dodaやリクルートエージェントのセミナーは、ハローワークの求職活動実績として認められるの?
↑結論から言うと、認められます。
dodaやリクルートエージェントのセミナーはネット配信でみられるものが多いので、
自宅から動画を見るだけでも、ハローワークの求職実績を作ることができますよ。
ただし「失業認定申告書」の書き方をまちがえると、
求職活動実績として認められないこともあるので注意が必要です。

このブログ記事では、dodaやリクルートエージェントのセミナー参加で確実に求職活動実績を作る方法を解説します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事の目次
【結論】dodaやリクルートエージェントのセミナー参加はハローワークの求職活動実績として認められる
冒頭でお伝えしたとおり、dodaやリクルートエージェントのセミナー参加は、ハローワークの求職活動実績として認められます。
以下、その根拠や注意点を説明していきます。
ハローワークが定める「求職活動実績」の基準を確認しておこう
まずは、ハローワークがどんな活動を「求職活動実績」として認めてくれるのかを確認しておきましょう。
↓公式情報としては、ハローワークサイトの「失業の認定における求職活動実績となるもの」を参考にして下さい。
↓ちょっとわかりにくいのでまとめると、以下のようになります。

| 分類 | 具体的な活動例 |
|---|---|
| 求人への応募 | 応募書類の送付、面接、オンライン応募など |
| ハローワークが実施する活動 | 職業相談、職業紹介、セミナー受講など |
| 許可・届出のある民間事業者が実施する活動 | 職業相談、職業紹介、転職フェア、セミナーなど |
| 公的機関が実施する活動 | 個別相談、キャリア支援セミナーなど |
↑赤文字部分の「許可・届出のある民間事業者が実施する活動」に、dodaやリクルートエージェントのような転職エージェントが実施するセミナーが含まれます。
公式な基準に沿っているため、安心して求職活動実績としてカウントできます。
セミナー参加が求職活動実績として認められないケースは?
一方で、どんな行動でも「求職活動実績になる」というわけではありません。
たとえば、次のようなケースは実績としてカウントされないため注意が必要です。
- 求人サイトを閲覧しただけ(応募した場合はOK)
- 知人に仕事を紹介してもらうようお願いしただけ
- エージェントや転職サイトに登録しただけ
- セミナーを申し込んだが確認テストを受けていない
「実際に行動した証拠」があるかどうかがポイントです。
↓セミナーに関しては、受講後に受けられる「確認テスト」を必ず受けましょう。
これを受けないとセミナーに参加したことになりません。
確認テストに合格すると、「求職活動証明書」がメールに届くはずです。
メールに届いたら、これを発行しておきましょう。
失業認定申告書の正しい書き方と記入例
dodaやリクルートエージェントのセミナーを受講したら、
次はハローワークでの申告(「失業認定申告書」への記載)です。
ここを正しく書けるかどうかで、求職活動実績が認められるかどうかが決まります。
ちょっとした書き間違いで「実績にカウントされません」と言われるケースもあるので、注意したいところですね。
①dodaセミナーを受けた場合の書き方
dodaのセミナーを求職活動実績として申告する場合、
↓失業認定申告書の各欄は次のように記入します。

| 項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 求職活動の方法 | イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等 |
| 活動日 | セミナーを受講した日付 |
| 利用した機関の名称 | パーソルキャリア株式会社 |
| 求職活動の内容 | 「履歴書の書き方セミナー」など、具体的なセミナー名 |
dodaと略して書かずに、正式名称である「パーソルキャリア株式会社」と書きましょう。
また、セミナー名はできるだけ正確に。
「自己分析セミナー」など、曖昧な表現だと職員が確認しにくくなる場合があります。
セミナー参加後に届く「求職活動証明書メール」を印刷して添付すれば、より安心ですね。
②リクルートエージェントを受けた場合の書き方
リクルートエージェントの場合も基本の書き方は同じです。
ただし、会社名は「株式会社インディードリクルートパートナーズ」と記入しましょう。
(2025年に運営会社が変わったので注意して下さい)
