ハローワーク・doda・リクルートエージェント…いろいろあるみたいだけど、どれ使って転職活動すればいいの?
↑転職活動が初めてという人の中には、このような悩みをお持ちの方はきっと多いでしょう。
どれも有名なサービスですが、それぞれ目的も仕組みもまったく違うので注意して下さい。
結論から言えば、少しでも良い条件(年収など)で転職活動を成功させたいなら、
ハローワークよりも、
dodaやリクルートエージェントなどの「転職エージェント」を使う方が良いです。

なぜそう言えるか?以下でその理由を解説していきます。
なお、フリーターやニート、第二新卒の人がdodaやリクルートエージェントを使うと、思わぬ落とし穴にはまることもあるので、この点についても解説しますね。
このブログ記事を読めば、あなたにぴったりの転職サービスが見つかるはずですよ。
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この記事の目次
doda・リクルートエージェント・ハローワーク…転職活動ってどれ使ってやればいいの?
まず、それぞれの組織の運営者について理解しておきましょう。

ハローワークは政府(国)が運営している公的機関です。
dodaやリクルートエージェントなど「転職エージェント会社」は、民間企業が運営しています。
ハローワークと転職エージェント(dodaやリクルートエージェントなど)とでは、運営目的がまったく違うので注意が必要です。
ハローワークは「失業者を減らす」ことを目的とした公的機関
ハローワークは厚生労働省が運営する国の施設で、主な役割は「失業者を一人でも減らすこと」。
ですから、紹介される求人は「地域密着・すぐに採用される仕事」が中心になります。
職業訓練や失業保険の手続きなど、生活の再スタートを支援する体制が整っているのが特徴ですね。
ただし、転職の目的が「キャリアアップ」「より良い待遇で働きたい」という人には、少し物足りなさを感じることもあります。
ハローワークの求人は企業が無料で掲載できるため、採用にコストをかけたくない会社や、離職率が高い職場が混ざっているケースもあるんです。
とはいえ、職業訓練や地域の求人など、ハローワークならではの強みも確かにあります。
ですから、「生活を立て直す」「再スタートのきっかけを作る」という目的で使うのはアリです。
また、dodaやリクルートエージェントなどで求人検索やセミナー参加をする行為も、ハローワークの「求職活動実績」としてカウントされます。
つまり、ハローワークを使いながら民間サービスも活用するのは、むしろ賢いやり方なんですよ。
転職エージェントは「良い条件で転職成功させる」民間サービス
一方で、転職エージェントは営利目的の民間サービスです。
とはいえ、利用者であるあなたは完全無料で使えます。
なぜ無料なのかというと、転職が成功したときに、採用企業がエージェントに「紹介料」を払う仕組みになっているからです。
その金額は、あなたの初年度年収の約30%が相場。
たとえば年収400万円で転職が決まれば、エージェントにはおよそ120万円の報酬が支払われます。
つまり、エージェントはあなたが「より良い条件で転職成功するほど儲かる」わけです。
だからこそ、あなたの希望条件を丁寧にヒアリングし、できる限り年収が上がるように全力でサポートしてくれるんですね。
しかも、求人紹介だけでなく、書類の添削、面接対策、年収交渉の代行までやってくれる。
まさに「転職のパートナー」といえる存在です。
特にdodaやリクルートエージェントのような大手は、求人数が多く、非公開求人も豊富。
あなたがまだ見ぬ好条件の企業に出会えるチャンスが広がります。
ハローワークが「職探しの入り口」だとしたら、転職エージェントは「キャリアアップの加速装置」。
どちらも大事ですが、目指すゴールが違うからこそ、使い方を分けるのが大切なんです。
ハローワークより転職エージェントを使うべき理由4つ
くりかえしになりますが、転職活動を本気で成功させたいなら、ハローワークよりも転職エージェントを使うのがおすすめです。
↓その理由を4つに分けて解説していきます。
- 求職者はどちらも完全無料で使うことができる
- ハローワークはブラック求人も多い
- 転職エージェントに求人を出す企業は採用意欲が高い
- 転職エージェントは「少しでも良い条件」で転職させてくれる
①求職者はどちらも完全無料で使うことができる
