- 退職代行を使って仕事辞めるのは「ダサい/恥ずかしい」こと?
- ブラック企業から自分を守るのは悪いこと?
退職代行については「辞める時ぐらい自分の口で直接言えよ」的な意見をよく見かけますよね。
もちろんその理屈はわかります(正直、私も以前はそう思ってました)
ただ、こういうことを言える人って、かなり恵まれた環境で働けている人だと思うんですね。
私もブラック企業での勤務を実際に経験した後は、
退職代行も労働者が身を守るための選択肢のひとつとして持っておくべきと考えるようになりました。
会社(特にブラック企業)を相手に退職の交渉をするのって絶望的にしんどい作業なんです。
(しかもがんばって円満退職しても1円もお金は入ってきません)

ストレスの大きい退職手続きを退職代行にすべてやってもらえるなら、支払う費用分の元は十分に取れると思うんですね。
退職代行を使う人はこれから当たり前のように増えていくでしょうし、
自分を守るための選択肢の一つとして持っておくのはダサいことでもないと思いますよ。
33歳女性。専門学校卒業後に事務として10年勤めた会社を退職する際に退職代行サービスを使いました。
退職代行を使おうと思ったきっかけは、上司からのマタハラと嫌がらせです。有休消化&未払いになっていたサービス残業代も会社に払わせることができたので、満足のいくかたちで退職できました。
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この記事の目次
退職代行を使って仕事辞めるのは「ダサい」という人たちの根拠
↓ここでは「退職代行への批判の声」をいくつか紹介します。
- 社会人のくせに自分の意見を言わず逃げるのは恥ずかしい
- 会社を辞める時は自分で直接伝えるのが礼儀だからダサい
- 責任感がない/職場放棄だからダサい
これらはぶっちゃけ「恵まれた環境で働けている人たち」による意見で、
気にしないでもいいと思いますが、気になってしまう人は読んでみてください。
1. 社会人のくせに自分の意見を言わず逃げるのは恥ずかしい
退職代行を利用する人に対して「逃げている」と感じる声は少なくありません。
特に昭和的な価値観が根強く残る職場では、「社会人なら自分の口で伝えるべき」という固定観念がありますよね。
しかし現実には、上司が高圧的で会話すら成り立たない状況も多く存在します。
実際に私も、男尊女卑がひどい会社に10年間いましたが、妊娠出産を機にここぞとばかりにマタハラを受けました。
このような環境の中、自分の意見を言えば抑圧され、最終的には事務から営業への不利益な配置転換を一方的に言い渡されます。
私から言わせてみれば「社会人のくせに」と考える人ほど、固定観念にとらわれて世の中を多角的に見る力が欠如しているのだと感じますね。
自分を守るために第三者に依頼するという判断は合理的なので、恥ずかしい事でもなんでもありません。
2. 会社を辞める時は自分で直接伝えるのが礼儀だからダサい
「退職の挨拶は直接すべき」と考える人は、形式を重視しがちです。
確かにかつての職場文化では、円満退職を礼儀とする空気で支配されていました。
しかし、現代の働き方や人間関係は多様化しています。
パワハラや退職拒否といった問題がある中、形式だけにとらわれるのは時代錯誤です。
私の場合、サービス残業が多いブラックな会社に10年間いました。
毎日が激務の中、とうとう嫌がらせに耐えられなくなり、やむを得ず退職代行を利用することとなったのです。
私と同じ状況下ではなくとも、このような環境で無理に退職を伝えるのは精神的に酷であると思いませんか?
大切なのは辞める会社への礼儀ではなく、自分自身を守るための決断力です。
3. 責任感がない/職場放棄だからダサい
退職代行を利用する人に対して「無責任」というレッテルを貼る人もいます。
しかし、責任感とは何かを見直す必要があります。
私の同僚にも、上司からの暴言や長時間労働に耐え続け、心身に限界を感じながらも「最後までやり遂げなければ」と思い込んでいる人がいました。
最終的に彼女はうつ病になってしまい、現在も病院に通っているようです。
果たして、これが責任ある行動と言えるのでしょうか。
退職する覚悟を持ち、自分で退職代行に依頼する判断を下すことこそ、現代における新しい責任の形です。
決して、無責任ではありません。
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私が退職代行を選んだ理由と葛藤(30代女性)
私が退職代行を選んだ理由は、自分自身と家族の幸せを守るためでした。
妊娠出産を機に、上司から毎日のように浴びせられるマタハラや嫌がらせで、自分の存在を否定されているような感覚が続きます。
自己肯定感が失われ、眠れない夜が増えていきました。
そして、いつしか子供と接する時間も素直に楽しめなくなっていたのです。
「退職代行を使うなんてダサい」という世間の声にも葛藤しましたが、それよりも自分の健康を損なうことのほうがずっと怖かったです。
退職の意思を伝えた時も強引に話し合いの予定が設定され、引き止めや脅しが予想されました。
しかし、当時の私は精神的にも追い詰められており、冷静に話し合いができる状態ではありませんでした。
そこで急きょ、退職代行に助けを求めることとなったのです。
最終的に自分自身の健康を守る道を選んだのは弱さや逃げではなく、勇気だったと思っていますよ。
↓私が実際に退職代行を使って仕事を辞めた時の体験談については、こちらで書いています。
よければ参考にしてみてください。