| 項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 求職活動の方法 | イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等 |
| 活動日 | セミナーを受講した日付 |
| 利用した機関の名称 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 求職活動の内容 | 「面接対策セミナー」「キャリアアップ講座」など |
なお、dodaやリクルートエージェントでは、
セミナーだけでなく、担当者とのキャリア面談も実績として認められます。
「求職活動の内容」欄に「キャリアカウンセリング」や「職業相談」と記入しても問題ありません。
面談の日時がわからない場合は、メール履歴やマイページのスケジュールから確認しておくとスムーズです。
③やりがちなミスと修正のしかた
失業認定申告書は、一見シンプルですが、実はミスしやすいポイントが多いです。
↓特に多いのが、次の4つ。
- 「求職活動の方法」で誤って「ア)公共職業安定所による職業相談」を選んでしまう
- 「活動日」に失業認定日を書いてしまう
- 「利用した機関の名称」を「doda」と略して書いてしまう
- 「求職活動の内容」に「セミナー参加予定」と未来形で書いてしまう
どれもよくあるケアレスミスですが、1つでもあると実績が無効になる場合があります。
もし書き間違えた場合は、修正テープを使わずに二重線で消し、その上に正しい内容を記入しましょう。
訂正印(認印)を押すのを忘れないように。
シャチハタ印はNGなので注意です。
ハローワークの職員は、誠実に対応すれば丁寧に教えてくれます。
不安なときは、提出時に「この書き方で合ってますか?」と確認すると安心ですよ。
④ハローワークで質問されたときの答え方
失業認定日に、職員から「どんな内容のセミナーでしたか?」と聞かれることがあります。
このときは、受講した内容を簡潔に伝えれば大丈夫です。
例えば、こんな感じです。
「履歴書の書き方や自己PRのコツを学びました。学んだ内容を活かして、次の応募に向けて書類を準備しています。」
ポイントは、“セミナーで学んだことを今後の求職活動に活かしている”という流れで話すこと。
前向きな姿勢が伝われば、それだけで印象が良くなります。
もし細かく質問されたら、受講した日時や講座名を答えられるようにしておくと完璧です。
記憶が曖昧な場合は、メールを確認しておくと安心ですね。
つまり、ハローワークの認定で大切なのは、書類の正確さと「誠実な説明」です。
それができていれば、dodaやリクルートエージェントのセミナーを受けた実績は、しっかり認められます。
ハローワークの求職活動実績はネットだけで作れる!
実は、ハローワークの求職活動実績は、ネットだけでも作れるんです。
わざわざ出かけなくても、自宅のパソコンやスマホを使って、オンラインで完結できます。
特にdodaやリクルートエージェントのセミナーは、オンラインで受講してもきちんと実績として認められるので、忙しい人や外出が難しい人にもぴったりです。
ここでは、ネットだけで求職活動実績を作る具体的な4つのステップを紹介します。
この流れを一度覚えてしまえば、毎回の認定もスムーズになりますよ。
①dodaやリクルートエージェントで無料登録する
まず最初のステップは、dodaまたはリクルートエージェントの公式サイトで会員登録をすることです。
登録はもちろん無料で、5分もあれば完了します。
入力する内容は、名前・メールアドレス・生年月日・最終学歴・職務経歴などの基本情報だけ。
dodaもリクルートも、厚生労働省の認可を受けた正規の職業紹介事業者なので、個人情報の管理もしっかりしています。
登録が終わると、自分専用のマイページが作成されて、オンラインセミナーへの申込みができるようになります。
登録自体も求職活動の第一歩。
ここから、実績づくりとキャリア準備の両方がスタートします。
②求職活動証明書発行対象のセミナーを選んで受講する
登録が終わったら、求職活動実績として認められるセミナーを選びます。
注意してほしいのは、すべてのセミナーが対象になるわけではないという点です。
dodaの場合は、セミナー一覧ページに「求職活動証明書発行対象」と明記された講座があります。
このマークが付いているものを選ぶのがポイントです。
リクルートエージェントも同様に、対象セミナーには「求職活動実績として認められます」と記載があります。
もし迷ったら、セミナーの概要欄に「証明書発行あり」と書かれているかをチェックしてくださいね。
受講内容は「履歴書の書き方」「面接対策」「キャリアの棚卸し」など、転職に役立つテーマばかり。
つまり、実績を作りながら、自然にスキルアップもできるということです。