まず前提として、ハローワークも転職エージェントも、どちらも無料で利用できます。
「無料なら、とりあえず両方使えばいいじゃん」と思うかもしれませんが、ポイントは“誰がその費用を負担しているか”です。
ハローワークは国が運営しているため、税金で成り立っています。
つまり「求職者を減らすこと」が目的です。
一方で、転職エージェントは企業から「紹介料」を受け取って運営しています。
あなたをより良い条件で採用させることが、エージェントの利益になるんです。
だからこそ、エージェントの担当者は本気であなたの転職成功を後押ししてくれるんですよ。
②ハローワークはブラック求人も多い
これはよく言われる話ですが、ハローワークの求人の中には、残念ながら“ブラック企業”が混ざっていることがあります。
理由はシンプルで、ハローワークの求人掲載は無料だからです。
採用にお金をかけたくない企業や、離職率が高くて常に人が足りない企業ほど、ハローワークを多用します。
もちろん、ハローワークの職員さんもきちんと審査をしていますが、実際には労働環境や待遇面まで細かくチェックするのは難しいんです。
一方で、転職エージェントに求人を出す企業は、採用が決まったときに“紹介料”を支払う覚悟があります。
つまり、「お金を払ってでも良い人材を採りたい」と思っているわけです。
この「採用にお金をかける意思」が、結果的に求人の質の高さにつながっているんですよね。
③転職エージェントに求人を出す企業は採用意欲が高い
エージェントを利用している企業は、総じて採用に前向きです。
なぜなら、紹介料というコストをかけてまで「良い人を採りたい」と思っているからです。
企業側からすれば、転職エージェントを使う=人材に対して投資をするという意思表示でもあります。
また、エージェントは企業の採用担当者と密に連携しているため、求人票に載っていない“リアルな社風や評価基準”なども共有してくれます。
そのため、面接対策や志望動機づくりが圧倒的にやりやすくなるんです。
ハローワークの場合、求人票の情報がすべてで、企業の中の様子は自分で調べるしかありません。
エージェントを使えば、企業側の本音を知ったうえで戦略的に応募できるわけですね。
④転職エージェントは「少しでも良い条件」で転職させてくれる
転職エージェントの魅力は、単に求人を紹介してくれるだけではありません。
あなたの希望条件を丁寧にヒアリングし、応募・書類選考・面接・内定後の年収交渉まで、すべてのプロセスをサポートしてくれます。
ひとつずつ見ていきましょう。
応募する求人選び
まず、応募する求人の選定です。
エージェントはあなたのスキル・経験・希望条件を踏まえ、合格可能性の高い企業だけを紹介してくれます。
ブラック企業や条件の悪い求人を排除してくれるので、無駄な応募が減ります。
ハローワークでも求人紹介は受けられますが、担当者によって当たり外れがあり、質にムラがあるのが実情です。
書類選考対策
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削もしてくれます。
自分では気づかない表現ミスや、アピールの弱い部分を改善してくれるので、書類通過率がぐんと上がります。
ハローワークでは基本的にフォーマットの指導止まり。
ここも差が出るポイントです。
面接対策
エージェントは企業ごとの面接傾向を熟知しています。
「この会社は圧迫気味」「この担当者はフランク」といった内部情報を教えてくれることも多いです。
また、模擬面接を通じてフィードバックをもらえるため、自信を持って本番に臨めます。
ハローワークでは、一般的な面接練習が中心で、企業ごとの傾向まではカバーできません。
年収交渉の代行
そして意外と大事なのが、内定後の年収交渉です。
自分から「もう少し上げてもらえませんか?」とはなかなか言いづらいものですよね。
でも、エージェントがあなたの代わりに交渉してくれるんです。
しかも、エージェントはあなたの年収が上がるほど報酬が増える仕組みなので、本気で戦ってくれます。
ハローワークではこのサポートが一切ありません。
だからこそ、エージェントを使うかどうかで、転職後の年収や待遇に大きな差が出るわけです。
【注意!】こういう人はdodaやリクルートエージェントはやめとけ
ここまで読むと、「よし、じゃあハローワークじゃなくて、dodaやリクルートエージェントを使っていこう」と思った人も多いかもしれません。
ただ、ちょっと待ってください。
