営業辞めたい。これって甘え…?
↑結論から言うと、これは残念ながら甘えです。
でも、甘えでもいいよねって話です。
営業以外にも仕事はいろいろありますし、向いてない仕事をわざわざ頑張る必要もありません。
特に、新卒で大手企業に入れた人とかは「営業以外の選択肢はない」というイメージを持っている人が多いでしょう。
(特に男性総合職の場合)
ですが、社会人として転職する場合には、営業職以外の選択肢はいくらでもあります。
特に年齢的に若い人は、第二新卒カードもあります。
営業以外の職種に転職することは誰でも可能ですよ。
「営業辞めたい」は残念ながら甘え(でもそれでいい理由)
冒頭で見たように、営業マンが「営業辞めたい」と思うのは甘えです。
ですが、甘えでもいいのです。
↓その理由としては以下。
- 営業は基本的にパリピしか向いてない
- 向いてない仕事で頑張るのは無理ゲーすぎる
- 合わない人間関係からはさっさと逃避した方が良い
- 上司や先輩に相談してはいけない理由
- パワハラ&モラハラには退職代行で対抗すべき
1. 営業は基本的にパリピしか向いてない
営業という仕事は、いわゆるパリピ向けの職業です。
人と話をするのが苦手な人や、初対面で緊張してしまうタイプの人は向いていません。
しかも、常に実績や成績で同僚や先輩後輩と比較される仕事です。
もちろん、人と話すのが苦手な人でもまじめに営業マンを頑張っている人はいますよ。
ですが、こういう「努力して営業マンやっているタイプ」は「楽しみながら営業マンやっているタイプ(パリピ)」にはどう頑張っても勝てないのが現実です。
パリピで陽キャな人たちは、人と話をしたり、知らない人と会うのがそもそも好きな人たちです。
こういう人たちにはどうしても勝てません。
勝てないことがわかっている相手に、あえて勝負を挑む必要はないのです。
2. 向いてない仕事で頑張るのは無理ゲーすぎる
2025年現在、世の中にはものすごくたくさんの仕事があります。
基本的には売り手市場(仕事を探す側に有利)なので、無理に向いていない仕事をする意味はありません。
むしろ、自分に向いていない仕事で低いパフォーマスしか発揮しないことは、社会的な損失と言っても良いでしょう。
向いていない仕事で頑張り続けるのは、非常に非効率です。
営業という職種において、もし自分が本当に向いていないと感じるのであれば、その状況を変えることが重要です。
自分に合った職場で働くことが、長期的な満足感と成功につながるのです。
3. 合わない人間関係からはさっさと逃避した方が良い
仕事のストレスの8割以上は「人間関係」です。
営業マンには大きく分けると「職場の人たちとの人間関係」と「顧客との人間関係」の2種類があります。
どうしても合わない人間関係に当たってしまった場合、努力すれば努力するほど嫌われる…という悪循環になりがちです。
逆に、人間関係が会う職場や取引先とかかわることができれば、最低限の労力でも高いパフォーマンスを発揮することが可能です。
どういう人間関係に当たるか?は完全にガチャ要素(自分ではコントロールできない要素)なので、あなたに責任は基本的にありません。
こういう状況からは早めに逃げてしまった方が、メリットは大きいと言えるでしょう。
4. 退職についてだけは、上司や先輩に相談してはいけない理由
上司や先輩に相談することが一見良い選択肢のように思えるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
上司や先輩、同僚にとって、あなたが退職することは、彼ら自身の人事評価を下げることになります。
(特に上司については、監督責任やチームマネジメントの評価を下げられることですので、絶対に避けたいことです)
そのため、あなたが上司や先輩同僚に「実は営業辞めたいんだけど、これって甘えかな?」と相談した場合、ほぼ100%の確率で「しんどいこともあるけど頑張ろう」「社会人なんだから甘えちゃダメ」的な回答が返ってくることになるでしょう。
つまり、彼らはあなたの人生やキャリアを考えてアドバイスしているのではなく、彼ら自身の身を守るためにあなたにアドバイスをすることになるのです。
根本的な解決には至らず、むしろストレスが増すこともあります。
