシップやコミュニケーション能力を磨くことが重要です。
さらに、業務改善やプロジェクト管理の経験を積むことで、管理職としての適性をアピールできます。
資格取得も有効で、特にビジネス関連の資格はプラスになります。
これらのスキルを持つことで、管理職としての信頼を得やすくなります。
事務職からのキャリアアップを考える際には、自分の強みを活かし、積極的にチャンスをつかんでいきましょう。
2. 資格や専門スキルが求められる求人
事務職において、資格や専門スキルが求められる求人は増加傾向にあります。
特に、企業は効率的な業務遂行を求めており、即戦力となる人材を重視しています。
例えば、簿記やMOS(Microsoft Office Specialist)などの資格は、多くの企業で評価されるポイントです。
これらの資格を持つことで、業務の幅が広がり、採用の可能性も高まります。
また、最近ではデジタルスキルも重要視されています。
ExcelのマクロやVBAの知識、データ分析のスキルがあると、業務効率化に貢献できるため、強力なアピールポイントとなるでしょう。
さらに、業界特有の知識や経験を持っていると、専門性が高まり、他の候補者との差別化が図れます。
事務職においても、常にスキルアップを心掛け、新しい技術や知識を積極的に取り入れる姿勢が求められています。
自分の強みを明確にし、それを活かせる職場を見つけることで、キャリアの幅を広げることができるでしょう。
3. 職種&業界未経験OKの求人
事務職を希望する男性にとって、職種や業界未経験でも応募可能な求人は大きなチャンスです。
未経験OKの求人は、業界特有の知識や経験がなくても応募できるため、キャリアチェンジを考える際に非常に有効です。
特に、IT業界やスタートアップ企業では、柔軟な発想や新しい視点を求める傾向が強く、未経験者を歓迎するケースが増えています。
また、事務職としての基本的なPCスキルやコミュニケーション能力があれば、即戦力として活躍できる可能性も高まります。
求人情報をチェックする際は、企業が求める具体的なスキルや資格を確認し、自分の強みを活かせるかどうかを見極めることが重要です。
さらに、未経験者向けの研修制度が整っている企業を選ぶことで、スムーズな職場環境への適応が期待できます。
自分の経験を活かしつつ、新しい分野でのスキルアップを目指すことで、長期的なキャリア形成につなげることができます。
4. 大企業の「多様性枠」の求人を狙うのも手
大企業が多様性を重視するようになった背景には、多様な視点やアイデアが組織の成長に寄与するという考え方があります。
特に男性が事務職を志望する場合、この「多様性枠」を活用するのは賢明な選択です。
多様性枠は、性別や年齢、国籍などの異なるバックグラウンドを持つ人材を積極的に採用する枠組みで、企業は多様な文化や価値観を取り入れることで競争力を高めようとしています。
事務職は、コミュニケーション能力や組織力が求められる職種ですが、男性ならではの視点や経験が新たな価値を生むこともあります。
例えば、男性の視点からの業務改善提案や、異なる分野での経験を活かしたプロジェクトの進行などが挙げられます。
大企業の多様性枠を狙う際は、応募時に自分の強みをしっかりとアピールすることが重要です。
具体的な経験や成果を述べることで、企業にとっての価値を示すことができます。
また、自己分析を行い、自分がどのように組織に貢献できるかを明確に伝えることも大切です。
多様性枠の活用は、事務職を目指す男性にとって新たなキャリアの扉を開くチャンスとなるでしょう。
男性が事務職に受かるためのコツ
↓男性が事務職に受かるためのコツとして、以下の点を説明します。
- 採用の入口(採用求人の種類)を間違わないこと最重要
- 管理職求人専門の転職エージェント会社を使おう
- 転職エージェントから「非公開求人」を引き出せ
- 男性事務職の応募に効果的な面接での自己アピール方法
- 男性事務職の応募に効果的な志望動機の作り方
以下では、それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
1. 採用の入口(採用求人の種類)を間違わないこと最重要
男性が事務職に挑戦する際、採用の入口を誤らないことが非常に重要です。
多くの企業では、事務職に対して女性を求める傾向があるため、男性が応募する際には特に戦略が必要です。
まず、求人を選ぶ際には、管理職や高スキルの実務経験を積めるポジションを狙うことが賢明です。
これにより、単なる事務作業に留まらず、キャリアアップの可能性が広がります。
また、企業が求めるスキルや経験をしっかりと理解し、自分の強みをアピールすることが採用への近道となります。
具体的には、PCスキルやプロジェクト管理の経験、コミュニケーション能力などを強調すると良いでしょう。
さらに、企業研究を徹底し、その企業がどのような事務職を求めているのかを理解することも重要です。
これにより、面接時に具体的な志望理由を伝えられ、企業側に好印象を与えることができます。
男性が事務職で成功するためには、採用の入口での選択がキャリアの鍵を握ると言えるでしょう。
2. 管理職求人専門の転職エージェント会社を使おう
管理職求人専門の転職エージェント会社を利用することは、転職活動を成功させるための強力な方法です。
一般的な求人サイトでは見つからないような、管理職に特化した求人情報を提供してくれるため、効率的に自分に合ったポジションを見つけることができます。