すべての人が、dodaやリクルートエージェントに向いているわけではないんです。
自分の状況に合っていないエージェントを使ってしまうと、「紹介できる求人がありません」と断られたり、紹介されてもピンとこない求人ばかり…なんてことにもなりかねません。
↓どういうことか?説明していきます。
転職エージェントにはそれぞれ「得意分野」がある
dodaやリクルートエージェントは「現在も在職中の人」や、
「これまでの職歴をベースに、同業界でのキャリアアップを目指す人」を中心にサポートしています。
つまり、即戦力としてすぐに企業に送り出せる層がメインターゲットなんですね。
なので、まだ社会人経験が浅い人や、ブランクのある人だと、思うように求人を紹介してもらえないケースも多いです。
逆に言えば、ある程度のキャリアがある人にとっては、これ以上ないほど心強いパートナーになります。
問題は、フリーターやニート状態の人が「とりあえず有名だから」という理由で登録してしまうこと。
これはちょっと危険です。
フリーターやニートはdoda・リクルートエージェントはやめておこう
フリーターやニートの方がdodaやリクルートエージェントに登録しても、残念ながらサポート対象外になることが少なくありません。
というのも、これらの大手エージェントは「企業の即戦力採用」を前提にしているからです。
担当者によっては「今はサポートが難しい」と言われてしまうこともあるでしょう。
しかも、登録できたとしても紹介される求人は営業や販売など、離職率の高い職種ばかりということもあります。
せっかくやる気を出して転職活動を始めても、これではもったいないですよね。
とはいえ、あきらめる必要はありません。
世の中には、フリーターやニート、第二新卒を専門に支援してくれる転職エージェントがあるんです。
ニート状態でdoda・リクルートエージェントを使って後悔した体験談
これは、私の知人Aさん(27歳・男性)の話です。
大学卒業後に3年間フリーターをしていて、「そろそろ正社員になりたい」と思い、リクルートエージェントに登録しました。
最初は希望を持っていたものの、面談後に届いた求人は営業職ばかり。
しかも、「経験不問」「体力に自信のある方歓迎」といった内容のものばかりでした。
担当者に相談しても、「現状だと紹介できる求人が限られます」と言われてしまい、数週間後には連絡が途絶えてしまったそうです。
最終的にAさんは、UZUZ転職という20代専門のエージェントに登録し、半年後にITサポート職で正社員として就職しました。
本人いわく、「最初から自分に合ったエージェントを選べば、もっと早く正社員になれていた」とのこと。
この体験談からも分かるように、エージェント選びを間違えると、時間も労力もムダにしてしまうんです。
フリーター・ニート・第二新卒におすすめの転職エージェント
もし今、あなたが「社会人経験が浅い」「フリーターから正社員になりたい」と思っているなら、以下のエージェントをおすすめします。
| エージェント名 | 特徴 |
|---|---|
| UZUZ転職 | 20代の既卒・第二新卒に特化。
就活支援が手厚く、面接練習回数は平均20回以上。 |
| 第二新卒エージェントneo | 社会人経験が浅くてもOK。
カウンセラーが若く、距離が近いのが魅力。 |
| ハタラクティブ | フリーター・ニート向け。
未経験から正社員を目指す人向け求人が豊富。 |
| DYM就職 | 書類選考なしで面接に進める求人が多く、スピード感がある。 |
これらのエージェントは、未経験からのスタートを前提にしているので、ハードルが低く、サポートも親身です。
職務経歴書の書き方から面接練習まで徹底的にサポートしてくれるので、自信がない人にもぴったりです。
いきなり大手に行くより、まずはこうした「自分の立場に合ったエージェント」から始める方が、結果的に早く内定につながります。
転職エージェントが自分に合うか?を見極めるポイント
「転職エージェントって、たくさんありすぎてどこを選べばいいか分からない…」
そう感じている人も多いと思います。
正直、エージェントには相性があります。
担当者との性格的なフィット感や、求人の方向性、提案スタイルなど、意外と人によって合う・合わないがあるんですよね。
ここでは、そんな“自分に合う転職エージェント”を見極めるためのポイントをお伝えします。
無料面談を受けてみるのが一番確実