5. パワハラ&モラハラは退職代行で対抗
パワハラな職場環境や、モラハラ上司の言動に悩まされているなら、退職代行サービスを使うのも一つの手です。
上で見たように、上司にしてみるとあなたが退職してしまうと、彼ら自身の人事評価に関わりますから、全力で退職の引き止めをしてくる可能性が高いです。
多くの人が、上司の圧力や嫌がらせに耐えきれず、退職を考えるものの、実際に行動に移せないのです。
しかし、退職代行を利用すれば話は別です。
上司は、退職代行のプロセスを知っていることが多く、法律に触れることを恐れて、すぐに引き下がることがほとんどです。
退職代行は労働法のルールに従って、転職後に不利な状況が生じないよう、面倒な手続きを代行してくれます。
また、退職意思を伝えた以降の会社とのやりとりもすべて代行してくれますから、嫌いな上司と二度と顔を合わせないで済むのも大きいですね。
退職代行のデメリットとしては、何よりもお金が発生することです。
料金の相場としては1万円〜3万円程度。
未払いの残業代などの請求もやってもらう場合には5万円程度かかります。
ただ、退職を上司に言い出すストレスや、退職を伝えた後に退職日まで気まずい状態で働かないといけないストレスを考えると、メリットの大きいサービスと言えるでしょう。
営業が向いていない人の特徴(早めに辞めた方がいい人)
↓以下のいずれかに該当する人は、営業の仕事が向いていない可能性が高いです。
- 人と会うのが苦痛な人(合コン行くぐらいなら家で読書していたい人)
- 数字ノルマに追われるのが苦痛な人
- 他人と競争するのが嫌な人
- 断るのが苦手な人(NOと言えない日本人な人)
- ナンパとかできないタイプの人
- 出世欲や金銭欲がない人
- 自己アピールとか言われると吐き気がする人
上でも見たように、令和の現在、向いていない仕事で頑張ることに意味はありません。
営業以外の仕事に転職することも視野に入れてみましょう。
1. 人と会うのが苦痛な人(合コン行くぐらいなら家で読書していたい人)
人と会うのが苦痛な人にとって、営業職は特に厳しい職種です。
合コンに行くくらいなら家で読書をしていたいと感じる方にとって、毎日多くの人と関わる営業の仕事は精神的な負担が大きいでしょう。
営業はコミュニケーション能力が重視されるため、内向的な性格の方にとっては苦痛を伴うことが多いです。
無理に人と会うことを強いられる環境では、自己肯定感が低下し、ストレスが溜まりやすくなります。
自分の性格や価値観に合わない職種で無理をすることは、長期的には健康やキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
もし営業職が自分に合わないと感じているのであれば、早めに職場環境を見直すことが大切です。
自分のペースで働ける職種を見つけることで、より充実したキャリアを築くことができるでしょう。
2. 数字ノルマに追われるのが苦痛な人
数字ノルマに追われるのは、営業職の大きなストレス要因の一つです。
毎月の目標を達成するためにプレッシャーを感じ続けることは、精神的にも肉体的にも疲弊する原因となります。
営業という仕事は、結果が全てとされるため、ノルマを達成できないと自分の価値を否定されているように感じることも少なくありません。
特に、数字に追われることが苦痛な人にとっては、毎日の業務が重荷となり、やりがいを見出すことが難しいかもしれません。
そんなときは、自分に合った職種を見つけるために、転職を考えるのも一つの手段です。
転職活動を通じて、自分の強みや興味を再確認し、より適した環境で働くことで、ストレスを軽減し、充実したキャリアを築くことが可能です。
3. 他人と競争するのが嫌な人
他人と競争するのが嫌な人にとって、営業職は特に厳しい環境かもしれません。
営業は競争が激しい職種であり、常に他人との比較が付きまといます。
数字や成果で評価されるため、プレッシャーを感じることが多いでしょう。
特に、他人と競争することに抵抗がある人にとっては、毎日の業務がストレスの原因になることもあります。
競争が嫌いなのは甘えと捉えられることもありますが、それは個々の性格や価値観に基づくものです。
無理に競争の中で自分を追い込むよりも、自分に合った職種を見つけることが重要です。