エージェントは、求人企業の内部情報や求められるスキル、企業文化を詳しく教えてくれるため、面接対策や書類作成のアドバイスも受けられます。
特に、事務職から管理職へのステップアップを目指す男性にとっては、エージェントのサポートは心強い味方となります。
また、エージェントは転職市場のトレンドや給与の相場についても情報を持っているため、年収アップの交渉をサポートしてくれることもあります。
転職エージェントの利用は無料であることが多く、リスクも少ないため、まずは気軽に登録して相談してみることをおすすめします。
信頼できるエージェントを見つけるためには、口コミや評判をチェックし、自分の希望に合ったサポートを提供してくれるかどうかを確認することが大切です。
3. 転職エージェントから「非公開求人」を引き出せ
転職エージェントを活用する際、非公開求人を引き出すことは非常に重要です。
非公開求人とは、企業が一般に公開せず、特定の条件を満たした候補者にのみ紹介される求人のことです。
これにアクセスするためには、まずエージェントとの信頼関係を築くことが必要です。
信頼関係を築くためには、自己紹介やこれまでの経験、希望するキャリアパスを明確に伝えることが大切です。
さらに、エージェントに対して積極的に質問を投げかけることで、あなたの本気度を示すことができます。
また、エージェントが提供するキャリア相談やセミナーに参加することで、最新の転職市場の動向を把握することができ、非公開求人の紹介を受ける可能性が高まります。
さらに、エージェントを複数利用することで、異なる非公開求人にアクセスできるチャンスも広がります。
特に、事務職を目指す男性にとっては、こうした非公開求人に応募することで、競争が少なく、より自分に合った職場を見つけることができるかもしれません。
4. 男性事務職の応募に効果的な面接での自己アピール方法
男性が事務職の面接で自己アピールを効果的に行うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
まず、自身の強みを具体的な事例とともに伝えることが大切です。
例えば、過去の職場での業務改善やプロジェクトの成功例を挙げ、どのように貢献したのかを具体的に説明します。
これにより、あなたの問題解決能力やリーダーシップが伝わります。
次に、事務職に必要なスキルをアピールしましょう。
特に、PCスキルやデータ管理能力は多くの企業で重視されますので、これらのスキルを具体的に示すことが求められます。
また、コミュニケーション能力も欠かせません。
チームでの協働経験や、他部門との連携をスムーズに行った経験を話すことで、あなたの人間関係構築力をアピールできます。
さらに、事務職に対する熱意や将来のビジョンを明確に伝えることも重要です。
なぜ事務職を選んだのか、どのようにキャリアを積んでいきたいのかを具体的に説明することで、面接官にあなたの本気度が伝わります。
これらのポイントを押さえ、自己アピールを行うことで、面接での評価を高めることができるでしょう。
5. 男性事務職の応募に効果的な志望動機の作り方
男性が事務職に応募する際、効果的な志望動機を作成することは非常に重要です。
まず、事務職に対する具体的な興味を明確に伝えることが大切になります。
例えば、「業務の効率化やチームサポートに貢献したい」といった具体的な目標を示すと良いでしょう。
また、これまでの経験やスキルを活かせるポイントを強調することも効果的です。
例えば、ExcelやWordなどのPCスキル、コミュニケーション能力、細やかな作業が得意であることをアピールするのも一つの方法です。
さらに、事務職を選んだ理由として、長期的なキャリアビジョンを持っていることを伝えると、応募者の本気度が伝わります。
例えば、「将来的には管理職を目指し、業務全体を俯瞰しながらチームをサポートする役割を担いたい」といった具体的なビジョンを示すと良いでしょう。
最後に、事務職における男性の利点を自信を持って伝えることも大切です。
特に、異なる視点からの問題解決能力や、チームの多様性を高める役割を果たせることを強調すると、他の応募者との差別化が図れます。
これらのポイントを押さえた志望動機を作成することで、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。
まとめ
この記事では「受かりにくい」とされている男性の事務職について、あるあるな失敗パターンと転職成功のコツを紹介しました。
結論的には、男性でも事務職を目指すことは十分に可能です。
実際、世の中で管理職レベルになっている事務職ってほとんどが男性だったりしますからね。
男性が事務職に転職成功するためには「出世しやすい営業職ではなく、あえて事務職を目指すポジティブな理由」を採用担当者に有効に伝えていかなくてはいけません。
また、どういう事務職求人に応募するか?も決定的に重要。
男性は基本的に管理職になることを期待されます(最初からその気がない人は受かりにくい)。
なので、転職活動では将来的に管理職を目指せる求人を狙うべきです。
管理職求人専門の転職エージェントを活用すればこのあたりのハードルを超えるのは難しくありません。
エージェントは無料で使えるものなので、これから転職活動を始める方は活用しましょう。
【天国と地獄…】経理は「入社する会社」を間違えると地獄