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パワハラや退職届を受け取らないなどブラックな職場の存在
ブラック企業に対して、真っ向から戦う必要はありません。
私のように、深刻なハラスメントと常態化する嫌がらせに苦しみ続ける人は決して少なくないのです。
次第に不眠や食欲不振に悩まされ、最終的にうつ病になってしまう人もいるでしょう。
しかし、ブラック企業ほど労働契約書には不利な条項が多く、逃げ道がほとんどないのが実情です。
私も健康が蝕まれ、家族に心配をかけました。
最終的に退職代行を使うという選択は「逃げ」ではなく「守る」ための緊急避難のようなものだったように感じます。
過度な引き止めや脅しが確実に待ち受けていた職場から脱出するためには、第三者の介入が唯一の道でした。
>>テレ朝「グッド!モーニング」や「令和の虎」出演で話題の退職代行モームリ(公式サイト)
会社側にとって退職代行を使われるのは非常につらいこと
退職代行が使われる背景には、企業側の対応に問題があるケースが多いです。
退職の意思を伝えても無視されたり、嫌がらせを受けたりする状況では従業員は追い詰められるばかりです。
それでも「みんな我慢しているから」と自己規制し続ける限り、労働者全体が不幸になってしまいます。
かつての私の職場もそうでした。
このような状況で従業員の一人に退職代行を使われると、労働環境の悪さが明るみに出ます。
他の社員にも使われる可能性も出てくるので、会社側にとっては非常にダメージが大きいと言えるでしょう。
しかし、そもそもブラックな労働環境を放置してきた会社側に最大の問題があるのです。
実際に私も退職後、社長からマタハラ上司へ聞き取り調査が行われたと、小耳にはさみました。
改善に至るかどうかは分かりませんが、職場環境改善へと少し前進したのは確かでしょう。
退職代行の利用は個人の逃げではありません。
会社の体質を浮き彫りにする、善良な行為です。
会社側も現実を直視し、改善へと動くべきだと考えます。
めんどうでストレスの多い手続きを「お金を払ってパスする」はダサいことではない
役所手続きや引越し作業、税務処理など日常生活でも「プロに任せて楽をする」ことは多いです。
退職も同様で、煩わしい書類準備や直接交渉のストレスを軽減するために、専門業者に依頼することは理にかなっていると言えます。
「自分でやるのが礼儀だ」や「恥ずかしいダサい」という価値観にとらわれる必要はありません。
実際に退職代行を利用した経験者として言えることは、「もっと周りを頼っていい」です。
頑張りすぎる人ほど自分で何とかしなきゃと思い込んでしまいがちですが、自立している人は上手に周囲の手を借りています。
そして、時間は有限です。
限られた時間の中で心の健康を守るためにお金を使うのはむしろ賢明な判断であり、決してダサいことではありません。
辞める予定の会社に気を使うことほどばかばかしいことはない
辞める会社に気をつかって得することは何もありません。
義理や人情を意識する人ほど、責任感が強く自己犠牲になりがちですよね。
私もかつて「最後くらいは自分で伝えよう」や「できれば波風立てず円満退職したい」と思い悩んでいた一人です。
産休育休に入る前には、引継ぎのためにそれまでなかったマニュアルを一から作り、業務の可視化を図りました。
また、子供の体調不良で周りに迷惑をかけたときは、菓子折りを渡すなどしてかなり気を使っていたのを思い出します。
しかし、毎日のように上司から嫌がらせを受け、サービス残業をしているのにも関わらず、会社は何も改善しません。
今考えても、本当にばかばかしいと思います。
なぜ、あんなにも会社のため職場の人のために尽力していたのか、不思議でなりません。
最終的に私は退職代行を使い、自分の人生を優先しました。
それは逃げではなく、自分を大切にする立派な決断です。
あなたも、遠慮なく次の一歩を踏み出していいんです。
まとめ
このブログ記事では、退職代行に対する偏見と実際の必要性について解説しました。
退職代行を利用する上で重要なことは、自分の健康と幸せを最優先に考えることです。
ブラック企業からの脱出は決して恥ずかしいことではありませんが、周囲の偏見に惑わされずに冷静に判断することが大切でしょう。
参考にしてみてください。
退職代行サービスを実際に使った経験のある方々に書いていただいたレビュー記事を下記で紹介しています。
↓よければ参考にしてみてください。

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