営業職に向いていないと感じるなら、早めにキャリアの方向性を見直すことをお勧めします。
自分に合った環境で働くことで、仕事の満足度が向上し、より良い成果を出せる可能性が高まります。
4. 断るのが苦手な人(NOと言えない日本人な人)
断るのが苦手な人、つまりNOと言えない日本人な人は、営業職において特に苦労することが多いです。
営業は顧客との交渉や契約締結が求められるため、時には相手の要求を断る勇気が必要です。
しかし、断ることに抵抗があると、無理な要求を受け入れてしまい、自分の負担が増すばかりです。
このような状況ではストレスが溜まり、精神的に疲弊してしまうことも少なくありません。
日本の文化では、和を重んじるため、相手を傷つけないようにすることが重要視されますが、営業の現場では自分の限界を理解し、適切に断るスキルを身につけることが大切です。
断ることは決して甘えではなく、自己防衛の一環であり、長く健康的に働くための戦略でもあります。
自分の意見を持ち、必要な時にはしっかりと主張することで、営業職でも自分らしさを保ちながら働くことができるでしょう。
5. ナンパとかできないタイプの人
ナンパとかできないタイプの人にとって、営業職は大きな壁となることが多いです。
営業は人と積極的に関わり、商品やサービスを売り込むことが求められます。
しかし、ナンパが苦手な人は、初対面の人に話しかけること自体に大きなストレスを感じることがあります。
営業辞めたいと感じるのは、こうした性格的な要因が影響しているのかもしれません。
無理に自分を変えようとするよりも、自分の得意分野を活かせる職種を探すことが重要です。
営業職以外にも、コミュニケーションを必要としない職種は多数存在します。
自分の強みを見つけ、それを活かせる環境で働くことが、長期的なキャリア形成に繋がります。
ナンパができないことを甘えと捉えるのではなく、自分に合った仕事を見つけるためのステップと考えてみてはいかがでしょうか。
6. 出世欲や金銭欲がない人
出世欲や金銭欲がない人にとって、営業職は特に厳しい環境かもしれません。
営業は成果主義が強く、数字で評価されることが常です。
目標達成のプレッシャーや競争心が求められる中で、出世や金銭的な欲求が薄いと、モチベーションを維持するのが難しくなります。
こうした人たちは、他者との競争よりも自分のペースで働くことを重視する傾向があります。
営業職は、自己アピールや積極的なコミュニケーションが求められるため、内向的な性格の人には負担が大きいかもしれません。
転職を考えるなら、自分の価値観や働き方に合った職種を見つけることが大切です。
たとえば、クリエイティブな職種やバックオフィスの仕事など、個々のスキルを活かせる場が広がっているため、そうした選択肢を検討するのも一つの手です。
自分に合った環境で働くことで、仕事への満足度も向上するでしょう。
7.自己アピールしてとか言われると吐き気がする人
自己アピールしてと言われると、心の中で無理!と叫びたくなる人も多いでしょう。
営業職では自己アピールが求められる場面が多く、それが苦手な人にとっては大きなストレスです。
そもそも営業職は、自己アピールが得意な人が向いている職種です。
自己アピールが苦手な人は、無理に頑張ることで精神的な負担が増し、結果として心身に悪影響を及ぼすこともあります。
そんな時は、無理をせずに自分に合った職種を探すことが大切です。
営業職を続けることが必ずしも正解ではありません。
自分に合った環境で輝ける場所を見つけることが、長い目で見れば最良の選択かもしれません。
自分を大切にし、無理をしない道を選ぶことも重要です。
営業から事務職に転職するコツ
営業から事務職に転職するのは、正しい手順を踏めば成功率を高めることができます。
↓以下のような手順に従って、焦らず計画的に取り組みましょう。
- まだ年齢若い人は第二新卒枠を狙え
- なんの事務職を狙うか?を決めよう
- 転職理由なんて正直に言わなくていい
- 転職活動は自力でやるな(丸投げすべし)
- 転職活動は必ず「在職中」に始めるべし
以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