(経理は入社する会社によってブラックにもホワイトにもなる職種なのです)
- 経理として働きたいけど、ブラックでしんどい働き方はしたくない…。
- お給料をきちんと稼げる環境でキャリアアップしていきたい。
↑このように考えている方に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは、経理という職種は「入社する会社選び」でミスると最悪なことになるということです。
いったん変な会社に入ってしまうと、そこからリカバリするのはかなり大変です。
早めに見切りをつけて転職したとしても、
職歴に「短期間で離職した」という履歴が残ってしまいますし、
退職引き止めにあって、辞めたくても辞められない…みたいなめんどくさい状況にまきこまれることも少なくありません。
あせって転職活動すると、こういう「負のループ」に入ってしまいがちなので注意してください。
経理の年収は基本的に固定給(会社の業績しだい)

(経理の給与は基本的に「固定給」で決まります)
経理が「入社する会社」にこだわらないといけない理由の第一は、
経理の年収は基本的に固定給で決まるからです。
経理という職種は、営業マンみたいに「個人プレー」が給料やボーナスに直接反映される仕事ではありません。
経理の給料は、固定給でほぼ決まります。
役職アップとかも基本的には年功序列が一般的です。
よくいえば安定して働ける仕事なんですが、
業績の悪い斜陽産業の会社に入ってしまったりすると、
「いつまで経っても低年収…」みたいなことになってしまいがちなんです。
あなたがどれだけ能力的に優秀でやる気のある人であったとしても、
入社した会社がろくに利益を出せていないダメ会社だったりすると、給料はいつまで経っても上がりません。
逆にいうと、経理は「業績が安定的に伸びているホワイトな会社」にうまく入り込むことができれば、
多少能力的に低い人でもスイスイ高年収になれたりします。
伸びている企業だと「なんでこの人が?」みたいな人でも、
年収600万〜700万とか稼いでたりしますからね。
大手企業の経理管理職クラスになると、年収1000万プレーヤーも少なくありません。
良くも悪くも、経理は「会社と運命共同体になりやすい職種」ということができるでしょう。

同じ経理職でもこんなに給料が違う…(実際の画像)
「論より証拠」ではないですが、実際に募集されている経理求人で見てみましょう。
↓例えばこちらは未経験OKの経理求人ですが、年収150万円ぐらいの差があります。
経理の実務経験者や管理職の求人になると、
↓さらに年収差は開いていきます。

↑未経験も経験者も管理職も、下の方の「低年収な求人」を好んで働きたい人はあまりいないでしょう。
もちろん、仕事ってお給料だけで選ぶものではありません。
ですが、同じ働くならちょっとでもお給料が高い方がいいに決まってますよね。
いったん入社時の低い年収を受け入れてしまうと、
そこから状況を変えるのはものすごく大変なので注意してください。
(入社後になると、会社との給与交渉はまず通りません。年収交渉は入社する前(転職活動中)にしておく必要があります)
経理は同僚と「長い付き合い」になる可能性が高い

(経理は同僚や先輩と「長い付き合い」になりやすい職種です)
経理は入社した会社の同僚たちと、長い付き合いになるケースが多いです。
経理は良くも悪くも「人の入れ替わり」が少ない職種です。
いったん入社したらずっと働き続ける人が多いんですね。

