法律事務所の事務員を辞めたい…
法律事務所の事務員になったものの「辞めたい…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このブログ記事では、実際に法律事務所の事務職を辞めて転職した経験のある私が、
法律事務所を辞めたくなる理由や、あるあるな退職理由を紹介します。
法律事務所経験者が経験を評価してもらえる、おすすめの転職先も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
こちらの記事もおすすめ
この記事の目次
法律事務所の事務員にあるあるな退職理由3個
法律事務所の事務は弁護士を支える大事な仕事ですが、
事務所によってはブラックな面もあったり、退職を考える原因はいろいろありますよね。
具体的には、以下のような退職理由が多いです。
- 理不尽な人間関係に疲れた(ボス弁のパワハラ)
- 仕事とプライベートの混同
- 給料の安さへの不満
1. 理不尽な人間関係に疲れた(ボス弁のパワハラ)
個人事務所ではボス弁が絶対君主なので、毎日ボスの機嫌に振り回され、疲れることが多いです。
常にボスの顔色を窺い、やりたいことを察して、先回りして行動しなければいけません。
ボスがポカミスをしたら、事務員に責任を押し付けられます。
立場的に反抗は絶対に出来ないので、私は「とりあえず謝る」のが上手になりました。
ちょっと鈍臭くても人柄が良く、事務員のことも優しく気遣ってくれるイソ弁の先生もいるのに、
勝率が悪ければボスからキツく当たられているケースも多く、見ているのが辛いです。
顧客からの依頼ではパワハラやモラハラを弁護している一方で、
当の事務所では、まあまあブラックな人間関係が渦巻いています。
2. 仕事とプライベートの混同
個人事務所の場合、ボスの仕事と私事の線引きがあやふやな場合が多いです。
特に私の事務所では、とにかくボスの私事が多過ぎます。
同窓会名簿や家族旅行のしおりのような、業務に関係のないことまで押し付けられるので、
「家族旅行のしおりって…遠足じゃあるまいし」と作業をしながらもやもやしました。
こういうことが積み重なると、法律事務所を辞めたい気持ちが大きくなりますね。
3. 給料の安さへの不満
まさしく「心を亡くして」忙しく、自席に座る間もない程に走り回っている割に、
あまりに給与が安過ぎるというのも、退職を考える原因になります。
そもそも法律事務所の事務は、職種全体の給与相場が低い、という難点があるものです。
ただ、対処法として弁護士からのメンタル的なケアがあれば、離職率も減るでしょう。
でも私の事務所のように、ひたすら精神を擦り減らして働いているのに、
手取りで20万そこそこでは、非常に割が合いませんよね。
法律事務所事務員の経験を活かせる転職先2つ
↓法律事務所での経験を活かせる転職先としては、以下の2つがおすすめです。
- より大手の法律事務所(できればパラリーガル)
- 一般企業の法務部
それぞれの転職先の特徴や、向いている人について詳しく解説します。
1. より大手の法律事務所(できればパラリーガル)
転職先として安心なのは、これまでの仕事内容を生かせる別の法律事務所です。
大手事務所なら、個人事務所に比べて給与相場が高い場合が多いですし、
もしボスとの相性がよくなくても、人数が多い分人間関係に広がりができます。
さらに専門性のあるパラリーガルだと、求められるスキルは厳しくなりますが、年収は確実に上がりますよ。
せっかく思い切って転職するなら、やり甲斐とキャリアアップを目指しましょう。
2. 一般企業の法務部
一般企業は、法曹業界に比べてそもそもの給与相場が高いのがポイントです。
法務部を持つ企業は、転職時に選択肢に入れたいですね。
ただ、法務部がある企業は国際的な業務もしている場合が多く、
英語力やコミュニケーション能力を求められる傾向にあります。
今の法律事務所を辞めたいと思ったら、退職交渉をする前にコツコツ英語の勉強を始めて、
英語力を身につけてから転職するのがいいでしょう。
法律事務やパラリーガルの実務経験を、求人の段階で求めている企業もあるなど、
これまでの仕事内容を活かした大幅なキャリアアップが狙えますよ。
まとめ
今回は、法律事務所の事務員が仕事を辞めたいと感じる理由について解説しました。
法律事務所の仕事はやりがいがありますが、業務の負担が大きいこともあります。
ストレスを抱えすぎないよう、転職や働き方の見直しも選択肢に入れるとよいでしょう。
自分に合った働き方を見つけるための参考にしてみてくださいね。