1. まだ年齢若い人は第二新卒枠を狙え
第二新卒枠は、特に年齢が若い人にとって絶好の転職チャンスです。
営業職を辞めたいと感じるのは甘えではありません。
むしろ、自分に合った職場を探すためのステップです。
第二新卒枠は、未経験職種への挑戦を歓迎する企業が多く、キャリアチェンジを考えている人にとって非常に有利な選択肢です。
新しい環境での成長を期待できるため、営業職が合わないと感じたら、早めに動くことが大切です。
転職活動を始める際は、自己分析をしっかり行い、自分の強みや興味を明確にしておきましょう。
これにより、面接でも自信を持って自分をアピールできます。
第二新卒としての転職は、将来のキャリアに大きな影響を与える可能性があるため、慎重に準備を進めることが成功の鍵です。
2. なんの事務職を狙うか?を決めよう
事務職希望とだけ伝えるのは、採用担当者にとって具体性に欠ける印象を与えます。
事務職と一口に言っても、総務、経理、人事など多岐にわたります。
自分がどの分野に興味があり、どのようなスキルを持っているかを具体的に説明することが大切です。
また、なぜその職種を希望するのか、過去の経験やスキルをどう活かせるのかを明確にすることで、採用担当者にあなたの真剣さや適性を伝えることができます。
さらに、事務職に求められるスキルや資格を取得することで、希望職種への熱意を示すことも可能です。
例えば、簿記やPCスキルの資格を持っていると、応募書類に具体性が増し、採用担当者に好印象を与えることができます。
このように、具体的な目標と計画を持って転職活動に臨むことが、採用への近道となります。
3. 転職理由なんて正直に言わなくていい
転職活動を行う際、転職理由なんて正直に言わなくていいと言われることがあります。
特に営業を辞めたいと考えている場合、理由を正直に話すことが必ずしもプラスに働くわけではありません。
企業側はポジティブな理由を求める傾向があるため、甘えと受け取られるような理由は避けるべきです。
例えば、営業の過度なノルマやストレスが理由であれば、自己成長の限界を感じ、新たな環境でスキルを高めたいといった前向きな表現に変えると良いでしょう。
また、転職理由を語る際は、次の職場でどのように貢献できるかをアピールすることが大切です。
これにより、転職活動がスムーズに進む可能性が高まります。
転職理由をうまく伝えることで、新しいキャリアの道が開けるのです。
4. 転職活動は自力でやるな(丸投げすべし)
転職活動を成功させるためには、プロに任せるのが賢明です。
自力での活動は時間と労力を消耗するだけでなく、最適な求人を見逃す可能性も高まります。
特に営業職からの転職を考えている場合、専門的な知識を持ったエージェントを利用することで、あなたのスキルや経験に合った職種を見つけやすくなります。
エージェントは求人情報の提供や面接対策など、細かなサポートを行ってくれるため、安心して転職活動を進めることができます。
また、在職中に転職活動を始めることで、経済的な不安を軽減し、より良い条件での転職が可能になります。
自分一人で悩まず、信頼できるプロに相談することで、転職の成功率を高めましょう。
5. 転職活動は必ず在職中に始めるべし
転職活動を在職中に始めることは、リスクを最小限に抑える賢明な選択です。
まず、収入が途切れないため、生活に余裕を持ちながら次のステップに進めます。
また、在職中に転職活動を行うことで、より多くの選択肢を検討することができ、焦らずに自分に合った職場を見つけられます。
さらに、在職中であれば、会社との交渉力が増し、転職先の条件をより有利に進めることが可能です。
営業を辞めたいと感じるのは甘えではなく、次のステージに進むための大切なステップです。
転職活動を在職中に始めることで、心の余裕を持ちながら新しいキャリアを切り開いていきましょう。
まとめ
今回は、営業を辞めたいと感じる理由やその対処法について解説しました。
営業が向いていないと感じたら、自分に合う環境や仕事を見つけることが大切です。
転職活動をする際には、焦らず冷静に進めることがポイントです。
ただし、上司や先輩に頼りすぎると逆に迷うこともあるため、自分に合った方法を選びましょう。
この内容を参考にして、自分の道を見つけてみてください。