ときには同じ部署の人と10年以上の付き合いになるようなこともあります。
こういう「ずっと一緒に働く同僚や先輩、上司」がパワハラな人たちだったりしたら…本当に最悪なことになります。
もちろん、仕事ですから多かれ少なかれ我慢が必要なのは社会人として当たり前ですよね。
ある程度のお給料がもらえるなら、人間関係の不満ぐらい耐えられるという人も多いでしょう。
ただ、入社する会社を間違えてしまった場合には、
「給料は安いし人間関係も最悪…」なんてことになってしまいます。
上で見たように、経理は個人プレーでお給料を上げていくということが難しい職種です。
入社する会社の環境はとても重要なのです。
業績の悪い会社の人間関係は最悪…

(業績の悪い会社は職場の人間関係も悪くなりがちです)
業績の悪い会社というのは、職場の雰囲気も最悪になりやすいです。
私自身も経験があるんですが、みんな安い給料に不満を抱えながらしんどい仕事してるんでイライラしてるんですよね。
- 営業マンがやたらいばってて、社員どうしがギスギスしてるとか、
- 先輩がろくに仕事を教えてくれず放置され、しかもミスをしたら怒鳴り散らされるとか、
- お局(おつぼね)みたいなベテラン社員がいて、毎年新人を精神的に追い込んで退職させまくってるとか…。
↑業績の悪い会社に入ってしまうと、こういう誰も幸せにならない働き方になりがちです。
あと、経理未経験の人は「最初に入社した会社」の教育環境は超重要なので注意してください。
誰もが最初は先輩や上司に仕事を教えてもらわないといけませんが、その相手がパワハラな人だったらもう最悪ですよね…。
未経験で入社する会社でどういう教育を受けたか?って、その後のキャリアに大きな影響を与えます。
よくない先輩の下に配属されて、悪い仕事のしかたを身につけてしまったら、ろくなスキルが身に付かなかったりするんですね。
現時点で未経験の人や、まだ経理経験が浅い人ほど「どういう会社に入るか?」は重要であることをぜひ理解しておいてください。
ブラックな働き方をしたくない経理が知っておくべき対処法

(転職活動の「やり方」を間違えないことが大切です)
まちがえて変な会社に入ってしまうリスクを避けたい経理にとって大切なことは、たった1つです。
それは、とにかく転職活動のやり方をまちがえないこと。
具体的には、求人を探す場所をまちがえないことです。
転職活動をしている時点での職歴や経験スキルとかはぶっちゃけどうしようもないです。
ですが、転職活動のやり方(情報の集め方)は工夫次第でなんとかなります。
現時点での職歴や資格スキルに自信がない人でも、
転職活動のやり方でミスらなければホワイト企業にうまく入り込めますよ。

逆に、経験豊富なベテラン経理でも、転職活動のやり方がまずかったために、ブラック企業しか選択肢がない…みたいなケースはありえるので注意してください。
くりかえしになりますが、経理は入社する会社によってホワイト環境にもブラック環境にもなる職種です。
現時点の自分のスキルや職歴で、ベストの選択肢といえるホワイト求人を見つけられるかどうか?で、
今後のあなたの経理キャリアがホワイトなものになったり、ブラックなものになったりするので注意してください。
具体的なやり方を解説!
これから転職活動を始める人は、どこの求人サイトを使うか?には徹底的にこだわるようにしてください。
経理として転職するなら、経理求人専門の転職サイトを使って情報リサーチしましょう。
特定の業種業界に特化した「専門転職サイト」では、リクナビなどの一般向け転職サイトに比べて、掲載されている求人の質が高いのが特徴です。
条件の悪い求人はあらかじめ排除されているので、ブラック企業にまちがえて応募してしまうリスクを減らすことができますよ。
↓個人的におすすめの経理転職専門サイトはヒュープロです。

\ ホワイトな経理求人多数あり!/
ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
↓以下のような優良な経理求人が多数登録されていますので、ここだ!と思える経理求人を見つけることができますよ。
- テレビCM等で有名な大手企業の経理求人
- 急速に伸びている業界のベンチャー経理求人
- 未経験資格なしOKで年収450万円〜の経理求人
- 実務経験3年以上なら年収600万円〜の経理求人
- 在宅リモート推進のワークライフバランス求人
- 経理の管理職候補として入社できる求人
上でいくつか紹介した「条件の良い経理求人」も、ヒュープロで実際に掲載されていた経理求人です。
↓常時1万件以上の求人があるので、マッチする求人が必ず見つかりますよ。
ぶっちゃけ経理が「リク◯ビ」とか使わない方がいい
転職活動を始めるとなると、多くの人が「とりあえずリクナビ」という感じで求人検索を始めると思いますが、私はおすすめしません。
転職サイトってどこも無料でいろんなところがありますが、
↓大きく分けて以下の2種類があるんです。