やっぱり、一番確実なのは実際に無料面談を受けてみることです。
ネットの評判や口コミは、あくまで他人の体験談。
あなた自身との相性までは分かりません。
面談を受けてみると、担当者の雰囲気や話し方、アドバイスの具体性などが肌で分かります。
たとえば、話をよく聞いてくれる人なのか、やたら求人を押し付けてくるタイプなのか。
このあたりの印象は実際に話さないと見抜けません。
「この人と一緒に転職活動したい」と思える担当者に出会えたら、そのエージェントはあなたに合っているということです。
逆に、話していて違和感があるなら、別のエージェントに乗り換えても大丈夫。
エージェントは1社に絞らず、複数を比較してOKです。
エージェントも人間ですから、合う・合わないは当然あります。
迷ったら、実際に会って確かめるのが一番なんですよ。
いきなり面談を受けるのが不安な人向けの見極め方
とはいえ、「いきなり面談はちょっと緊張する」「まずは様子を見たい」という人も多いですよね。
そんなときは、まずは求人検索でリサーチしてみましょう。
登録しておくと、あなたの希望条件に合った求人情報が定期的にメールで届きます。
しかも、その中にはサイト非公開の求人(いわゆる“非公開求人”)も含まれているんです。
この非公開求人こそ、エージェントを使う大きなメリットのひとつ。
公開されている求人検索だけでは出てこない、好条件の企業情報をチェックできます。
コツは、登録時に希望条件をできるだけ細かく設定しておくこと。
勤務地・職種・年収・働き方などを丁寧に入力しておくと、マッチ度の高い求人が自動で届くようになります。
逆に言うと、条件をゆるく設定しすぎると「ピンとこない求人」ばかり届くので注意です。
気になる求人が増えてきたら、そのタイミングで面談を申し込めばOK。
流れとしてはとても自然です。
いきなり面談で緊張するより、まずは登録から始めて、自分のペースで様子を見るほうが続けやすいですよ。
性格的な相性も意外と大事
最後にもうひとつ大事なポイントを挙げると、転職エージェントの担当者との性格的な相性です。
転職活動って、けっこうメンタルの波があるんですよね。
選考がうまくいかない時期に、寄り添って励ましてくれる人もいれば、淡々と事務的に進める人もいます。
どちらが良い・悪いという話ではなく、「あなたがどういうタイプのサポートを受けたいか」が大切なんです。
たとえば、「ガンガン背中を押してくれるタイプが合う」という人もいれば、「静かに寄り添ってくれる人が良い」という人もいる。
このあたりの感覚は、実際に話してみないと分からない部分です。
自分が安心して話せる人、信頼できると思える人を見つけること。
それが、転職をスムーズに進めるための第一歩なんですよね。
まとめ
転職活動をするうえで、ハローワーク・doda・リクルートエージェントのどれを使えばいいのか迷う人は本当に多いです。
ただ、結論から言えば、「ハローワークよりも転職エージェントをメインに使う」のが一番おすすめです。
ハローワークはあくまで「失業者の再就職支援」が目的の公的機関。
求人の幅は広いものの、質にはばらつきがあります。
一方で、転職エージェントは「あなたをより良い条件で転職させる」ことが目的。
だからこそ、求人の質も高く、サポートも本気なんです。
特に、dodaやリクルートエージェントのような大手エージェントは、非公開求人やサポート体制が整っていて、効率的に転職を進めたい人にはピッタリです。
ただし、フリーターやニートなど、社会人経験が浅い人はdodaやリクルートエージェントよりも、UZUZ転職やハタラクティブなど、自分の属性に特化したエージェントを選ぶのが確実です。
結局のところ、転職活動は「どんなサービスを使うか」ではなく、「自分に合ったサービスをどう使うか」が重要なんですよね。
ハローワークをうまく使いながら、転職エージェントでチャンスを広げる。
これが一番現実的で、最短で結果を出す方法です。
行動する人から、チャンスは動き出します。
まだ迷っているなら、まずは無料登録してみてください。
登録だけでも、新しい求人の世界が見えてきますよ。
最後まで読んで下さった人へ
これから転職活動を始める人向けに、
転職活動の「やることリスト」をまとめました。
↓転職で絶対損したくない人は、この6つを順番に進めていって下さい。
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