③視聴後テストに合格する
dodaやリクルートエージェントのオンラインセミナーでは、視聴後に簡単な確認テストがあります。
これは、受講した人が本当に内容を理解しているかを確認するためのもので、数問の選択式になっていることが多いです。
このテストに合格すると、求職活動証明書(参加証明書)の発行が可能になります。
テストと聞くと少し緊張するかもしれませんが、動画をしっかり見ていれば答えられる内容ばかりです。
もし間違えても再挑戦できるので、気楽に受けて大丈夫です。
ここで重要なのは、「最後まで視聴すること」。
動画の途中で止めてしまうと、テストが受けられないケースもあります。
集中して受講することで、学びにもつながりますし、実績づくりの効率も上がります。
④求職活動証明書を発行・印刷して認定日に持参する
セミナー受講とテストが完了すると、登録したメールアドレス宛に求職活動証明書が届きます。
件名は「求職活動証明書(doda)」や「セミナー受講証明書(リクルートエージェント)」といった形です。
メールを開くと、PDFファイルが添付されています。
それを印刷して、失業認定日にハローワークへ持参すればOKです。
証明書の提出は必須ではありませんが、職員から活動内容を確認された際に、証拠として提示できるとスムーズです。
また、ファイルをスマホやクラウドに保存しておくと、紛失したときも安心ですね。
認定日直前に慌てないよう、セミナー受講は余裕をもって完了させるのがポイントです。
オンラインで実績を作る最大の魅力は、「自分のペースでできること」。
ハローワークの混雑を避けつつ、確実に受給手続きを進められます。
つまり、ネット完結の求職活動は、時間も労力も節約できる“賢い方法”なんです。
求職活動実績におすすめのオンラインセミナー
↑「求職活動実績」のマークがついているセミナーであれば、ハローワークの求職活動実績として認められます。
(このマークがないものは認められないので注意して下さい)
たくさんあって迷いますが、書類選考対策や面接練習、企業とのやり取りといった内容のセミナーもありますが、これらはぶっちゃけ転職エージェントに丸投げしてしまった方がうまくいったりします。
なので、せっかくセミナーを受けるなら、「転職活動の基本的な進め方」や「自己分析のしかた」そして「職種別のポイント」を学べるものを選ぶと良いでしょう。
①dodaオンライン転職教室
「転職って何から始めればいいのか分からない」という人に、まずおすすめしたいのがこの講座です。
dodaオンライン転職教室は、転職活動の全体像を体系的に学べる入門編です。
応募書類の基本から、求人の探し方、面接での印象アップのコツまで、転職の流れをすべて理解できます。
受講者満足度も非常に高く、初めて転職を経験する人にとって、安心の“最初の一歩”になります。
受講後はメールで求職活動証明書が届くため、ハローワークへの提出もスムーズです。
②リクルートエージェントの転職支援セミナー
リクルートエージェントのセミナーは、より実践的な内容が特徴です。
特に人気が高いのは「面接通過率を上げる実践講座」や「企業視点で考える自己PRセミナー」。
採用担当者の視点から解説されるため、他の応募者との差をつけたい人にはぴったりです。
また、リクルートのセミナーでは、参加者限定で非公開求人の情報を得られることもあります。
つまり、学びながら実際のチャンスも広がるということですね。
実績対象セミナーなので、視聴後に証明書を発行しておけば、確実に1回分の求職活動としてカウントされます。
③第二新卒のためのキャリア講座
社会経験が浅い20代前半や第二新卒向けのセミナーも、求職活動実績として認められます。
dodaでは「はじめての転職活動セミナー」や「20代から考えるキャリア設計セミナー」など、基礎を丁寧に学べる講座があります。
リクルートエージェントでも、「若手キャリア形成講座」や「初めての面接対策セミナー」が人気です。
どちらも、“何を軸に転職を考えればいいのか”を整理することを目的としています。
焦って転職するよりも、まず自分の方向性を見つけることが大切ですね。
こうした講座は、求職活動実績としてもしっかり認められるうえに、今後のキャリア戦略にもつながります。
④職種別・自己分析系セミナー
転職の軸がある程度見えてきたら、職種別セミナーや自己分析系の講座を活用してみましょう。
dodaでは「営業職としてのキャリアアップセミナー」や「事務職の転職ポイント講座」など、実務に直結する内容が多くあります。
また、「自己分析セミナー」では、自分の強みや価値観を整理し、面接での伝え方まで学べます。
この手のセミナーは、単に“実績作り”というより、転職活動の完成度を高める場なんです。