- 一般向けの大手転職サイト
リクナビやdodaなど、テレビCMその他でよく見かける転職サイト。
とにかく求人の「数」で勝負しているのが特徴。
まだ志望職種や業界が決まっていない人が、広く求人の選択肢を検討するのに適しています。 - 特化型の転職サイト
経理専門や薬剤師専門、不動産業界専門など、特定の業種業界の求人だけを集めている転職サイト。
求人の「質」で勝負しているのが特徴。
すでに志望職種が決まっている人が使うべきはこちら。
経理として転職するなら、2. 特化型の転職サイト(経理専門の転職サイト)を使うべきです。
「経理として働く」「会計職としてキャリアアップしていく」など、
志望職種がすでに決まっている人は、1.一般向けの大手転職サイトを使うメリットはあまりありません。
転職活動は情報勝負です。
どこのサイトを使って情報を集めるか?で勝負がほぼ決まります。
経理として少しでも条件の良い条件で転職したい人は、経理専門の転職サイトで情報を集めるようにしましょう。
無料で使える!転職サービスをフル活用しよう
転職サイトで求人情報を見たときに「この会社が実際どういう職場環境なのか?どういう社風なのか?」って、なかなか見えにくいですよね。
この点にあまり自信がない人は、転職エージェントに求人探しを丸投げしちゃうのもひとつの手です。
↓転職エージェントも、無料で使える転職支援サービスです。

転職サイトに無料登録した後、希望すれば転職エージェントとの無料面談を受けることができますから、
「こういう条件とニーズで求人候補を探してください」と投げちゃえばいいです。
プロの目で見て可能性の高い求人だけにしぼってピックアップしてくれますから、自力で求人を探すのに比べて圧倒的に効率が良いです。
転職エージェントは、求人募集をしている会社に実際に出向いて、
人事採用担当者と実際に話して情報を集めている人たちです。
転職サイトを見ているだけでは絶対に知ることのできない企業の内部情報を教えてもらうことができます。
会社の社風や職場の雰囲気、管理職の性格といった情報にとどまらず、
「今回の募集ではこういうタイプの人材が欲しい」
「逆に、こういう人は今回は敬遠したい」
といった話を採用担当者とあらかじめしていますから、採用確率を圧倒的に高めるアドバイスをもらえます。
転職エージェントは私たちを転職成功させてなんぼの商売をしている人たちですから、全力で支援をしてくれます。
↓具体的には、以下のようなことをやってくれますよ。

- 採用担当者との面接スケジュール日程の調整
- 自分の職歴やスキルに合わせて、採用可能性が高い求人をピックアップ
- 転職サイト内には掲載されていない非公開求人の紹介
- 志望動機や職歴書の事前添削
- 面接対策(採用担当者から事前にニーズ情報を得た上で)
- 企業面接への同席
- 年収交渉の代行
↑個人的にエージェント使ってみて一番メリットがでかいと感じたのは5.の面接対策です。
企業の人事担当者がどういうところをチェックしているか?をあらかじめ知った上で面接に行けるので、安心感がはんぱなかったです。
エージェントは事前に企業の人事採用担当者に会って、どういう人材が欲しくて求人を出しているのか?などの情報をくわしく得ています。
エージェントはこちらの立場で動いてくれますから、こういう情報を事前に教えてくれるんです。
正直、あらかじめ出題範囲を教えてもらってからテストを受けられるみたいな感じですね。
なお、エージェントとの面談は基本的にリモート面談なので、自宅からでも受けられますよ。
非公開求人にアクセスできるようにしておくのが重要

(エージェントと面談すると、特に条件の良い「非公開求人」の紹介を受けることができます)
あと、どのエージェントも「面談に来てくれた人にだけ見せる、とっておきの求人」をいくつか持っているものです。
こういうのを非公開求人と呼んだりしますが、非公開求人は年収などの条件が驚くほど良いものばかりです。
非公開求人は転職サイトには掲載されていない求人です。
(エージェント面談を利用した人だけがみることができます)