特に自己分析系の講座を受けておくと、ハローワークの面談で「何を学んだか」を自然に説明できます。
それが次の活動(求人応募や職業相談)につながる流れを作るわけですね。
求職活動実績は「数」も大事ですが、「内容の濃さ」も見られています。
せっかく受講するなら、自分の成長につながるセミナーを選びたいですね。
【※要注意】ぶっちゃけdodaをおすすめできない人もいる(20代スキルなしの人や第二新卒など)
ここまで読んできて、「じゃあ自分もdodaのセミナーを受けよう」と思った人も多いかもしれません。
ただ、ひとつだけ注意点があります。
dodaやリクルートエージェントは、
実務経験者やハイキャリアの人を前提とした求人が中心である点です。
つまり、社会人経験が浅い人や、まだスキルに自信がない20代前半・第二新卒の人にとっては、少しハードルが高いケースがあるということですね。
「dodaやリクルートエージェントで求人検索してみたけど、良さげな求人が見つからない…」
↓と感じている人は、以下のようなサイトも使ってみるといいですよ。

① UZUZ転職

(20代若手向け転職サイトの例:UZUZ転職)
UZUZ転職は、完全に若手特化型の転職エージェントです。
対象は主に20代、第二新卒、既卒、フリーターなど。
特にサポートが丁寧で、応募書類の添削や面接練習まで細かく対応してくれる点が強みです。
ビズリーチのように「あなたが勝手に探して応募するスタイル」ではなく、担当が一緒に伴走してくれる感じですね。
登録者の平均年齢も20代前半〜半ばなので、同世代の転職希望者が多く安心感があります。
② 第二新卒エージェントneo

(20代若手向け転職サイトの例:第二新卒エージェントneo)
第二新卒エージェントneoは、未経験からの転職をメインに扱うサービスです。
キャリアチェンジを目指す若手にとって相性がいいです。
書類選考の通過率を上げるサポートが手厚く、企業とのミスマッチを減らす仕組みが整っています。
また、企業担当と求職者担当が別ではなく、同じ人が両方を見る「両面型」サポートを採用しているため、情報のズレが少ないのもメリットです。
複数エージェントを併用したほうが安心
転職活動では、ひとつのエージェントに絞るよりも、複数を使い分けたほうが圧倒的に有利です。
なぜなら、エージェントによって持っている求人やサポート方針が全く違うからなんです。
ハローワークの認定でも、複数エージェントでのセミナー・面談を実績としてカウントすることは全く問題ありません。
むしろ、「積極的に動いている」と判断されることもあります。
転職エージェントはどこも無料で使えますので、うまく組み合わせて動くのがおすすめですよ。
まとめ|dodaやリクルートエージェントのセミナーはハローワークの求職活動実績になる
| 求職活動実績の作り方 |
|---|
| dodaオンライン転職教室に参加する |
| リクルートエージェントの転職支援セミナーを受講する |
| 第二新卒向けキャリア講座で基礎を学ぶ |
| 職種別・自己分析系セミナーで強みを整理する |
dodaやリクルートエージェントのセミナーは、
ハローワークで失業保険を受けるための「求職活動実績」として正式に認められています。
自宅でセミナーを受講し、証明書を発行するだけで求職活動実績を作ることが可能ですよ。
ただし、スキルに自信のない20代や第二新卒の方は、
dodaだけでなくUZUZ転職や第二新卒エージェントneoなど、若手特化型の支援を組み合わせるのが賢い選択です。
転職活動は、完璧に計画を立てるよりも、小さくても行動を続けることが大切。
セミナーをひとつ受けるだけでも、それが「次の一歩」になります。
その一歩を積み重ねた人ほど、納得のいく転職先に出会えるものです。
焦らず、自分のペースで前に進んでいきましょう。
最後まで読んで下さった人へ
これから転職活動を始める人向けに、
転職活動の「やることリスト」をまとめました。
↓転職で絶対損したくない人は、この6つを順番に進めていって下さい。
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「転職活動は何から始めるのが正解?20代スキルなしでも転職ってできるの?」このブログ記事では、転職したいけど、何からしたらいいかわからない状態の人向けに、具体的な転職のやることリストを解説します。いわゆるモブな人(ごく普通の人)がお金をかけずに転職成功する方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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