非公開求人にアクセスできるようになることも、転職エージェントを使って転職活動するメリットですね。
逆にいうと、エージェントなしで転職活動するのってめちゃくちゃ不利です。
(戦闘機に竹槍で立ち向かうみたいなもんです)
みんな当たり前に転職エージェントを使って転職活動してますから、ライバルに負けたくない人はエージェント使いましょう。
転職エージェントは完全無料で使えますから、転職失敗したくない人は活用したほうが絶対にいいですよ。
なお、転職エージェントにもそれぞれ専門分野があります。
経理に転職する人が相談すべきは経理専門の転職エージェントです。
ここでも個人的には経理専門のヒュープロをおすすめします。
経理の最新の人材市場に精通したエージェントが的確なアドバイスをしてくれますよ。
最後の最後にお伝えしたいこと

(転職活動で「良い相手」に出会えるかは運とタイミングで決まる部分も多いです)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後までていねいに読んでくれたあなたに、特別にお伝えしたいことがあります。
それは、転職活動なんてぶっちゃけ運とタイミングで決まる部分も多いってことです。
時期によって世の中に出ている求人総数は違いますし、業界ごとに繁忙期などもありますからね。
ただ、運の要素が多いなら、手持ちの候補が多い人の方が成功確率は上がるのはまちがいありません。
このへんは恋愛とかと同じです。
「数打ちゃ当たる」とまではいいませんが、たくさんの選択肢をキープしている人と、そうでない人とでは前者の方が理想の相手(企業)と出会いやすいのは当然ですよね。
転職活動では、良さげな企業求人を「手持ちのカード」としてなるべくたくさん確保しておくことが大切です。

転職サイトに無料登録したら、年収や勤務地などの希望条件を細かく入力しておくのがコツ。
転職サイトからは入力した希望条件に合わせておすすめ求人が定期的にメール配信されてきますから、
こうした情報をチェックする習慣をつけるだけでも転職成功の確率は上げられます。
転職活動は「求人に応募する前」の段階ですでに勝負がついている
あと、しつこいようですがエージェントがくれる企業の内部情報はメリットが非常に大きいので、絶対に活用すべきです。
エージェントは企業の人事採用担当者と直接話をして情報をとってきている人たちなので、
↓その企業がどういう人材を欲しがっているか?について具体的なアドバイスをしてくれます。

(ヒュープロ:経理専門の転職エージェント公式サイトより抜粋)
転職エージェントは、自分の職歴や希望条件にマッチした求人にしぼって、
狙うべき求人を教えてくれますから、効率的に転職活動を進めることができますよ。
転職エージェントにナマの情報をもらうか?
自力でネット情報を頼りにリサーチするか?です。
いわば「求人に応募する前」の段階で勝負がついてしまうというか、かなりの差がついてしまうんですね。
可能性の低い求人に応募するのは時間の無駄ですし、
不採用の通知を受けるのって相当なストレスです。
採用可能性の高い求人だけにしぼって、効率よく転職活動しましょう。
転職エージェントを使うかどうかは任意ですが、
使わない場合はどうしても、手探り状態で転職活動していくことになりがちなので注意してください。
エージェントは無料で何回でも相談に乗ってくれます。
基本的にリモート面談なんで、手間も少ないですよ。

業界に詳しいエージェントとチャットやLINEでつながっておくだけでも、
定期的におすすめの非公開求人を送ってくれたり、
志望業界の最新の求人動向を教えてくれたりするので何かと得します。
転職と恋愛の共通点

(転職も恋愛も「選択肢が多い人」が理想の相手に出会える)
転職は「情報リサーチ」を始めるのが遅い人ほど不利です。
うまくいかない人ほど、ギリギリのタイミングまで動こうとしない傾向があるので、あなたは注意してください。
いい男(女)がなかなかいない…って不満こぼしてる人ほど、
家にずっと閉じこもって人と交流してなかったりしますが、これとよく似た状態ですね。
出会いが欲しいならマッチングアプリに登録ぐらいはしたらいいのに、それすらやらず「誰かいい人紹介してくれないかな…」とか受け身だったりします。
これだとさすがに良い相手にタイミングよく出会うのは厳しいですよね。
転職活動もこれとまったく同じです。
情報は自分から積極的にとりにいかないとライバルに差をつけられます。
転職サイトへの無料登録はスマホで1分でできる作業ですから、まずはここからスタートしましょう。
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合わないと感じたらいつでも解約できるのでリスクはありませんよ。
